ファルダプルからバスで2時間ほどで、ブサヴァルと言う町に着く。
この町は観光地ではない。オーランガバード~ムンバイへの通過点のような町だった。
■ 列車の乗り方 ■
移動手段として列車を利用する場合、出発時間の1時間前には駅に行く事をお勧めする。
これは乗る駅が始発駅であっても、途中駅であってもである。
デリーやジャイプール位の大きな駅では、電光掲示の案内板があるところもあるが、
基本的に日本のような親切な案内板はない。
そこで早めに駅に行って、自分の乗る列車がどのホームから出るのか確認することが必要だ。
まず、インフォメーションとかエンクワイヤリーと書かれた窓口で聞く。
そしてホームに行き、駅員さん(見当たらないときは、売店のにいちゃんや乗客)に確認する。
その時にチケットを見せて、自分の乗る車両が、どのあたりかも確認しておく。
インドの列車は20両くらいの、とてつもなく長い編成なので、車両を誤ると悲惨な事になる。
列車の車両と車両の間は、通り抜け出来ないようになっているからだ。
■ 【絶体絶命】 20世紀最大のピンチ! ■
私はそこまで間違いなく確認して、ブサヴァル駅の1番線ホームにいた。
すると、私の周りに人が集まってきた。観光地でないので外国人が珍しいようだ。
写真の若者と雑談しながら、列車を待っていた。
真ん中に写ってるスニール君は英語が話せたので、彼を中心にして話していた。
定刻に目の前のホームに、列車が入ってきたので
「この列車は、プッシュパック・エクスプレス(私が乗る列車)か?」と聞いた。
するとスニール君は「これじゃないよ。」と言った。前の列車が遅れていた。
やはりインドの列車は遅れるものだ。時間まで彼らと話していようと思った。
しばらくしてスニール君の友人がやってきて、こう言った。
「大変だ!プッシュパック・エクスプレスは、向こうのホームから出発したよ!」
何と言う事だ!そんな事があっていいのだろうか!?
大阪行きの列車が、今日に限って仙台行きのホームから出るなんて事があるわけがない!!
(・・・インドではあるようです。みなさん注意してください。)
スニール君は、まず私を窓口に連れて行き、
ただの紙切れになってしまったチケットを払戻し(半額の337ルピー戻った。)
次のムンバイ行きのギタンジェリン・エクスプレスのチケットを買ってくれた。
この列車は、5時間後に出発するのだった。
スニール君は自分の責任を感じたのかもしれないが、私のために最善を尽くしてくれた。
町の中を案内してくれたり、茶屋でコーヒー(インド紅茶=チャイの倍の値段)や
ジャレビー(とてつもなく甘いお菓子)をご馳走してくれた。
ムンバイの旅行会社に電話して、列車に乗り遅れた事や次の列車で行く事を説明してくれた。
もちろん彼らは、お金をくれとは言わなかった。
私はせめてものお礼に、ノック式ボールペンを1本ずつプレゼントした。
彼らはとても喜んでくれた。また一緒に撮った写真を送ってあげた。
この町は観光地ではない。オーランガバード~ムンバイへの通過点のような町だった。
■ 列車の乗り方 ■
移動手段として列車を利用する場合、出発時間の1時間前には駅に行く事をお勧めする。
これは乗る駅が始発駅であっても、途中駅であってもである。
デリーやジャイプール位の大きな駅では、電光掲示の案内板があるところもあるが、
基本的に日本のような親切な案内板はない。
そこで早めに駅に行って、自分の乗る列車がどのホームから出るのか確認することが必要だ。
まず、インフォメーションとかエンクワイヤリーと書かれた窓口で聞く。
そしてホームに行き、駅員さん(見当たらないときは、売店のにいちゃんや乗客)に確認する。
その時にチケットを見せて、自分の乗る車両が、どのあたりかも確認しておく。
インドの列車は20両くらいの、とてつもなく長い編成なので、車両を誤ると悲惨な事になる。
列車の車両と車両の間は、通り抜け出来ないようになっているからだ。
■ 【絶体絶命】 20世紀最大のピンチ! ■
私はそこまで間違いなく確認して、ブサヴァル駅の1番線ホームにいた。
すると、私の周りに人が集まってきた。観光地でないので外国人が珍しいようだ。
写真の若者と雑談しながら、列車を待っていた。
真ん中に写ってるスニール君は英語が話せたので、彼を中心にして話していた。
定刻に目の前のホームに、列車が入ってきたので
「この列車は、プッシュパック・エクスプレス(私が乗る列車)か?」と聞いた。
するとスニール君は「これじゃないよ。」と言った。前の列車が遅れていた。
やはりインドの列車は遅れるものだ。時間まで彼らと話していようと思った。
しばらくしてスニール君の友人がやってきて、こう言った。
「大変だ!プッシュパック・エクスプレスは、向こうのホームから出発したよ!」
何と言う事だ!そんな事があっていいのだろうか!?
大阪行きの列車が、今日に限って仙台行きのホームから出るなんて事があるわけがない!!
(・・・インドではあるようです。みなさん注意してください。)
スニール君は、まず私を窓口に連れて行き、
ただの紙切れになってしまったチケットを払戻し(半額の337ルピー戻った。)
次のムンバイ行きのギタンジェリン・エクスプレスのチケットを買ってくれた。
この列車は、5時間後に出発するのだった。
スニール君は自分の責任を感じたのかもしれないが、私のために最善を尽くしてくれた。
町の中を案内してくれたり、茶屋でコーヒー(インド紅茶=チャイの倍の値段)や
ジャレビー(とてつもなく甘いお菓子)をご馳走してくれた。
ムンバイの旅行会社に電話して、列車に乗り遅れた事や次の列車で行く事を説明してくれた。
もちろん彼らは、お金をくれとは言わなかった。
私はせめてものお礼に、ノック式ボールペンを1本ずつプレゼントした。
彼らはとても喜んでくれた。また一緒に撮った写真を送ってあげた。





