簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

越後線と弥彦線 (JR全線乗潰しの旅)

2013-08-02 | Weblog
 



 まだまだ見たいところは沢山あり、後ろ髪引かれながら両津の港に戻り、お昼過ぎの
フェリー「おおさど丸」で新潟に渡る。





 今晩の宿の有る弥彦温泉には、新潟からJRで向かうことになる。
越後線で途中の吉田まで行き、そこで弥彦線に乗り換え終点の弥彦を目指す。



 越後線は文字通り越後の国・新潟と柏崎間を走ることから名付けられている。
日本海に沿って延びているが、その海は残念ながら見えそうで見えない。

 新潟から弥彦線の乗換駅吉田までの所要は1時間弱で、通勤・通学圏内なのか、
区間運転の本数も多く便利が良い。
しかしその先の柏崎までは、朝夕は概ね1時間に一本、昼間は2時間に一本程度の
運行しかない。この間を直行する電車の本数は少なく、吉田での弥彦線との接続も必
ずしも良いとは言えない。



 弥彦線の歴史は意外に古く、大正の初めころに前身の越後鉄道が、吉田から弥彦
まで、越後の国の一宮・彌彦神社への参詣鉄道として開業している。
 そして、大正末頃には、東三条-吉田間が開通し今の形に成り、越後平野を横切
る17.4kmの途中燕三条では、上越新幹線と接続をしている。



 終着の弥彦駅は越後の国の一宮・彌彦神社の門前駅で、行き止まり駅である。
ホームが結構な長さがあるところを見ると、嘗ては多くの参拝客を乗せた長大編成
の列車が発着していたのであろうか?





 今では長いホームに人影も少なく、閑散と静まり返っている。
途切れた線路の向こうには広大な弥彦公園の緑が広がっていて、その先には弥彦
山が見える筈だが、生憎低く垂れこめた雲に覆われていてその姿を見ることが出来
ない。(続)




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コメント
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