福島原発事故による放射能汚染でタラノメが販売不可となって10年以上
経過した昨春、市から「検査で合格すれば販売可」との連絡が入った。
既に事故の翌年に5千円の検査手数料を支払って「合格通知」を得ていた
ので、検査不要と思って問い合わせたら「再度検査が必要」とのことで驚いた。
更に今日、今春の対応についても「昨年検査合格でも再検査が必要」と驚愕
の見解を示され呆れてしまった。
それほどまでに「市民の食生活の安全」に厳格さを貫くのであれば、放射能
汚染の元凶である原発を止めるべきで、被害者にのみ「石橋を叩いて渡る」
厳しい基準を課すのは「単なる弱い者イジメに過ぎない」と対応した若い職員
に抗議した。
いくら抗議しても方針が変わることが無いことを知りつつも腹立ちついでに
次のような「思い出話し」をして席を立った。

福島原発事故が起きた翌年、県から鶏卵生産者に文書が届いた。
「鶏に野菜屑等を食べさせてはならない。違反したら鶏卵の販売を停止させる
ことになる」と、まるで生産者が放射能汚染の原因を作ったかのような高圧的な
内容だった。
ムッとして直ぐ電話で「今回の事故は原子力ムラで暮らす人々が私腹を肥や
すために危険極まりない原発にも関わらず『安全神話』を捏造して引き起こし
たもので生産者は被害者である。加害者から命令口調で言われる筋合いはない。
文書の冒頭で『お詫びの言葉』が有って然るべき。」
更に続けて「そもそも放射能汚染で販売が禁止されているのは山菜であり、
野菜は販売を続けている。人間が食べて大丈夫にも関わらず『鶏に食べさせ
てはならない』とはどういうことか」と抗議した。
県の担当者は「国から来た文書をそのまま流しただけ」と言い訳するだけ
だった。
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