板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
安倍晋三首相は、プーチン大統領に「訪日招待」をしていた。しかし、プーチン大統領がクリミアをロシアに併合したことから米欧諸国が「対ロシア経済制裁措置」に踏み切ったのを受けて、同調せざるを得なくなった。このため、プーチン大統領は、安倍晋三首相に失望して、訪日を控えてきた。
ところが、セルゲイ・ラブロフ外相が3月16日になって、「ウクライナ情勢を巡る日本の対ロシア制裁については関係ない。プーチン大統領訪日の障害でない。訪問の意向を伝えているのに、日本側から具体的日時について返事がない。訪日の実現は日本次第だ。戦勝記念パレードに安倍総理と金第1書記が出席すれば、双方の会談が実現する可能性もある」と記者団に話したことが、1部の報道機関で伝えられてきていた。
◆これは、安倍晋三首相に投げられた「タオル」であり、「助け舟」であった。けれども、安倍晋三首相は、何の反応も示してこなかった。それは、「4月26日から5月3日まで8日間の日程での米国公式訪問」を控えていたからである。
オバマ大統領との日米首脳会談の前にまさか、「5月9日の戦勝記念パレードに出席し、金正恩第1書記が出席すれば、会談したいが、よろしいか」とお伺いをかけても、「対ロシア経済制裁」を強めているオバマ大統領が、多分「OK」とは言わないだろうというのは、目に見えていた。
安倍晋三首相が、その気になれば、5月3日までの訪米日程を終えて帰国し、そのうえで、「5月9日の戦勝記念パレード」に出席するため、空路モスクワに飛んで行くことは可能であった。この日程を計算に入れたロシア外務省は、「4月28日までの回答」を要請してきていた。プーチン大統領と親密な森喜朗元首相からも「小泉純一郎元首相は、10年前の対独戦勝60周年式典に出席しているので、70周年記念式典に出席するよう」再三アドバイスを受けていたけれど、安倍晋三首相は、ウクライナ問題でロシアと対立する米国を刺激するのは得策ではないと判断して、26日に「欠席」を決め、外務省が27日にロシア外務省に連絡したという。つまり、訪米直前まで対応を検討していたというアリバイ工作をしたのである。森喜朗元首相のメンツは丸潰れであった。
◆かくして、安倍晋三首相は、せっかく「雛を育てるように大事にして個人的信頼関係を築いてきた」プーチン大統領との関係を捨てて、オバマ大統領の方を選び、台無しにしてしまった。
おまけに、北朝鮮に拉致されている日本人被害者家族の切なる願いを踏みにじったのである。安倍晋三首相は、プーチン大統領が後ろ盾になっている北朝鮮の金正恩第1書記と初めて顔合わせできる絶好のチャンスをますます逃してしまったのである。プーチン大統領の「好意」をあっさり無にしたのだ。
この結果、プーチン大統領が、北方領土返還問題で前向きの姿勢を臭わせているにも関わらず、安倍晋三首相在任中の「返還交渉」は難しくなったとも言える。
安倍晋三首相の「地球を俯瞰する外交」は、中国、韓国、北朝鮮、ロシアとの近隣諸国との外交において、「どん詰まり」となった。
【参考引用】 http://www.asahi.com/articles/DA3S11729737.html
朝日新聞DIGITALは4月29日午前5時00分、「首相、直前まで出席検討 対独戦勝70年記念式典 ロシアへ配慮→米へ刺激避け欠席」という見出しをつけて、以下のように配信した。
菅義偉官房長官は28日の記者会見で、安倍晋三首相がロシアから招待されていた5月9日の対独戦勝70周年記念式典に欠席すると発表した。政府関係者によると、安倍政権は直前まで対応を検討したが、ウクライナ問題でロシアと対立する米国を刺激するのは得策ではないと判断したという。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
日本国民は、「第3次世界大戦」と「400年戦争のない平和な時代」のうち、二者択一を迫られている
◆〔特別情報①〕
「世界1の金塊保有国」「世界1の金鉱山=菱刈鉱山を持つ」日本を最大スポンサー(ATM)にして、「世界の警察官」の地位復権を図ろうとしている米国オバマ大統領が、安倍晋三首相とホワイトハウスで約2時間、日米首脳会談(4月28日午前=日本時間28日深夜)した。中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領がそれぞれ「覇権国」としての勢力拡大を進めていることから、米国との間で「新たな冷戦」が始まりそうな気配だ。オバマ大統領は、安倍晋三首相を国賓待遇で招き、日米首脳会談の後、盛大な晩餐会まで催して、新たな日米同盟関係のスタートを喜んだ。レイムダック化しているオバマ大統領を喜ばせたものは、何だったのか?
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第41回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年5月9日 (日)
中国「アジアインフラ銀行」戦略の「黒い陰謀と打算」
~習近平国家主席の世界覇権戦略と揺らぐ日米同盟
(「アーミテージ・レポート」から読み解く)
◆新刊のご案内◆
2度目の55年体制の衝撃! あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求! 日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》 (超☆はらはら) | |
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ゴールドマン?ファミリーズ?グループが認める唯一の承認者(フラッグシップ) 吉備太秦(きびのうずまさ)が語る「世界を動かす本当の金融のしくみ」 地球経済は36桁の天文学的数字《日本の金銀財宝》を担保に回っていた | |
板垣 英憲 | |
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第40回 板垣英憲『情報局』勉強会
出版記念講演
二度目の55年体制の衝撃!
あのジャパンハンドラーズが「小沢一郎総理大臣誕生」を自民党に対日要求!
日本国の《新生となるか、終焉となるか》ついに来た《存亡大選択の時》
(平成27年4月5日開催)
その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
目次
第七章 警察との戦い
―選挙参謀の告白・選挙戦のすべて ②
◎組織づくり
イメージが決定したら、次にどういう戦術で戦っていくのかが検討されるわけだ。
板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
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安倍晋三首相は、プーチン大統領に「訪日招待」をしていた。しかし、プーチン大統領がクリミアをロシアに併合したことから米欧諸国が「対ロシア経済制裁措置」に踏み切ったのを受けて、同調せざるを得なくなった。このため、プーチン大統領は、安倍晋三首相に失望して、訪日を控えてきた。
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◆これは、安倍晋三首相に投げられた「タオル」であり、「助け舟」であった。けれども、安倍晋三首相は、何の反応も示してこなかった。それは、「4月26日から5月3日まで8日間の日程での米国公式訪問」を控えていたからである。
オバマ大統領との日米首脳会談の前にまさか、「5月9日の戦勝記念パレードに出席し、金正恩第1書記が出席すれば、会談したいが、よろしいか」とお伺いをかけても、「対ロシア経済制裁」を強めているオバマ大統領が、多分「OK」とは言わないだろうというのは、目に見えていた。
安倍晋三首相が、その気になれば、5月3日までの訪米日程を終えて帰国し、そのうえで、「5月9日の戦勝記念パレード」に出席するため、空路モスクワに飛んで行くことは可能であった。この日程を計算に入れたロシア外務省は、「4月28日までの回答」を要請してきていた。プーチン大統領と親密な森喜朗元首相からも「小泉純一郎元首相は、10年前の対独戦勝60周年式典に出席しているので、70周年記念式典に出席するよう」再三アドバイスを受けていたけれど、安倍晋三首相は、ウクライナ問題でロシアと対立する米国を刺激するのは得策ではないと判断して、26日に「欠席」を決め、外務省が27日にロシア外務省に連絡したという。つまり、訪米直前まで対応を検討していたというアリバイ工作をしたのである。森喜朗元首相のメンツは丸潰れであった。
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NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら) | |
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【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
目次
第七章 警察との戦い
―選挙参謀の告白・選挙戦のすべて ②
◎組織づくり
イメージが決定したら、次にどういう戦術で戦っていくのかが検討されるわけだ。
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