剪定を終えた午後、ほぼ出来上がっているSNCF 140Cの動作確認をあらためて行いました。二ヶ月も放置してしまうとどう仕上げていたのかすっかり忘れており、操作慣熟のための運転と云った方が良さそうです。 今回もエアコンプレッサーで長目に動かして摺動部に潤滑油を多めに与えてあたりを取ったつもりです。クロスヘッドの摺動部ではオイルが若干ながら黒く汚れますが、前回よりも調子が良さそうです。
コロの上に乗せてボイラーの全ての弁を閉じ、給水管から空気を送ります。排水弁の締まりがまだ固いのでラジオペンチの補助で全閉しました。潤滑油を軽い機械油から運転で用いるシリンダー潤滑油にしました。軸動ポンプナットを締めすぎていたのを軽めに変更し、加減弁を開いたタイミングで写しました。
軽やかな排気音を立てて無事回転しました。漏れている箇所もなさそうです。安心するのはまだ早いのですが、これならば火を入れても大丈夫でしょう。
運転室もシンプルで上手くまとまっています。この機関車には火室扉が付いているので運転操作は多分楽だと思います。右から水位計、加減弁ハンドル、火室扉、圧力計、通風弁、逆転機レバーという配置です。運転室の左右には粘着力を上げるために真鍮ブロックを付加しました。
テンダーとセットで写真を撮るのは今回が初めてです。
地味な機関車ですが、牽引力が大きくてオーナーの評判いい機関車とのこと。大枚をはたくと石炭炊きボイラーになるとのことですが、もうそのサービスは止めたようですね。
前面の面構えも地味です。2-8-0の車輪構成はJNR9600と同じコンソリデーションです。 パワフルなはずです。
ちょっと珍しい仏蘭西國鐵(SNCF)の蒸気機関の完成はもう間近です。作成経緯はHomepageを参照ください。
来月の運転会にこの機関車で出席したいと考えています。それまでに火入れ慣熟運転をクリアしたいと思います。アルコール瓶2本分は動かしておきたいのですけどどうなるだろうか?
久し振りのライブスチームレポートでした。