ヒトの平均寿命を90歳だとして 人口が1億2000万人であれば 一日あたり平均3653人は亡くなっていることになる
決してヒトは「永遠に生きている」わけではない
ワクチン接種後 何日か後に亡くなったとしても それが高齢者であれば単に寿命だった可能性は充分に存在する
「ワクチン接種後に死亡」という事例があっても 「絶対に死なない」わけではない
数件の「因果関係不明」の死亡例は ワクチンを接種しようがしまいが存在するものである
だが COVID-19感染による重症化死亡は因果関係が明らかであり 既に15,308人(2021年8月10日現在)に達する
これが客観的数値である
「ワクチン接種後に死亡 因果関係は不明」という報道によって 視聴者にミスリードを与える可能性があるからといって Yahoo!ニュースでは死亡例報道自体を控えたというのだが
これはむしろ情報隠蔽に該当するので 本来ならやめて欲しいものである
報道の客観的説明をすれば 「接種後に死亡」という事実が短絡的に「ワクチンは危険」という帰結にはならないのだが ある種の錯覚によって 「接種後に死亡例があるからワクチンは危険」というデマが蔓延してしまうこともある
原因は簡単で 観念的猜疑心が優先して 論理客観的根拠証拠よりも感情的拒否反応が優先してしまうことで恐怖心を煽り 多くの人がデマの方を信用してしまうことに陥るのである
ヒトにはそういう先天的欠陥が存在している
よくわからないものは怖いのだが 本当は世の中わからないことの方が多いのであって ワクチンだけがわからないわけではないのだが 日常的に慣れていることには恐怖心が働かないのが脳の性質である
公園で鳩の群れに自転車が横切る時 鳩は車輪一本分だけしか避けようとはしない 鳩は自転車に慣れてしまっているので 怖くないからである それで安全かと言えば 慣れすぎた鳩が自動車や列車に衝突して死んでいる例は結構多いものである 多少死んでも鳩は多いので 生存とか種の保存には適して絶滅はしない それが「生物」の脳の習性であり どんなに危険だと数値的証拠を出しても ヒトはスマホ歩きだのスマホ運転をやめようとはしない
主観的安心満足が 論理客観的安全性よりも優先してしまうバカが圧倒的に多いのである
論理客観的根拠を検証できないヒトというのは どんなに論理客観的証拠を提示しても無駄である
何せ自分の主観的感覚に過ぎない恐怖心や猜疑心ばかりが優先してしまい 自己客観性が全く働かず 「自分だけは絶対に間違っていない」という洗脳状態に簡単に陥ってしまうからである
更には 一度信じ込んだ話がデマであることを認めることは デマを信じ込んだ自分の頭の悪さを認めなければならないため これが気分的に「嫌」なので 認知的不協和を解消する形で気分の悪くなる客観的事実の方を拒絶し続けるようにもなる
デマを鵜呑みにするヒトは 詐欺やカルト宗教にも簡単にカモられる カモられないためにはデマか真実かを見分ける客観性が必要不可欠である
バカのままでいて得をするこた一切ないのである
私自身も「ワクチンが絶対に安全」だとは言えない
だが 今入手可能な客観的情報に基づいて考えれば 「デルタ株に感染して重症化するリスクの方が圧倒的に高い」ということは言えるのである
「絶対に安全」だとは言えないのだが それなら「日常生活を送っていて隕石が頭に直撃して死亡するリスク」も存在しているわけで あらゆるリスクというのは程度問題であって絶対的なものではない
太陽光紫外線や自然放射線による発癌リスクまで怖れていたら もはや生きているだけで恐怖になってしまうだろう
飛行機事故で亡くなる確率よりも 街を歩いていて自動車に轢かれる確率の方がはるかに高いのだが 飛行機事故の方が大惨事になりやすく 一度に亡くなる数が多いために 観念的な恐怖を感じる人は多い
飛行機事故の場合 飛行機がトラブルを抱えても乗客は何もできず ただ死ぬのを待つという地獄恐怖時間を体験をしなければならないのに対し 街を歩いていて自動車が突っ込んで来る場合には 自力でなんとか避けるなどの「逃げ道」がありそうなために 感覚的に安心感があるとも言える
ヒトは どうしても完璧な絶対的安全みたいなものを追求しがちな習性があるのだが そんなものは実際には存在しないのである
ヒトは皆必ず死ぬのだが それでも他人の無責任な行動によって理不尽な「人災」で死にたいとは思わないであろう
人為的な環境破壊による絶滅も避けたいと思うであろう
だから自分の責任の範囲内において社会的責任は全うする必要はある
ワクチンに対する観念的恐怖心の強いヒトほど 「一人で夜過ごすことの不安」を解消するために複数で密集密接して泥酔したがる傾向や 不摂生な食生活で不健康な傾向が見られる
それはトンチンカンというものですよ
ニコチンだのエタノールで脳を麻痺させることや 不摂生で肥満の方が ワクチンの危険性よりも高いことは 今の所明らかである
メッセンジャーRNAワクチンは臨床での検証がまだ未解明な部分は存在してはいるが むしろアストラゼネカ製ワクチンの方がごく稀な血栓症リスクでも使用が止められていることからも メッセンジャーRNAワクチンのリスクは現状では高いとは言えない
モデルナ製mRNAワクチンによる心臓筋膜の炎症リスクも 重症化の例はほとんどないし 万一発症しても対応は可能だという
「万一」と書いたが 実際の発症例は「数百万分の1」だとか
世界中で膨大な数の接種回数からすれば 何らかの重篤な副反応リスクは今の所低いと見て良い
RNAは体内では分解されやすく 2〜3日で分解されてしまうものだと言われており 現状では危険性は確認されていないのである
デマを信じこもうとする人の心理 気持ちは 正直よくわからない
メカニズム的にはわかるのだが 観念的(気持ち的)にはわからないのである
NHKで「コビなび」の「妊娠中にワクチン打ったメンバー」に対する誹謗中傷コメントを真に受けて泣いている映像が流れてたんだが
誹謗中傷なんぞしている奴は相手を悲しませたり困らせたりすることで優位に立ったと勘違いしている変態なので
テレビで被害者が悲しんでいる映像なんぞ流すべきではないと思うのだが
どういうわけかNHKってのは「被害者情報が被害の再発防止に役立つ」などと称して異常なまでに垂れ流そうとする習性がある
国会原発事故調査委員会報告書の一体どこに「被害者の情報」が掲載されているというのであろうか むしろ加害者側の過失や失敗点の方を徹底して調査しているのであって NHKはこれを理解していない
文化系の奴らってのは お涙頂戴感動的お話で被害防止に役立つと思っているフシがあるんだが むしろ加害者側からしたら「コイツら泣いてるよ ヒャッホー」と喜んでしまい 誹謗中傷中毒が悪化するんじゃなかろうかと危惧している
被害者が悲しむ様子に共感できる人なら最初から誹謗中傷なんぞ書かない人なので 被害者の情報を垂れ流す必要性なんぞありゃしないのである
誹謗中傷中毒というのは 他人を貶めることで自分の方が優位に立てたという「感覚(錯覚なのだが)」に中毒になっている いわば「病人」なので 被害者が悲しんだり苦しんだりしている様子を放送しても反省を促すことにはならず むしろ喜んでしまうはずである
「他人の不幸は蜜の味」と言うが そう思っているのは誹謗中傷中毒の精神疾患者だけである
そもそも糞くだらない「便所の落書き」レベルのコメント書き込みなんぞ 頭のイカれた「病人」の寝言戯言に過ぎないのに 何で泣いてんだと 泣くようなことじゃないだろと そんなことで泣くなと 私は思う
まあ 私が主観的に「思う」ことが普遍的なわけではないのだが そんなことで悲しんでしまうからネットいじめで自殺するようなことが起きるんだろうと それこそ「クソリプ」「クソコメ」なんぞ病人の落書きだと笑ってしまうとか 松田ゆう姫みたいに「お前大丈夫か?」的に心配した方が良いんじゃないかと
そもそも「コビなび」メンバーなんだから医師免許持ってるわけで 精神医学だって習ってるだろうと それなら異常な書き込みなんぞしてくる「患者」は むしろ心配して治療に持っていった方が正解なんじゃなかろうかと
私は思う
何かマスコミってNHKに限らず やっていることがトンチンカンで合理性に欠けている
犯罪の再発防止に役立つというのであれば むしろ加害者側の生い立ちとか 生育環境とか 思考の異常性について根掘りん葉掘りん掘り下げることの方が役立つはずである
元暴力団員が「あれは洗脳ですよ」なんて証言していれば暴力団員になろうと思うバカは減るだろうし 誹謗中傷中毒患者の心の闇を暴いてしまえば自分の病理を自覚してやめるだろうと
私は思うのだが NHKの制作者達はそうは「思って」いないらしい
Ende;