簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

二つの「高千穂」(高千穂ドライブ旅)

2017-07-19 | Weblog
 宮崎県には「高千穂」が二か所ある。
一つは県の南部(日向)、鹿児島と県境を接する霧島連峰の第二峰、標高1573m
の「高千穂の峰」であり、その中腹には「高千穂河原」もある。



 四十数年前の大晦日、当時霧島神宮前にあった霧島高原Y.H.に泊まったことが
あったが、その日は「ペアレントと共に、宿泊者全員で年越しを祝った」と自身の旅
の記録には書き残している。



 深夜3時に宿を出て、約3時間の徒歩行で「高千穂河原」を目指している。
その地には、かつての霧島神宮の所在地である古宮跡があり、そこを詣でたのか、
或はその地から「高千穂の峰」を遥拝したのであろうが、そのあたりの記憶はすっ
かり薄らいでいる。
ここから「高千穂の峰」には登山道も整備され、1時間半ほどで山頂に行けるらしい
が、その日はここから引き返している。



 「高千穂の峰」は、天孫降臨の伝説の地とされ、山頂にはニニギノミコトが降臨し
たとき突き立てたとされる青銅製の天逆鉾が立っている。
一説では既に奈良時代には現存していたらしいが、後々の火山噴火で折れてしま
い現在のものはレプリカらしい。
その後、折れた刃の部分は行方不明になっているとか。



 都城と吉松を結ぶ吉都線の途中に高原と言う駅があり、そのホームには「ひむか
神話街道 天孫降臨の地 高原町」と書かれた看板が立っている。
ここ「高原」は「たかはる」と読み、その町名は天つ神が住まう「高天原(たかまがは
ら)」に由来するとか。





 ここら辺りが『南 日向の高千穂』で、周辺には数多くの伝承地があると言い、もう
一つの『北の高千穂』は、熊本と大分に接するあたりにある。(続)


『東海道歩き旅 武蔵の国』写真満載でホームページにアップしました。




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