WBC世界バンタム級チャンピオン WBC世界バンタム級1位
中谷 潤人(MT) ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)
28勝(21KO) 76勝53KO1敗
チットパッタナ選手は2018年に井上拓真選手と、
WBC世界バンタム級暫定王座決定戦を戦い判定負けしたが、
77戦して1度もダウン経験がない。
ネクスト・モンスター中谷選手がどう戦うのか。
写真右側:赤色のトランクスが中谷選手。
写真左側:黒色のトランクスがチットパッタナ選手。
1ラウンド:サウスポー同志、静かな立ち上がり。中谷選手が
右ジャブを伸ばす。チットパッタナ選手は右手を下げて身体を動かす。
中谷選手のワンツーがヒット。
(中谷選手:10-9:チットパッタナ選手)
2ラウンド:中谷選手が先に右ジャブを出しワンツー。
チットパッタナ選手もワンツーを返し前に出ると中谷選手が左フック。
チットパッタナ選手の右アッパーに中谷選手がワンツーを当てる。
(中谷選手:10-9:チットパッタナ選手)
3ラウンド:中谷選手が右ジャブを突くが、チットパッタナ選手が
大きく振って前進。中谷選手の右アッパー、ワンツー、左フック。
チットパッタナ選手が前進するところに中谷選手の右ジャブが
良く当たる。
(中谷選手:10-9:チットパッタナ選手)
4ラウンド:中谷選手が右のジャブで自分の距離を作り、ワンツー、
右アッパーでチットパッタナ選手の前進を上手くかわす。
(中谷選手:-:チットパッタナ選手)
公開採点。私は40-36、公式採点は40-36が2者、
39-37が1者で中谷選手を支持。
5ラウンド:中谷選手の右ジャブ、チットパッタナ選手がワンツーで
飛び込んで行くが中谷選手の右アッパー。チットパッタナ選手が
右フックから左ボディストレートを狙うが中谷選手は右アッパーから
左フック。チットパッタナ選手が距離を詰めるが中谷選手は右アッパー。
チットパッタナ選手が前進して左右ボディ。中谷選手の左右アッパー、
右ボディ。
(中谷選手:10-9:チットパッタナ選手)
6ラウンド:チットパッタナ選手が前進して右フック。接近戦で
チットパッタナ選手が左右のアッパー。中谷選手が左右アッパーから
右フック、ワンツー、右アッパーから左フックでダウンを奪う。
なんとか立ち上がったチットパッタナ選手に中谷選手がラッシュ。
右アッパーから左フックでダウンさせるとレフェリーがストップした。
2分59秒、中谷選手がTKOで防衛した。
この日だけでなく2日間で7つの世界タイトルマッチを締めくくる
文句のない完全な勝利だった。