思い出したように(現に思い出したのだが)台湾旅行記の続きである。
中正記念堂とは・・・
台湾と言えば蒋介石であるが、蒋介石の本名は蒋中正である。
知らなかったのだけども。台湾では蒋中正の方が一般的だ。
蒋介石(1887~1975年)は台湾の初代総督である。
中国浙江省に生まれた蒋中正は孫文の後継者とされたが、
1949年に毛沢東率いる共産党に敗れ台湾に渡り、
死ぬまで国家元首であった。
というわけで、蒋介石(蒋中正)を記念して1980年に建てられた。
MRTの松山新店線と淡水信義線の中正記念堂駅から向かう。
まずは自由広場と記されたこの正門牌楼から入る。
左右にホールがあるが、正面の記念堂に向かう。
高さ70M。正面から見上げてみる。
そそり立つと言う表現がぴったり、けっこう高い。
左右にある階段は89段で蒋介石の享年と同じである。
中には6.3mの蒋介石の象がある。
天井には中華民国の国旗にもある国章の青天白日。青は正義を表す。
ここの見どころは1時間毎に行われる衛兵の交代式である。
蒋介石像の左右にいらっしゃるが微動だにしないのが見事。
陸海空軍が6か月毎に交代する。制服の色は陸軍は深緑、
海軍は夏服→白、冬服→黒、空軍は青、と言う事なので、
空軍だったみたい。
衛兵の条件は25歳以下で、身長178cm以上、体重65Kgくらい。
来歴も調査され、頭脳明晰と厳選された人である。かっこいい!
交代式の後、だいたい40分くらいは同じ体制で立っている。
夏は汗を拭く係がいるらしい。
ライフル銃の重さは6Kg!
実はインドの某所で持たせてもらった事があるけど、
重い! これ持って支えて狙いをつけて撃つって凄い。
大体持てないもん。
交代式は中正記念堂のほか、國父記念堂、忠烈祠でも行われているので、
もちろん制覇したのであった。
なお台湾の素晴らしいところは、観光場所はほとんど入場無料である事だ。
物価は高いけどね。
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