『低料金で髪のカットのみをする理・美容店に対し、群馬県は、洗髪設備の設置を義務づけることを決めた。 新規出店の店が対象で、関連条例の今年度中の改正を目指し、施行は来年秋ごろになりそうだ。県衛生食品課は義務化の理由を「公衆衛生の向上を重視し、総合的に判断した」と説明している。義務化の是非を議論していた県の検討委員会は5月、「緊急を要して義務化する必要はないとの意見が大半」と提言していた。 この議論は、個人営業の店が主体の県理容生活衛生同業組合と県美容業生活衛生同業組合が、カット専門の理・美容店に対して洗髪設備の設置義務化を求める請願を県議会に提出し、昨年3月に採択されたのが発端だ。 「洗髪しないのは不衛生」と訴えていた県理容生活衛生同業組合の吉野信一理事長は「我々は清潔さが身上の商売であり、安堵(あんど)している」として県の判断を歓迎。一方、県内に11店舗を展開するカット専門チェーンは「洗髪するかしないかは利用者の判断。義務化に意味があるのか」と冷ややかだ。 県はこれまで、衛生面の実態調査や県民アンケートを実施、さらに有識者ら5人の検討委を設置して議論してきた。実態調査によると、洗髪設備の有無で衛生状態に差が出ることはなかった。アンケートでも、設備がないことを「特に問題ない」「快適ではないが、不衛生とは思わない」との回答は合わせて6割を超えた。これらを踏まえ、検討委は「義務化の合理的理由は見いだせない」と結論づけていた。検討委の委員長を務めた大河原真美・高崎経済大教授は「県の判断に反映されたのかは疑問で、違和感がある」と話す。 』9月30日讀賣新聞
散髪屋や美容室で、頭を洗うのは戦後しらくもやけじらみが流行し衛生上から問題になったと聞いています。私の小学生や中学生の頃、丸刈り頭を洗わない散髪屋さんも有った思います。バリカンの刃や鋏、櫛を光線で殺菌したりする装置中入れている散髪屋さんも有りました。私事で申し訳ありせんが、首のヘルニヤになった時に肩と手が痛くて前屈みでうつむけになれませんでしたので、早く刈ってくれる十分間1000円の男女兼用の散髪屋さんを二年間程利用しました。使い捨ての紙製の櫛で、カット貰えますが。切った髪の毛は電気式の吸引機で吸い取ります。店長はバリカンと鋏の消毒もしていると言われていました。洗髪は男女とも有りません。顔そりは、かみそりの衛生上しない方針だそうです。日本でもエイズの感染がが問題なった頃、無くなりましたが阪急百貨店梅田本店の理容室では、かみそりをアルコールで消毒して顔を剃ってくれましたね。いつも行っている散髪屋さんの主人に髪の毛を洗うのは衛生上からと、ヘアートニックを頭に振るのは、アルコールによる頭皮の殺菌と言う意味で使っていると言われました。頭を洗うのも、頭を洗わないのもその人の好みと自由だと思いますが。群馬県民の皆さんの意見を十分聞いてから、皆さんの納得の行く方向を見出して欲しいと思います。