カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

マヤワティ公園、オープン。

2011年10月14日 22時45分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR
デリーの東側にあるウッタル・プラディッシュ州、
州都はラクナウだが、
デリー近郊のノイダのヤムナー河に面した場所に・・・
州知事であるマヤワティ女史の夢の公園がオープンした。
(正式名称はインド全土のダリットに元気を与える公園と言う。
 ちょっと口にするのがためらわれる名前である。)

マヤワティ女史は、ダリットと言う指定カーストから、
政治家になり、州知事にまで上り詰めた。
それは良いとしても、立場を利用して私服を肥やしているのは、
周知の事実である。

 私は見た事はないがラクナウには、
それこそ御殿のような自宅があるそうで、
周りに延々と続く塀の長さに驚いたと友人が言っていた。

ただそうは言っても指定カーストからセレブになった彼女は、
ダリットの象徴、希望の星である事には違いがない。

 指定カースト:インドのカーストにおいて、
        そのカーストの中にさえ入れない最も差別された人々。
        不可触民、アンタッチャブル、ハリジャン等とも呼ばれる。
        人々は自分たちをダリットと呼ぶ。
        私もカースト外であるから同類だと思う。



じっくり見たわけではないか、
ストゥーパの様な大きな建物がいくつもあり、
彼女の政党である大衆社会党のシンボルマークである象をかたどった塔や
たくさんの人物のブロンズ像があるようだ。

今朝の様子では公園全体は、
たくさんのマリーゴールドなどで飾り付けられ、
TV局もたくさん来ていた。仏教式で儀式が行われ、
マヤワティ女史の家族も来ており、
その前で彼女がスピーチしたらしい。



毎日の通勤でここを通っている私が知っている限りでは、
2年前から何かを建設している様子だったのだが、
一向に進んでいる気配が無かった。
放置されている期間も長かったように思う。

それがここ数ヶ月、特に10月に入ってから
交通渋滞がひどかったのは、
急ピッチで工事を進めていたのが原因である。

                    

さて、この公園、そもそも税金の無駄使いであり、
こんな事をする前に、同じ州内の目と鼻の先にある、
ブッダ・インターナショナル・サーキットを完成させるのが先じゃないのかなぁ・・・・
そう言ったら周りのインド人は、うなづいていたが・・・。

 世界的に歴史のある国際的イベントより、
自分の権力の象徴である公園の完成を優先する。
経済発展を遂げているインドだが、これが現実である。

他人の国の事だから、余計な事を言うな・・・
とお叱りを受けるかもしれないが、
これからも自分の独自の感覚ではあるが、
現実をありのままに伝えたい。

   にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へにほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする