簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 へんろ道

2009-03-17 | Weblog
初回は十番 切幡寺までを二泊三日の予定で立てた。
比較的市街地に近く、へんろ道も平坦なところが多いらしいので、小手調べ。
初回から無理は禁物、初めとしては丁度良い。
区切り打ちでの歩き遍路、一回目の旅立ちだ。

二番 極楽寺、三番 金泉寺を過ぎると撫養街道は、徳島自動車道をくぐり、四番 大日寺、五番 地蔵寺へと至る。
ここまで12キロほどのへんろ道。
さほど厳しい上り下りも無く長閑な春の市街地は、歩きやすい。
多くは同じ方向へ向う遍路だ。後先になりながら次の札所を目指す。
時折歩き遍路とすれ違う。逆打ちの遍路であろうか。仙人のような風体の遍路がいた。

へんろ道とは言え、多くは幹線道路の車道や歩道を歩くが、時折古い道に分け入る。
緑の木立の中、木の根道であったり草の茂る地道であったり、民家の庇をかすめ、庭先を通り抜けるような道も有る。ほっとするひと時だ。
標識も整備されているので迷うことは無い。まだまだ元気だ。
六番 安楽寺までは、右に徳島自動車道を見る淡々とした道が5キロ以上も続く。

すぐ横を軽快なスピードで行き交う車を横目に、ただひたすら歩く。
春とは言え日差しは結構強い、歩き続けると額にはうっすらと汗が滲む。
次第に会話も減り杖を突く音だけが歩道に響く。

その時一台の車が近くに寄り、停止した。

【写真:へんろ道】
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