連休前半久しぶりに新宿紀伊國屋書店に行き、
前からほしかった世界地図を購入しました。
平凡社の1200円の何の変哲もない地図です。
本当は大きめの地球儀がほしかったのですが、
書店で現物を見ると思ったより小さい割に、
高かった(26000円)のであきらめました。
地球儀の方が正確な距離感がつかめるので、
移動距離やミサイルの射程を調べるには、
地図よりも地球儀が適していると思います。
地球温暖化したら北極航路はどうなるのか、
中国の弾道ミサイルはどこまで届くのか、
そういう視点だと地球儀が有利です。
次の選挙に当選したら地球儀を買うことにし、
とりあえず最新の世界地図を購入しました。
歴史や国際政治などの本を読むときには、
座右に世界地図を置いておく方がよいと、
前から思っていました。
しかし、意外と買い忘れるものです。
大きな本屋で買いたいと思っていたら、
なかなか買いに行く時間もありません。
ネットで買えばすぐですが、ネットは苦手です。
手に取って見ることができないので嫌です。
8年前に日本では入手困難な洋書を買って以来、
一度もネットで本を買ったことがありません。
ネット時代の負け組に入っているかもしれません。
そんなわけで世界地図を買ってうれしくなり、
なじみのある地域をじっくり見てみました。
すると意外な発見がたくさんあります。
まず自分の認識がいかにあてにならないかを、
再認識することができ、愕然としました。
頭の中の地図と実際の地図は、だいぶ異なります。
例えば、インドネシアのジャカルタ在住のころ、
よくマカッサルという都市に出張しました。
ジャカルタの真東にあると思い込んでましたが、
地図で見ると北東方向にありました。
あれだけ頻繁に出張していた都市なのに、
なんといい加減な方向感覚かと驚きます。
アフガニスタンのカブールから南へ8時間行くと
ジャララバードという街に着くと思い込んでいたら、
実際には東へ8時間でした。
すごく遠い印象でしたが、意外と近かったです。
単に道路事情が悪くて時間がかかったのでしょう。
ジャララバードはアフガン南部だと思ってたら、
実際にはアフガン東部の街でした。
身体で覚えている方向感覚はいい加減でした。
とても伝書バトにはなれません。
引用元http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/cat6194479/index.html