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京阪バスの車庫の先左側に、「岩屋神社」の赤い鳥居と、「十三参り」
と書かれた大きな看板が見えてきた。
更にそこから150m程行った先の大宅甲ノ辻バス停前には、一寸した
広場があり、「岩屋神社御旅所」の石碑が建ち、大きな木が鬱蒼とした
枝を拡げている。
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「岩屋神社」は山城国の一宮で東500m程先に本社が、更に数百メー
トル先の後背山には奥の院も鎮座している。
ここに建つのはその一の鳥居である。 御旅所は、祭礼のさい巡行
する御神輿が休憩する場所のことで、ここがその一つだ。
木は御神木とされる「クスノキ」で、高さが10m、幹周が2.8mとい
われ、「山科区民の誇りの木」の一つに選ばれている。
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公式HPによると、「本社は天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、
栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)の夫婦二柱と、その皇子・
饒速日命(にぎはやひのみこと)の親子三柱を祭神とする」とある。
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更に先で「名神高速」を潜るが、その手前右手には、エノキが繁茂す
る山科の大宅(おおやけ)一里塚の西塚が残っていたらしいが、迂闊に
も見落としてしまった。
京都府では唯一現存し、史跡に指定されている一里塚らしいので、こん
な大きなものなのにどうして気が付かなかったのか、不思議である。
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高速を潜ると道は片側一車線歩道付きの広い道と成り、宇治・六地蔵
方面への緩い上り坂道となり、信号待ちの車が列を成していた。
旧道はコンビニが有る角を右に取り緩くカーブして、その奥右手に建つ
「山科警察」の白い建物を見ながら、小野を目指す事になる。(続)。
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