雨の朝、血圧の上がることばかりだ。
まるで初夏を思わす陽気が続いた昨日までとは打って変わって、少し肌寒さを感じる朝。
久し振りにまとまった雨の降る日となった
目の前を行き交う車は、多少多く感じられる程度で、普段と余り変わりない光景だ。
何時ものように、何時もの時間、何時ものバス停でバスを待つ。
その時、大型のトラックが轍に溜まった水を激しく跳ね上げて通り過ぎて言った。
「アッ!」と思ったときはもう遅い。
二三歩後ずさりしたものの、激しく飛び散った水しぶきが僅かにズボンの裾を濡らした。
「くっそ~ぅ」顔を上げたその先を、トラックは何事も無かったように遠ざかっていく。
睨みつけてみたものの全くの無力で腹が立つばかりだ。
バスが来なくてイラついている時だっただけに余計腹が立った。
それにしてもバスが来ない。
いつもなら、このバス停では5分ほどの遅れで到着する。
しかし、今は10分になろうとしているのにまだバスは来ない。
一つ手前のバス停は、500mほど先に見通すことが出来るが、そこにバスの姿は無い。
ジリジリと苛立ちが募りだした。と同時に頭の中でしきりに算盤を弾き始める。
雨の日は、何時もの倍かかるから、後待てるのは5分ほどか?
これで、もしこなければ家に帰って車を出して・・・でも、家に引き返せばそれだけで10分はかかるし・・。こんな日は車も思うようには走れないし・・。
そうなると、このままバスを待ったほうが得策か・・。
一つ手前のバス停を望みながら頭の中がグルグル巡る。
ああっ、血圧上がる~。
【写真:怒りの形相(本文とは無関係)】
まるで初夏を思わす陽気が続いた昨日までとは打って変わって、少し肌寒さを感じる朝。
久し振りにまとまった雨の降る日となった
目の前を行き交う車は、多少多く感じられる程度で、普段と余り変わりない光景だ。
何時ものように、何時もの時間、何時ものバス停でバスを待つ。
その時、大型のトラックが轍に溜まった水を激しく跳ね上げて通り過ぎて言った。
「アッ!」と思ったときはもう遅い。
二三歩後ずさりしたものの、激しく飛び散った水しぶきが僅かにズボンの裾を濡らした。
「くっそ~ぅ」顔を上げたその先を、トラックは何事も無かったように遠ざかっていく。
睨みつけてみたものの全くの無力で腹が立つばかりだ。
バスが来なくてイラついている時だっただけに余計腹が立った。
それにしてもバスが来ない。
いつもなら、このバス停では5分ほどの遅れで到着する。
しかし、今は10分になろうとしているのにまだバスは来ない。
一つ手前のバス停は、500mほど先に見通すことが出来るが、そこにバスの姿は無い。
ジリジリと苛立ちが募りだした。と同時に頭の中でしきりに算盤を弾き始める。
雨の日は、何時もの倍かかるから、後待てるのは5分ほどか?
これで、もしこなければ家に帰って車を出して・・・でも、家に引き返せばそれだけで10分はかかるし・・。こんな日は車も思うようには走れないし・・。
そうなると、このままバスを待ったほうが得策か・・。
一つ手前のバス停を望みながら頭の中がグルグル巡る。
ああっ、血圧上がる~。
【写真:怒りの形相(本文とは無関係)】