紀伊半島のど真ん中奈良県の最南端に位置する十津川村は、人口3300人余り、
人口密度で言えば一平方キロメートル当たり五人余りである。
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日本一と言われる面積は、東京23区よりも広く、琵琶湖をも僅かに上回る。
殆どが急峻な山地で平地が少なく農耕作業に適さない厳しい地勢で、村の真
ん中を十津川が南に向けて流れている。
そのため主な産業は林業と川魚などの加工だと言う。
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バスは、大和八木駅を出発して凡そ4時間、十津川村の中心的な地域に入り
込んできた。
沿道にはそばなどを提供する食事処や、村役場、警察署、道の駅・十津川郷な
どが有り、久しぶりに見る町並みである。
そんな中、始発から数え107番目の停留所「十津川村役場」が有ったが、バスは
停まることもなく通過すると周囲の僅かな賑わいもすぐに途切れ、再び川沿い
の山道になる。
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ここまで所々でバイパスが完成し、新道には新しいトンネルも掘られている。
しかしバスは時折思い出したようにその新道に出る物の、直ぐに旧道に戻り殆ど
そこを走って来た。
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そんな道沿いでは(見落としたのかも知れないが)、日本全国どこでもお目
にかかるコンビニではあるが、五條バスセンターを出て国道168号が山中に入り
込んで以来見かけてはいない。
先ほどの役場を中心とした町並みの中にも目にすることが無かった。
後で聞くと、村にはスタバどころかコンビニも無いと言う。
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始発から4時間半以上も経過し、先ほどの役場前から凡そ30分経ってバスは
三回目の休憩地、十津川温泉に到着した。
これまで乗ってきた五人の乗客の内、ここで四人が下りると言う。(続)
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