昨日の日曜日は天気予報が外れて好天に、おかげで気持ちのいい一日でした。前の晩久しぶりに熟睡したせいかも知れません。
予想外に長くかかってしまった表記機関車の再生でしたが、何とか吉祥寺北裏鐡道の運転会に持ち込んで走行確認することが出来ました。100%とは云えないまでも完成宣言してもいいかなと思います。詳しくはいずれHomepageにまとめますが、午前と午後に二度走行させました。時間の経過とともに次第に快調になっていくのを感じました。エンジンやギアが馴染んできたのでしょう。慣らし運転は大事です。
準備中の写真です。全体をつないだ姿で写したのはこれが初めてですが、大きいというのが会員の感想でした。
後方から見た駆動軸です。エンジンの回転が全車輪に伝える仕組みが見て取れると思います。そうそう、さる「からくり名人」から駆動軸の先端に小型発電機を仕込んでLEDライトを点けてみたらと恐ろしいご提案をいただきました。この方は蒸気熱発電機の発明家であります。(笑)
家庭用コンロのブタンガスを注入し、バーナー点火、五分程度で安全弁が噴き上がりました。水をたっぷり入れていたので壮大な吹き上がりです。
この先は動画優先で撮っていたので写真がありませんが、うまく走りました。動画は新型カメラを使ったので使い回しが面倒なのでまだ公開できていません。
問題点は予想通りゴム管が抜けやすいことでした。とくに圧力のかかった給水系統で根元からの漏れがあります。安全弁が噴き出す4kg/cm2前後での注送時に第一台車の接続点で漏れています。加減弁を開いて圧力の下がった状態での漏れはないので確実に装着する手段を考えれば何とかなると思います。 同じ問題がガス管でも発生しています。生ガスが管に入った際に管内圧力が上がり過ぎてポンと抜けてしまいました。ここはたまたま大口径のシリコン管があったのでご覧のように二重にしたところその後は問題は出ませんでした。要経過観察です。
このように今回の課題は給水系の強化です。給水が不十分のままではガス炊きでは空釜をやりかねません。みっともないことを承知の上でボイラーの水位を高めにして運転していたので水まみれの機関車になってしまいました。ボイラーの水抜きはやっぱり安全弁を外して行うことになりました。これはどうしようもありません。
運転状態はギアから発する音は小さく、スルスルと走るのは意外でした。その昔の阿里山シェイと違って正規なギアなので大きく改善されていました。手で連結器を掴み加減弁を開いていくとドラフト音が大きくなりますが、単独走行では荷が軽すぎて電動のように思われました。牽引力をいずれ測定して私の計算値と比較したいと思います。
このような試運転でしたが、二度目はガス充填が巧くいったのか40分近く走っていました。恒例の出席者記念撮影の間もくるくると回っていたので予想以上に逞しい機関車のようです。ひょんなことから無理をして導入した機関車ですが、導入結果は大成功でした。問題点を改善し強靱な機関車に育て上げたいものです。 以上が取り急ぎの試運転レポートです。
(追記)
事務局長Sさんの写真を二枚拝借致しました。ありがとうございます。
走行中の写真はなかなか撮れません。見事に止まった流し撮り、エンジンの回転と安全弁からの蒸気がいい雰囲気です。
こんな具合に路上整備をしていました。英国型と米国車が隣り合わせるのは模型ならではの光景です。
(追記お終い)
肝心の運転会は試運転で懸命になってしまい殆ど見学する余裕がありませんでした。そういえばどなたかが持ってきていた本も結局目を通しませんでした。
国鉄型の多い運転会だったかも知れません。いや、あとでくりさんがA3,9F、Duchessという英国型三羽烏を走らせていましたね。
夕方は赤堤の六所神社で開催の六所の森コンサートを途中まででしたが楽しんできました。