4月に開幕する大阪・関西万博のチケット購入の際に必要な個人情報をめぐり、SNSを中心に不安の声が出ていることについて、伊東万博相は7日の会見で、「万博と関係ない目的での利用を許す趣旨ではない」と強調した。

伊東万博相は「個人情報の利用目的や範囲について、不安の声が上がっていることは承知している」とした上で、「チケット購入時に必要とされる個人情報は、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレスなどの基本的なものであり、利用目的は万博のサービス向上やチケット販売促進に向けた分析を行うなど限定的なものだ」と説明した。

そして、「直ちに第三者に個人情報が共有されるものではなく、万博と関係ない目的での利用を許す趣旨ではない」と強調した。

さらに伊東万博相は、「個人情報の取り扱いに万全を期し、ユーザーにわかりやすく情報提供するよう、経済産業省を通じて博覧会協会に指示した」と述べた。

また、「皆様に安心してチケットを購入し万博にお越しいただけるよう、博覧会協会には今後ともわかりやすい情報発信を行ってもらいたい」と述べた。