師走に入り河豚の季節の到来です。
胃の全摘手術から、一応無事に5年が経過したので、手術を受けた病院からホームドクターに託されることになりました。
データーと手紙を届けに行くと、看護婦さんや先生から、満面の笑みで「おめでとうございました。」と声をかけられてみると、これでよかったのだと、なんとなく喜ばしい気分になりました。
今日はお祝いをしようと小倉の行きつけの店で河豚のフルコースを予約しました。忙しい日程を割いて帰省しては、何くれと心遣いしてくれる娘への感謝の意味もありました。
当地では「フグ」と濁らずに、「ふく」と呼びます。もちろん「福」「福来」への縁起をかついでの語呂合わせです。鰭酒は口当たりがよく、香りも味を引き立てるのですが、後で酔いが募ります。から揚げ、白子の茶碗蒸し、ちり鍋で、最後の雑炊は食べきれずに心も残して、余りました。
親子水入らずの円居のひと時、ささやかな幸せをかみしめてのほろ酔いの帰宅でした。