からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

吉祥寺北裏鐵道11月運転会

2011年11月20日 23時14分12秒 | からくり情報

 普段の生活の課題に影響されてか、このところの工作は失敗続きであります。 これを打破するべく吉祥寺北裏鐵道運転会に出かけました。 いつもより早起きしたつもりですが、昨日の暴風雨のおかげで全く準備できてなかったため、家事を終えて慌てて出かけたのが9時半過ぎになってしまいました。 いつもと違う週のせいか参加者がちょっと少なめ、近所のギャラリーは集まっているのですが、走っている蒸機も少なく、オーナーが電気式蒸気機関車を出してこられて急遽素人衆への対応となった次第です。

さて、小生の持ち込んだ蒸機は超小型の部類に属する伊予鐵道クラウスクラウスに縁のある方から譲り受けた英國型フリーのKatieでした。今回は実績の乏しいクラウスを粘り強く走る蒸機に仕立てたいのです。線路上で走らせるのは初めてです。小型機関車は二台同時に運搬出来るので年寄りに優しいですね。(^0^;)

本日の注目すべき機関車はこれです。蒸気機関車ではありません。熱空気機関車?です。蒸気で動くから蒸気機関車。気体の膨張/収縮の力で動くから何と云えばいいのでしょうか?

Cimg1324_3 協和合金製スターリングエンジンを動力として組み上げた気動車です。エネルギーの元はバーナー式ガスライターの炎、それが空気の膨張収縮力を回転エネルギーに変換し、発電機を駆動し、その電力で電動機を回しギアを介して動輪に伝えます。 その間電動機に適した電力に変換するDC-DCコンバータを備えています。

つまり、炎 -> 空気の膨張収縮 -> 回転力 -> 発電 -> モータ -> 動輪  と云う流れです。

回りくどい変換ですが、実物でも採用される現実的な姿です。 先日報道されていた圧電素子やペルチェ素子の微弱電力を利用する番組は一般大衆を扇動するマスコミネタであることを知っていたほうがいいねと製作者と盛り上がった次第です。 とにかく取り出せる電力はほんの僅かなのでいつ実用化されるのかはウーンと云うところでしょう。

 ちなみに始めて姿を見せたハイテク機関車は一周するのに10分近くかかったのではないでしょうか。ライブスチームでしたら低速でも1分はかからないと思います。 でもこのシステムを具体化したHGさんに乾杯です。(^0^)

その一方で私の持ち込んだ機関車二両の成績は、予想通りの結果でした。

実績あるKatieは安定した力強い走行でした。ラジコン化しているので空釜を焚くことだけ注意していればいい機関車です。 クラウスは、走り装置がまだ馴染んでいないせいか加減弁の微妙な調整が困難で暴走してしまいます。つまり加減弁の僅かな開角度では起動しないのでちょっと開くと高速度になってしまいます。 蒸機らしいゆっくりした走行にはまだまだ走り込ませる必要がありそうです。 加減弁の開角度を如何に小さくするかが課題です。

模型機関車はスケールスピードを如何に実現するかも醍醐味の一つです。

Cimg1329暴走を防ぐために重い貨車が必要だったのでスターリングエンジン駆動車を拝借して走らせました。 重量は3kg、発電負荷も含めると実質牽引重量としては更に重かったと思います。 まずまずの周回でしたけど線路条件の悪い箇所手で停止したりしたのでまだ不安定な機関車です。初回この程度だったので走り込めばいい機関車になりそうです。 ただし、ガス注入が不安定でこの方法をマスターする必要があります。

Cimg1334 選手交代し、Katieクラウスを牽引させました。こちらはその重量と走り込みが充分なせいか安定した走りです。 ご覧のように煙突からの排気が目立つ機関車です。前オーナーが装着したチャフの効果で力強い排気音が聞こえます。 一方のクラウスにも新方式のラッパ式排気管が装着されているのでなかなかいい排気音でした。 この牽引を見るとクラウスも牽引だけで動輪が回るまでにあたりが取れてきました。

Cimg1333 前方から写すと排気の白煙がいい雰囲気です。

本日は線路がガラガラ。しかしながらいつものように自分の機関車の走行に懸命になると出場した他の機関車を写しておりませんでした。くりさんのBR44、RCで快走しておりましたけど写真がありません。写したつもりでしたけど。(^0^;)

 Cimg1323

写した僅かな枚数の中にH田さんのキャブフォワードがありました。燃焼系が今一つのようで調整に余念がありません。

汗ばむような日中でしたが、一ヶ月ぶりに運転を楽しんできました。明日から寒さが戻るようです。 気を引き締めて風邪を引かないようにしなければと思っています。

一日楽しませていただいた北裏鐵道のオーナーに感謝いたします。

翌朝、眠気まじりで書いた変な文章を見直しておきました。(ペコリ)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。