シアターコクーンで上演されている歌舞伎である。
幕末に上演された河竹黙阿弥の幻の作品と言う事で、
まぁ詳しくは知らないのであるが・・・
知人家族で行けない人が出たのでピンチヒッターである。
私・・・歌舞伎は20歳位の時に歌舞伎座で観たのだが、
その時も友人の奥さんが行けなくなったピンチヒッターだった。
つまり私自身は歌舞伎に興味はないわけだ。
<ストーリー>
みなしごで両親を知らない法策(中村勘九郎)は、
行きがかりから将軍:源頼朝の落胤になりすし、
人を殺めてまで鎌倉へ向かう。
途中で盗賊:地雷太郎(中村獅童)と妻お六(中村七之助)と
知り合うが二人は平家の残党であった。自分の生い立ちからを
語るが腕の痣から自分も平家方の武将の息子である事を知る。
謀反を起こし天下を取るために源頼朝の息子である事にして、
将軍にお目通りを願うが・・・・。
シアターの内部、座席よりの風景。
宮藤官九郎の脚本であるので、歌舞伎と言えども
堅苦しさはなく現代風の台詞と歌舞伎の台詞回し、
見栄を切る所が随所にちりばめられている。
以前観た歌舞伎は新春大歌舞伎だったので、
つまらないとは思わなかったがよく解らない部分も多く、
途中で寝落ちしてしまったが、今回は軽やかなテンポで進み、
最後まで楽しめた。