昨日は外出先で豪雨に遭遇しましたが、幸いバスに乗って豪雨の帯を突破しました。地元の駅に着いた頃は晴れ間がちらり、ほぼ濡れることもなく帰宅できました。
さて本日は仕事でないぶらりして早めに帰宅しましたが、雨の降り出しが遅くなったので何事もない一日でした。ボンヤリとぶらつきながら考えていたのはやっぱり汽車ポッポでしょうか。(^0^)
このところ斉藤晃さんの一連の蒸気機関車本を読み直しています。斉藤氏の著作には三部作あっていずれも蒸気機関車のメカニズムについてかなり切り込んで採り上げてあり、読み応えのある本です。三部作目の「蒸気機関車の200年史」のダイジェスト版的本もあります。 しかしながら「蒸気機関車の興亡」、「蒸気機関車の挑戦」 は、入手しづらくなっているようで古本になるかも知れません。 蒸気機関車の技術の流れを英米仏独といった主要な蒸機王国を対象に横断的に論じてあるのでわくわくしながら読み進めます。 蒸機のメカニズムに興味ある方にはご一読をお薦めします。最初に読んだ時には視野が一気に広がるような気がしました。模型であっても蒸気で動くのが蒸気機関車であると思うようになった次第です。(^0^;)
そして日本の蒸気機関車の発展史が意外にも独りよがりであると思い知ったわけです。技術はグローバルな視点で開発していかなければいけないなと思い知らされました。ハイ。
此処にも都合のいいことだけが公開されており、知らしめたくないことは何となく伏せられていルと云うのが私の感想です。例えば日本の蒸機の軸受け類にはその終焉までローラーベアリングが使われることはありませんでした。戦争相手の国は戦前から使っていたというのに。(^0^;)
この様な機関車を作ってみるという恐ろしさ。ペンシルバニア鉄道の蒸気タービン機関車です。古い本から抜き取った写真なので掲載してもいいと思いましたが。さて如何に
子供の頃の本には原子力機関車なるものがありましたが、まだまだ科学に夢を抱いていた時代でした。
そして米国の巨大な機関車に利用されていた主台枠一体鋳造も我が國では無理だった技術です。 戦前には欧州で当たり前の100km/h越し運転も知らんぷり。 戦後、狭軌では世界最速という記録で自己満足しましたが、実は南アフリカに負けていたというのに・・・・。
新幹線も素晴らしいのですが、なぜフランスのTGVは世界最速なのかと云うことも技術的な観点から納得できます。
ちょっとへそ曲がりな内容ですが、当たり前のことを当たり前に書いてあるので大変好感の持てる本です。
タービン機関車の中味を書いた本、1945年3月のものですから時代を考えると恐ろしくなる技術です。彼我の差は今でも縮まっていないのではとこの頃の蒸機の本を見ると感じてしまいます。
情報通信でも同じことが言えるのかも知れません。負けられません。(^0^)
支離滅裂な内容失礼しました。
ご無沙汰しています。
ところで、日本の鉄道技術が独善的であった、というのは全くその通りですが
>なぜフランスのTGVは世界最速なのか
は、実体験から言って問題ありです。
TGVは確かに巡航速度は300km/hを超えていますが、車体剛性が不足して直線区間ですらミシミシ唸るのと、路盤側のカントが不足して曲線区間では体が車体に押付けられる事により、乗り心地は(あのあまり良くない)東海道新幹線より更に劣ります。
それから走行時の騒音は、これまた日本ならプロ市民による住民運動が頻発するレベルです。
ま、フランスも日本以上に硬直した社会ですから、そういうことになるのでしょう。
何せ、ナポレオン3世が創設したエコル何とやらを卒業した者は、無条件でエリートと看做されプロモートして行くのですから、日本の上級公務員試験に合格した法文系の諸君より、更に性質(たち)が悪いと思われます。
事実上破綻状態にあるギリシャの対外債務の半分以上はフランスですから、フランス支配層の先見性の欠如と無能無責任も、これまた日本の民主党政権と甲乙付け難いでレベルです。
他人が酷い状態にあるという事は、我々にとっては何の慰めにもなりませんが・・・
おっしゃる通りであります。(^0^)
蒸機を技術的観点から見るということで、電機は私の範疇外。九州新幹線の眺めの悪さから地面を走らせよと思った次第です。
複式蒸機が目下の興味の対象なのでこんなところでご容赦の程を。(^0^;)