雀の手箱

折々の記録と墨彩画

天空のドラマ

2009年07月22日 | 日々好日



 今日22日は、46年ぶりの皆既日食だそうで、日本で次に皆既日食を見られるのは26年後とか。疾うに100歳を超えるので今回が最後と、遠くまで出掛けるのは無理なのでテレビの前に釘付けです。
 小学生のころ、竈の煤をガラスに塗ってもらって、あちこち顔を汚して日食を見たのを思い出していました。

 今回北九州では約90%の日食になるというので期待したのですが、すっきりとは晴れてくれませんで、時折の陽射しの合間を狙っての観測となりました。
 10時40分ごろから、鳥達が裏山に向って飛び、50分ころには気がつくと蝉の合唱がぴったり止まっていました。中庭の面格子の影がくっきりと長くなるにつれ、急速に薄暗くなってゆきました。
 テレビが放映する硫黄島や、太平洋上の船からの観測が、見事な皆既日食のドラマを展開していました。格子の影が一番長かったのは11時10分ごろで、影の長さが見る見る短くなってゆくとともに、蝉の鳴き声が戻ってきました。11時45分には格子の影は全くなくなっていました。
 テレビのお蔭で経験したことのない天空のドラマをゆっくり鑑賞することができました。
 ダイヤモンドリングや、赤いプロミネンスも初めて見ることができました。記念にテレビの画面を撮影しました。

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1枚(冒頭)と3枚の画像(下)はNHKの超高倍率カメラに拠る撮影の放送から借用しています。

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