このところ毎日午後に決まって南国を思わせるスコールのような雨が降りすぎていきます。風を伴って、かなり激しく30分近く降ることがあります。
体調が芳しくないので、水やりから解放されるのはありがたいのですが、一種異様で、「白露」の候にはそぐわない気象です。時雨というのとも違います。関東は水不足で節水が呼びかけられているようです。何とか水神様もうまく配分してくださるといいのですが。
しばらくぶりに、歩いて山を下る道筋に、仙人草が鮮やかな白の世界を繰り広げていました。一つ一つの花もすっきりとしていますが、一樹を覆い尽くして蔓を延ばし、棚引く姿は格別です。この花の盛りは初秋にふさわしく、いよいよ秋到来を感じます。
道に散る紫の葛の花びらに目を止め、見上げたのですが花房を見つけることができませんでした。代わりに、誰も取り入れしない栗は、去年のいがを茶色く残したままで今年も実をつけ、元気よく大きくなってきていました。小さな秋の発見です。