まず最初にインド人の結婚観について、話しておかなければならなかったが、
すっかり忘れていたので、遅ればせながら、ここで書いておこう。

インド人は早婚である。10代で結婚する女性も珍しくない。
中には12~3歳という例もあるが、これは俗に言う幼児婚とは異なる。
(田舎だとホントに、幼児婚もあるようだが・・・。)
幼い時に結婚式はあげるのだが、実際に同居して結婚生活を始めるのは、
女性が18歳以上になってからとか、大学を卒業してからである。
(でも早婚には違いない。)
実際のところは、大学入学時から結婚相手を探し始めて、卒業と同時に結婚となる例が多い。
だから25歳くらいまでには、ほとんどの女性は結婚するのである。

それからインド人にとって結婚は、必ずしなければならないものである。
(英語で言うとMUST。)
だから私など、インドの母に「なにやってんの、アナタは!」とか
「かわいそうに・・この子は・・。」とか言われる。
そして都市部では恋愛結婚が増えているそうだが、主流はお見合い結婚である。
インドにはカーストと言うものがあるため、同じカースト同士でないと
なかなか結婚できない事情がある。そして星占いが重要だ。
カーストなどの条件が合っても、星占いで凶と出ると結婚できない。
お互いの両親が決めたお見合い結婚だと、結婚式まで会った事がないなんて事も
未だにあるらしい。
アンジュのハッピー・ウェディング 
もうひとつ、勉強したのは結婚式をテーマにしたこの本だった。
この本は、アメリカ在住の30代のインド人のキャリア・ウーマンの自伝である。
ヒロインは結婚したくてたまらないのに、なかなか運命の人には出会えない。
いろんな男性とお見合いするのだが、
その度に何かが起こったり、理由があって結婚できなかった。
そして36歳でめでたく結婚となるのだが、インド的には相当な晩婚である。
結婚に至るまでの道のりで、右往左往したり、
心の動きやその姿までも目に浮かぶようでとっても面白かった。
ノンフィクションならではである。
実はストーリー的には「モンスーン・ウェディング」より、カニカに近かった。
カニカはアメリカの大学を卒業して、そのまま就職していた。
私が最初にインドに行った1997年、既に彼女の両親は結婚相手を探していた。
しかし・・カニカは顔に傷があるために、なかなか相手が見つからなかったのだった。
to be continue.
すっかり忘れていたので、遅ればせながら、ここで書いておこう。

インド人は早婚である。10代で結婚する女性も珍しくない。
中には12~3歳という例もあるが、これは俗に言う幼児婚とは異なる。
(田舎だとホントに、幼児婚もあるようだが・・・。)
幼い時に結婚式はあげるのだが、実際に同居して結婚生活を始めるのは、
女性が18歳以上になってからとか、大学を卒業してからである。
(でも早婚には違いない。)
実際のところは、大学入学時から結婚相手を探し始めて、卒業と同時に結婚となる例が多い。
だから25歳くらいまでには、ほとんどの女性は結婚するのである。

それからインド人にとって結婚は、必ずしなければならないものである。
(英語で言うとMUST。)
だから私など、インドの母に「なにやってんの、アナタは!」とか
「かわいそうに・・この子は・・。」とか言われる。
そして都市部では恋愛結婚が増えているそうだが、主流はお見合い結婚である。
インドにはカーストと言うものがあるため、同じカースト同士でないと
なかなか結婚できない事情がある。そして星占いが重要だ。
カーストなどの条件が合っても、星占いで凶と出ると結婚できない。
お互いの両親が決めたお見合い結婚だと、結婚式まで会った事がないなんて事も
未だにあるらしい。


もうひとつ、勉強したのは結婚式をテーマにしたこの本だった。
この本は、アメリカ在住の30代のインド人のキャリア・ウーマンの自伝である。
ヒロインは結婚したくてたまらないのに、なかなか運命の人には出会えない。
いろんな男性とお見合いするのだが、
その度に何かが起こったり、理由があって結婚できなかった。
そして36歳でめでたく結婚となるのだが、インド的には相当な晩婚である。
結婚に至るまでの道のりで、右往左往したり、
心の動きやその姿までも目に浮かぶようでとっても面白かった。
ノンフィクションならではである。
実はストーリー的には「モンスーン・ウェディング」より、カニカに近かった。
カニカはアメリカの大学を卒業して、そのまま就職していた。
私が最初にインドに行った1997年、既に彼女の両親は結婚相手を探していた。
しかし・・カニカは顔に傷があるために、なかなか相手が見つからなかったのだった。
to be continue.
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