教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

減る18歳 増える私立大定員 編集部

2024年10月20日 07時07分19秒 | 受験・学校・学問

経済・企業 私立大6割が定員割れ

減る18歳 増える私立大定員 編集部

 


 

 

 志願者や入学者が減る一方で、増える入学定員──。需給バランスを完全に失った私立大学は再編淘汰に突入する。

>>特集「私立大6割が定員割れ」はこちら

 日本私立学校振興・共済事業団が行った2024年度の「入学志願動向」によると、入学定員に対する入学者数の割合を示す「入学定員充足率」は前年度比1.40ポイント減少し、98.19%となった。入学定員充足率が100%未満の大学(定員割れ)は同34校増加して354校となり、私立大学全体に占める未充足校の割合は同5.9ポイント上昇して、59.2%と6割に迫った(図)。少子化が進み大学に入学する18歳人口が減少、定員割れを起こす私立大学は増加傾向にある。各大学の定員削減や再編淘汰(とうた)が必至の情勢だ。

厳しい経営状況

 24年度は志願者数、受験者数、合格者数、入学者数は前年度から減少したものの、入学定員は増加した。具体的には、入学者数は前年度から5869人減少して、49万4730人。入学定員は同1239人増えて、50万3874人となった。

 大学の規模別に入学定員充足率をみると、上昇した区分は、「100人未満」「1000人以上1500人未満」「3000人以上」だけだった。「1000人以上1500人未満」「1500人以上3000人未満」「3000人以上」の区分では、入学定員充足率が100%を超える一方で、1000人未満の規模の大学は100%未満となった。

 地域別にみると、入学定員充足率が上昇したのは「関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)」と「東海(愛知を除く)」「大阪」「兵庫」「福岡」であり、「関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)」が4.88ポイント、「福岡」が4.67ポイント上昇。「関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)」「東京」「大阪」「福岡」では、入学定員充足率が100%を超えた。

 学部系統別の入学定員充足率は、すべての学部系統で低下したが、「医学」「農学系」「社会科学系」「芸術系」では、100%を超えた。

 日本私立学校振興・共済事業団によると、定員割れをしている私立大学の約2割は債務超過などの厳しい経営状況にあるという。

(編集部)

少子化による18歳人口の減少は、予測されていたことです。 

新型コロナパンデミックの影響も有りますが、

今の有名私立中高一貫校は、少子化による18歳人口の減少期を見据えた長期的学校経営に基づいて、努力して来たと言えます。旺文社蛍雪時代の全国の大学を取材されたA名編集長に退職前に電話で、伺いました。大学を取材すると生き残る大学は分かると言われました。昭和30年時代の大学校数になると予測されました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪万博が失敗確定な「4つの理由」、世界もあきれる“驚きの開催目的”とは?

2024年10月19日 17時08分36秒 | ニュース


大阪万博が失敗確定な「4つの理由」、世界もあきれる“驚きの開催目的”とは?

一地方の地域おこしに、世界も企業も協力できない

 そもそも、この手のお祭り(イベント)に、積極的に参加する理由は何か。

 第一は、目的や大義への賛同であろう。そこで、大阪万博のHPを開いてみると、開催目的として次のように記載されている。

<「万博」には、人・モノを呼び寄せる求心力と発信力があります。この力を2020年東京オリンピック・パラリンピック後の大阪・関西、そして日本の成長を持続させる起爆剤にします。>

 ちょっとびっくりである。地域の成長の起爆剤だったのだ。これでは、大阪以外の人の共感は得られまい。別途、万博の理念として、<世界の人びとと、「いのちの賛歌」を歌い上げ、大阪・関西万博を「いのち輝く未来をデザイン」する場としたい>という記述はあるし、当然、それに関連する展示などもありそうだから、それらしい格好はつくだろう。しかし、もともとの目的があまりに直截的で、これではパビリオンを出そうかなと思った国の大使も「どっちらけ」だろう。

 次の理由は、名誉である。この栄えあるイベントに出展できることを喜びと思えることである。オリンピックの制服やユニホームを提供できることで、それが名誉となり、企業の格が上がり、ブランド力も向上することを狙い、みなし公務員に贈賄をして有罪判決を受けた例がある。したがって、これと同様に、パビリオンを出すことにメリットを感じてくれる企業もあると思われる。

 しかしながら、すでに一流企業として認識されている企業にとって、今の時代に万博にパビリオンを出すメリットはあまりない。日本に来た外国人にアピールできるといっても、基本的には日本人が多く集まるイベントなのだ。さらには、22年までドバイでど派手な万博が開催されていたので、万博については食傷気味といったところではないだろうか。

経済的なメリットもなく、付き合う義理もない

 第三の理由は、経済的メリットである。このイベントに出展し、新たな驚きを提供することで話題になり、国家や企業の価値が上がり、商品が売れるといった事態が期待できるのかどうか。

 確かに万博は、各国のおいしい食べ物や興味深い未知の文化に触れることができる機会となるだろうから、そこへの集客から経済的なメリットを獲得することはできそうである。とはいえ、昨今は各国・各企業とも、すでに日々、SNSなどのインフルエンサーを通して、ターゲットごとにメッセージを伝達する努力をしている。不特定多数相手の万博にどれだけ期待できるのかはかなり未知数である。

 第四の理由は「お付き合い」である。大阪で一丸となって、関西で一丸となって、あるいは日本全体で一丸となって……という機運が高まっているなら、それを無視することはかなり難しい。しかしながら、目的のところにあったように、このイベントの主役は大阪であり、ちょっと拡大して関西、そして取って付けたかのように日本の経済発展のためにやるイベントであると明記されている以上、まずは大阪が頑張れば良いのであって、その他の地域の人は良くて様子見である。

 ただ、関西といっても決して一枚岩ではない。対関東・対東京ということでは団結することもあるかもしれないが、大阪の近隣県はそれぞれ、「うちは大阪とは違いますから」と一くくりにされることにむしろ抵抗する傾向さえある。大阪の中であっても、「うちはみなさんが思っている大阪とは違いますから」と思っているに違いないし、必ずしも万博を歓迎していない人だってたくさんいるだろう。

 無理にお付き合いをしなくて良いのであれば、誰も積極的に参加しようとはしない。そこで、今回はテコ入れが行われ、経済産業事務次官経験者が担当となり、大阪を地盤としていない企業も、お付き合いでも良いから、何らかの支援をしてほしいという依頼を受けることになるだろう。それで、仕方なく参加する国や企業が出てくることはあっても、あくまでお付き合いだから、手間もお金もかけず、お茶を濁したような展示が増えるだけとなるだろう。全体として、「しょぼい」ことになってしまう可能性は高い。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024.10.18大阪・関西万博 会場内営業施設《レストラン・ショップ》の店舗詳細情報(第1弾)を10月18日(金)より公開します

2024年10月19日 16時42分03秒 | ニュース

プレスリリース

2024.10.18大阪・関西万博 会場内営業施設《レストラン・ショップ》の店舗詳細情報(第1弾)を10月18日(金)より公開します

 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内にオープンする営業施設(レストラン・ショップ)の店舗詳細情報(第1弾)を10月18日(金)より大阪・関西万博公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」に公開します。
 大阪・関西万博の会場内ではフードコート・レストラン・ファストフード・カフェ等の飲食店舗や日本各地の物産品やさまざまなグッズを取り扱う物販店舗、幅広いニーズに応えるコンビニエンスストアを配置します。今回は会場内営業施設の店舗詳細情報の第1弾として営業参加店舗27店舗の情報を公開します。
 当協会では来場者の皆様をお迎えする準備を順調に進めており、会場内営業施設では多くの事業者が参加し、来場者の皆様のニーズに応えられるようにバリエーションに富んだ業種や業態、店舗、メニュー、商品等を計画中です。

▽今回情報公開する営業施設

 <ラウンジ&ダイニング>
 ・ラウンジ&ダイニング(FVジャパン株式会社)

 <リングサイドマーケットプレイス東>
 ・インドカレーの店(名鉄協商株式会社)
 ・ソウルLive(有限会社KORAIDOU)
 ・大阪ハラルムガルEXPO2025店(株式会社エス・エー・グループ)
 ・景福宮(有限会社KORAIDOU)
 ・SAIGON屋台(仮称)(名鉄協商株式会社)

 <リングサイドマーケットプレイス西>
 ・サスティナブルフードコート大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~(白ハト食品工業株式会社)
 ・つくもうどんEXPRESS大阪・関西万博店(株式会社神戸ゴマルゴ)
 ・おこしやす京の小路(一般社団法人 京都物産出品協会)
 ・K-POP SHOP 韓流スターワールド(有限会社KORAIDOU)
 ・アニメイト大阪・関西万博店(株式会社アニメイト)

 <ウォータープラザマーケットプレイス西、東>
 ・醗酵食堂 Hasshoku(株式会社初亀)
 ・ファミリーマート大阪・関西万博店(株式会社ファミリーマート)

 <EARTHTABLE~未来食堂~>
 ・GF RAMEN LAB大阪・関西万博店(ケンミン食品株式会社)
 ・テラスニチレイ(仮称)(株式会社ニチレイフーズ)

 <JAPANマルシェ>
 ・人と地球とショートケーキと FUJIYA EXPO 2025 STORE(株式会社不二家)
 ・souvenir JAPAN EAST 大阪・関西万博店(有限会社ノーブルクリエーション)
 ・京丹波(株式会社京丹波)

 <風の広場マーケットプレイス>
 ・牛カツ京都勝牛(株式会社ゴリップ)
 ・souvenir JAPAN WEST 大阪・関西万博店(有限会社ノーブルクリエーション)

 <未来型営業施設>
 ・近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 大阪・関西万博 ウォータープラザ店
  (サントリーホールディングス株式会社)
 ・くら寿司 大阪・関西万博店(くら寿司株式会社)
 ・SUNTORY PARK CAFE(サントリーホールディングス株式会社)
 ・水空SUIKUU(サントリーホールディングス株式会社)
 ・スシロー 未来型万博店(株式会社FOOD & LIFE COMPANIES)

 <未来型チャレンジショップ>
 ・まねきダイニング(仮称)(まねき食品株式会社)
 ・らぽっぽファーム ~ おいもといちごのfarm to the table ~(白ハト食品工業株式会社)

詳細については【別紙 営業施設一覧】をご確認ください。(PDF:0.2MB)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党本部に火炎瓶を投げ込み、首相官邸に車両で突入 警視庁が男を確保

2024年10月19日 08時02分02秒 | ニュース

 

 
 

首相官邸に車両で突入 男を確保

自民党本部に火炎瓶を投げ込み、首相官邸に車両で突入 警視庁が男を確保

(産経新聞) 2024/10/19 06:42

首相官邸に突っ込んだとみられる車を調べる警察官ら=19日早朝(大渡美咲撮影)

首相官邸に突っ込んだとみられる車を調べる警察官ら=19日早朝(大渡美咲撮影)

(産経新聞)

捜査関係者によると、19日早朝、何者かが東京都千代田区の自民党本部に火炎瓶を投げ込み、その後、首相官邸に車両で突入したとの情報があった。突入したのは男で、警視庁に確保されたという。詳しい状況を調べている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈専門医が解説〉秋花粉の傾向と対策「草むらに近付かない」だけでOK? 点鼻薬の使用は厳禁? ダニの可能性もあり?

2024年10月19日 01時51分28秒 | 健康・病気
 
 
 

〈専門医が解説〉秋花粉の傾向と対策「草むらに近付かない」だけでOK? 点鼻薬の使用は厳禁? ダニの可能性もあり?

〈専門医が解説〉秋花粉の傾向と対策「草むらに近付かない」だけでOK? 点鼻薬の使用は厳禁? ダニの可能性もあり?

〈専門医が解説〉秋花粉の傾向と対策「草むらに近付かない」だけでOK? 点鼻薬の使用は厳禁? ダニの可能性もあり?

(集英社オンライン)

季節の変わり目のせいか、最近なんだか鼻やのどの調子が悪い……。もしかしたらそれは“秋花粉”が原因かも。風邪と間違えやすいといわれる秋花粉だが、実は日本人の約2割が秋花粉を引き起こす“ブタクサ”にアレルギーを持っているそう。今回は、そんな秋の花粉症についてアレルギー専門医が徹底解説する。

春のスギ花粉よりは症状が軽いけど……

連日の猛暑がようやく終わりを告げ、秋の訪れを肌で感じるようになってきた10月。

アウトドアアクティビティをのびのびと楽しめる季節になったと思いきや、この時期の外出では“秋花粉”に悩まされる人も少なくない。

NPO花粉情報協会の理事も務める、ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長・永倉仁史氏は、秋花粉について次のように説明する。

「秋はブタクサによる花粉症に悩まれる方が多いです。次いで、ヨモギ、カナムグラなどが秋花粉の原因として挙げられます。秋花粉の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、あとは喉のイガイガなどですね。

風邪と区別しづらいこともありますが、熱や咳は出ないのに、鼻、目、喉に違和感を覚えたら秋花粉を疑ってみてもいいかもしれません」

一般的にあまり馴染みのない秋花粉だが、春花粉との違いは?

「秋のブタクサ花粉は、春のスギ花粉のように広範囲には飛散せず、花粉量もスギのほうが圧倒的に多いと言えます。そのため、ブタクサ花粉はスギ花粉に比べると症状の強い方が少ない。

スギ花粉は、ひどい鼻づまりやくしゃみで眠れない方や、呼吸困難になる方、気管にきてしまい喘息症状を引き起こす方もいますが、ブタクサ花粉ではそこまでの方を見たことがないですね。

とはいえ、ブタクサ花粉だけ陽性が出る方もいますし、スギ花粉とブタクサ花粉の両方を併発している方も多いです」

また、ブタクサの花粉症を持っている人は、次のような食材にもアレルギー反応を示す可能性が高いという。

「ブタクサ花粉を持っている人は、スイカ、メロン、バナナなどを食べたあと、口や喉にかゆみやしびれが出る口腔アレルギー症候群(OAS)を併発している場合が多くあります。これらの食材が有するアレルゲンは、ブタクサ花粉のアレルゲンと一部構造が似ています。

ちなみにスギ花粉は、メロン、キウイ、バラ科の食材と抗原が共通しているとよく言われますね」

秋花粉は、草むらに近付かなければ安全

一説によると、日本人の約2割が陽性だという秋のブタクサ花粉。なにか対策方法はあるのか。

「スギ花粉とは異なり、ブタクサ花粉は飛んでも数メートルから数百メートルほど。スギ花粉のように、どこにいても症状が出てしまうというわけではありません。

ブタクサは公園や空き地、河原など雑草の多いところに生えているので、草むらがあるような場所に近付かなければ避けられるでしょう。

そういう場所をどうしても通る場合は、マスクの着用によって花粉の吸いこみを抑えることができます。

ちなみに、ヨモギはブタクサと同じく土のあるところに生えており、カナムグラはつる植物なのでガードレールや金網などに絡まっていたりします」

逆に、雑草が生えていないような場所でアレルギー症状が出る場合は、秋花粉ではなく“ダニアレルギー”の可能性があるという。

「ダニは25〜30度で育ち、その温度以下になると死骸になって飛び散ります。そのため、毎年10月くらいになると、気温の低下で夏までに繁殖したダニが死んで空中に死骸が飛び散るため、ダニアレルギーの症状が出る人も多くなるようです。

いずれの場合も、まずはアレルギー血液検査を受けてみることをおすすめします」

点鼻薬の使用はNG! 鼻づまりが悪化する恐れも

また、症状が軽めの秋花粉は、市販の抗アレルギー薬でもある程度対処ができるようだ。

「市販薬の『アレグラ』や『アレジオン』は、病院で処方される抗アレルギー薬と有効成分が近いと言えます。市販薬で症状が治まるのであれば、市販薬を服用しても問題ないでしょう。眠気が出にくいので、日常的にも使いやすいですね。目の症状が強い場合は、抗アレルギー点眼薬を併用するのがいいと思います」

ただし、市販の点鼻薬の使用には“待った”をかける永倉氏。

「市販の点鼻薬には、血管収縮剤を含んでいるものが多く存在します。血管収縮剤は、血管をギュッと縮ませて鼻の粘膜の腫れを抑えるので、一時的には鼻の通りがよくなったように感じます。最初のうちは半日くらい効くのですが、しばらくするとまた鼻がつまってくる。

そうして何度も使用しているうちに、だんだんと効き目の持続時間が短くなり、かえって鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりがひどくなってしまうのです。

血管収縮剤は、そういったリバウンドを起こしやすく、このような状態を『点鼻薬性鼻炎』といいます」

いずれにしても、花粉によるアレルギー症状が強いと感じる場合は、市販薬に頼り過ぎず病院に行くべきだと話す。

「薬の特許が切れたものから市販できるようになるため、市販薬はやや古いものが多いと言えます。症状が強い人は、耳鼻科に行ったほうがたしかな薬を処方してもらえるでしょう。

また、ブタクサは飛散量が少ないからあまりないとは思いますが、もし皮膚がかゆくなるなど、花粉皮膚炎と疑われる症状が出る場合はアレルギー専門医に診てもらったほうがいいですね」

「猛暑の翌年は花粉が増える」は間違い?

いよいよ10月後半に差し掛かるが、秋花粉シーズンはいつから始まっており、いつ終息するのか。

「実は、ブタクサ花粉はお盆あたりから始まっています。ブタクサは夏の終わりから咲き始めて、10月には咲き終わる。ブタクサ花粉も11月にはほとんど測定されないので、症状が出ている人はあと少しの辛抱ですね。一方で、カナムグラとヨモギは11月くらいまで花粉の飛散が続きます」

ちなみに、2024年の秋花粉の飛散量は“平年並み”だったそう。猛暑の翌年の春は花粉量が増大するという噂もあるが、今夏の酷暑は秋花粉にも何か影響を及ぼしている?

「まず、猛暑の翌年の春に花粉量が増えるというのは、一部合っていますが、正確な表現ではありません。スギ花粉の花芽の最初の分裂は、6月の日射量が影響します。日射量が多いとその分多くの花芽が作られ、それが7〜8月で育つ。

さらにいえば、スギ花粉は一年間花粉を花芽につけると、その枝は翌年休みます。気象条件だけではなく、そういった樹の勢いを見ないと、翌年の飛散量を正しくは予想できないと言えます。

なお、今年の東日本の春花粉は平年並みか少し多かったので、来年はお休みするスギも多いかもしれません。少なくとも東日本においては、史上最高の大量飛散ということにはならない可能性が高い。

そして秋花粉についてですが、気象条件によってブタクサの花粉量が変わっているのを見たことがありません。だから、夏の暑さはあまり秋花粉に関係しないと思います。一年間の花粉の動きが気になる方は、東京都保健医療局が出している『東京都の花粉情報』というサイトを参考にしてみてください」

もうすぐピークは終わりを迎える秋花粉だが、今年セーフだった人も、来年の秋に発症する可能性は十分にある。早めに花粉情報をチェックして、次のシーズンに備えよう。

プロフィール
永倉仁史(ながくら・ひとし)
ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長。アレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患を専門とし、花粉症に関してはNPO花粉情報協会の理事を務める。

取材・文/渡辺ありさ 

 

 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【破産情報】日勧輸送(株)が破産手続き開始決定 負債約5000万円

2024年10月18日 06時43分55秒 | ニュース

ATV青森テレビ
</picture>

青森テレビ

青森テレビ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上半期の倒産負債額 前年同期比32%増 大規模倒産相次ぐ

2024年10月18日 06時41分53秒 | ニュース

上半期の倒産負債額 前年同期比32%増 大規模倒産相次ぐ

<iframe class="video-player" src="https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20241017/movie/6020022177_20241017080451.html?movie=false" width="360" height="202" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>

今年度の上半期に山形県内で倒産した企業の負債総額は89億円余りと、前年度の同じ時期より32%余り増えたことが、民間の信用調査会社のまとめで分かりました。

民間の信用調査会社「帝国データバンク山形支店」によりますと、ことし4月から先月までの上半期に、1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は35件で、負債総額はあわせて89億8000万円と、去年の同じ時期より22億100万円、率にして32.5%増加しました。

これは、負債総額が20億円を超えるスーパーや建設会社の大型倒産が相次ぎ、全体の総額を押し上げたということです。

業種別にみますと、「小売業」が30億3800万円(11件)、次いで「建設業」が28億5900万円(5件)などとなっています。

また、倒産した35件のうち、従業員が10人未満が27件で、小規模の企業が8割近くとなり、経営体力が十分でない企業で清算するケースも相次いでいるとしています。

帝国データバンク山形支店は「新型コロナに対応した融資の返済が本格化するなか、物価高や賃上げ、利上げなど、中小企業を取り巻く経営環境は依然として厳しい。金融環境の変化と合わせて倒産の動向を注視していく」と話しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ANOVA(アノヴァ) 自己破産 12億2800万円の負債抱え

2024年10月18日 06時20分43秒 | アナログレコード
 

ANOVA(アノヴァ) 自己破産 12億2800万円の負債抱え


民間の信用調査会社=帝国データバンクなどによりますと、青森県六ヶ所村尾駮に本社を置く「ANOVA(アノヴァ)」は青森県のクリスタルバレイ構想の中核を担っていた企業が2011年に経営破綻したことを受けて工場を引き継ぎ、フラットパネルディスプレーやタッチセンサーパネルの製造や販売を行なっていました。


2016年には21億6000万円の売り上げがありましたが、自動車市場での世界的な半導体不足に加えて、新型コロナによる供給網の混乱などの影響を受けて業績が悪化。約12億2800万円の負債を抱えて、7日、青森地裁に自己破産を申請しました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【破産情報】駄菓子の「あん玉」、「バナナ最中」などで有名 (株)ヤマイいと福が破産開始決定 負債総額は約8100万円 ピーク時には3億円超の売上高も…

2024年10月18日 05時59分51秒 | アナログレコード
 

【破産情報】駄菓子の「あん玉」、「バナナ最中」などで有名 (株)ヤマイいと福が破産開始決定 負債総額は約8100万円 ピーク時には3億円超の売上高も…

【破産情報】駄菓子の「あん玉」、「バナナ最中」などで有名 (株)ヤマイいと福が破産開始決定 負債総額は約8100万円 ピーク時には3億円超の売上高も…|TBS NEWS DIG
青森テレビ

東京商工リサーチの19日発表の情報によりますと、破産開始決定を受けたのは、青森市の(株)ヤマイいと福で、負債総額は債権者約70名に対し約8100万円に上るということです。

(株)ヤマイいと福は、2024年4月10日に事業を停止。翌11日付けで青森地裁より破産開始の決定を受けました。1945年10月に「伊藤パン」の屋号で創業され、1949年に「伊藤製菓」に改称。1992年1月に(株)ヤマイいと福として法人化した老舗和菓子店です。

「バナナ最中」をはじめ、青森県で古くから親しまれているくじ引き駄菓子「あん玉」、青森銘菓「くじら餅」などで知られ、2001年にはJR青森駅前の複合商業施設「アウガ」に直営店「お菓子のいと福・アウガ新鮮市場店」をオープンして、ピーク時には3億円を超える売上高を計上していました。

しかしながら、以降は域内人口の減少や同業他社との競争激化、更には2020年2月頃からの新型コロナウイルス感染拡大の影響が追い打ちをかけ業績は落ち込み、これにより採算性も低調を余儀なくされていました。また、不動産を賃貸していた調剤薬局が2024年3月に退去したことも資金繰り悪化の一因となり、これ以上の事業継続は困難と判断。

2024年4月10日をもって事業停止。今回の措置に至ったということです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本陸軍が魔改造した「さくら弾機」をご存じだろうか…90歳の “大型特攻機” 元隊員が洩らした本音壁面はベニヤ板、機関銃も機関砲も積んでいなかった

2024年10月18日 05時33分14秒 | ニュース

日本陸軍が魔改造した「さくら弾機」をご存じだろうか…90歳の “大型特攻機” 元隊員が洩らした本音壁面はベニヤ板、機関銃も機関砲も積んでいなかった

 
1234

悪天候に阻まれた出撃

「朝食は豪華だった。軍隊に行って、あんな御馳走は初めてだった。鯛の焼き物は大き過ぎて皿からはみ出るほど大きかった。そんな焼き物までついているから、やっぱり、本当にこれからいくんやなぁと感じた。御馳走をしてくれたけど、あまりのどを通らなかった。トラックで飛行場へ行くと、すでにエンジンがかかっていた。戦隊長が一人一人、『頑張って下さい』と言って握手して回っていたけど、『無事を祈る』ちゅうと、『帰って来い』ちゅう意味になるから、『頑張って下さい』と言ったんやね。末期の水にと一升瓶に水を満たして持って行った」

昭和20(1945)年5月25日、花道と前夜、涙を流した桜井伍長が搭乗したト号機は、2機のさくら弾機と沖縄を目指し、大刀洗飛行場を出撃した。

滑走路のモノクロ写真
写真=iStock.com/pejft
※写真はイメージです

さくら弾機の1機は、溝田彦二少尉(当時21歳)が操縦し、山中正八見習士官(航法士、同22歳)と田中彌一伍長(機関士、同22歳)、高尾峯望伍長(通信士、同18歳)が搭乗した。もう一機は、第62戦隊の福島豊少尉(同22歳)が操縦していた。

花道の乗ったト号機は溝田少尉の操縦するさくら弾機につかず離れず、敵のレーダーから逃れるため、海上150メートルから200メートルの海面すれすれのところで敵機動部隊を探して、飛行を続けた。高度を300メートルまで上げると雲で下が見えなくなるため、高度200メートルを保たなくてはいけなかった。

3機中2機は戻らなかった

さくら弾機は重い爆弾を積んでいるため速度が遅く、花道が搭乗するト号機はすぐに追いついてしまう。だが、同じ速度で航行するとト号機が失速してしまうため、辺りをひと回りしながら距離を保っていた。すると、突然、前を行く溝田機が目の前から遠ざかっていった。

宮本雅史『「特攻」の聲 隊員と遺族の八十年』(KADOKAWA)
宮本雅史『「特攻」の聲 隊員と遺族の八十年』(KADOKAWA)

沖縄地方は梅雨で、この日も天候が悪く、時々大粒の雨が風防をパンパン叩いた。東シナ海には低気圧があったのだが、情報は届いていなかった。垂れ込める雲の中、ついに溝田機を見失い、花道機は単独飛行になった。

「航空母艦か戦艦に突っ込め」が命令だった。

「偵察機が敵艦隊を探して来るが、指示された場所に行くと、もういない。どこへ行ったか分からない。それでも探せと命令される。無茶苦茶な話だった」

敵機動部隊を探すうちに燃料を使い果たし、大刀洗飛行場に戻れなくなり、鹿児島県の鹿屋飛行場に不時着した。

「最初、知覧飛行場に向かおうとしたが、知覧は滑走路が短いんでおりらへんから、鹿屋に向かった。鹿屋に緊急着陸すると、もう一度燃料を入れ直して出撃することになり、大刀洗まで戻った」

この日花道と共に出撃したさくら弾機の福島機と溝田機は戻らなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

滋賀県が貸した188億円、ほとんど回収不可能か 木材の伐採や売却、まったく計画倒れ

2024年10月18日 03時40分33秒 | ニュース
京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp › articles
<</picture>

滋賀県庁

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?

2024年10月17日 17時28分21秒 | ニュース

改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?

Merkmal10/16(水)11:51

改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?

路線バス(画像:写真AC)

 

責任転嫁でドライバー離職

 筆者(西山敏樹、都市工学者)は、以前当媒体で「追いつめられるドライバー! なぜバス会社は従業員を守らず、乗客クレームに加担するのか?」(2024年5月17日配信)という記事を執筆した。このなかで、路線バスのドライバーが事故や乗客とのトラブルに対して不当に責任を転嫁される傾向について指摘した。

 具体的には、バスが完全に停止する前に乗客が転倒したり、乗客がバスを降りて他の車両と衝突したり、通学路から飛び出した子どもが事故に遭ったりすることがある。

 このような理不尽な事故やトラブルが発生した場合、ドライバーが責任を問われることが多く、バス会社はドライバーを守ってこなかった。バス会社は沿線住民や利用者に謝罪する一方で、ドライバーへの指導や教育を形だけで行ってきた。

 この状況は、新技術の導入や社内コミュニケーションの改善、行政の支援を通じて早急に解決する必要がある。しかし、2024年問題が顕在化して半年が経過しても、路線バス業界ではドライバー不足が深刻化しており、低賃金問題やドライバーのモチベーション維持も重要な課題となっている。

 今回は「トラブル時の責任のあり方」に焦点を当て、ドライバーが直面している課題を詳しく探っていく。

路線バス(画像:写真AC)

知られざるドライバーの1日

 まず、ドライバーの1日を見てみよう。

 出勤後、制服に着替え、乗務する路線バスの車両や路線状況を確認する。次にアルコールチェックを行い、車両の動作などの各種点検を行った後、始業点呼を受ける。

 その後、出庫して乗務を開始し、乗務終了後は入庫して車内のチェックを行い、忘れ物がないか確認する。給油や必要に応じた洗車、清掃を行った後、終業点呼をし、運行結果を報告する。

 乗務中は、バスの運転やドアの開閉、マイクでの放送、運賃の支払いのサポート、起終点での忘れ物の確認など、多くの作業をひとりで行うため、非常に神経を使う仕事だ。

 先日、2024年9月14日に北海道恵庭市の道央自動車道で、札幌市内から新千歳空港に向かうバスが燃える火災が発生した。この原因はまだ明らかになっていないが、始業前点検で異常がなかったとしても、走行中にトラブルが発生すれば、乗客の安全を確保するためにさらに神経を使う必要がある。

 また、車内での両替対応も、新札の導入や外国人観光客の増加によりトラブルが増えている。さらに、カスタマーハラスメント(カスハラ)によって、サービス上の無理な要求をする乗客も増えている。

 こうした乗客とのトラブルが表面化しても、ドライバーが責任を問われることが非常に多い。筆者も現役ドライバーに取材を行っており、そこでよく話題になるのは

「トラブル時の責任のあり方」

である。すべての責任が乗客に接するドライバーに転嫁される流れが、ストレスの大きな原因となり、結果として離職につながっている。

 特に将来が期待される中堅ドライバーは、ストレスのためにノウハウを伝える気になれず、将来性を考えて離職するケースが増えている。その結果、

「知識や技術の伝承」

がうまくいかなくなっている。この苦悩を解消する必要性が高まっている。

路線バス(画像:写真AC)

バス運転手が抱える重大ストレス

 路線バスで事故が発生した場合、一般的な流れはまず警察やバス会社が事故調査を行うことだ。その結果、最終的には車両に乗っていたドライバーに責任が向けられることが多い。

 路線バスでは、急発進や急ブレーキによるけがの治療費が問題になることがよくあるが、基本的にはドライバーやバス会社に対して請求ができる。ただし、バス会社は通常保険に加入しているため、実際にはバス会社が保険会社に請求することになる。

 乗客のけがの治療が終わった後(後遺症をもたらす場合は後遺障がい認定が行われた後)、賠償金が算定されて乗客側に支払われる。一方、事故の程度によってはドライバーにペナルティーが課せられることもある。ペナルティーの種類は軽いものから順に、口頭注意、配置転換、減給、停職、解雇などが一般的だ。

 最近では、ドライバーが事故防止の観点から

「停車までそのまま座っていてください」
「すぐに空いている座席に座ってください。座った後に発車します」

といったアナウンスを行う機会が増えている。しかし、こうしたアナウンスがあっても、乗客がけがをした場合にはドライバーの責任が完全に免除されることはなく、通常は責任を問われてしまう。また、他の労働者の目もあり、

「ペナルティーのうわさ」

が広まることで、ドライバーが働きにくくなることも少なくない。

 同様の状況は鉄道業界やタクシー業界でも見られる。どんなに気を使って運転していても、事故が起きれば責任論につながり、大きなストレスとなることが多い。

路線バス(画像:写真AC)

ドライバー保護が急務

 路線バスの乗客に関する事故が発生した場合、賠償金の支払いと該当ドライバーへのペナルティーが必要になる。事故にはやむを得ないケースも多いが、カスハラのような事例が増えている現状では、ドライバーのストレスを少しでも軽減することが重要だ。

 秋田県能代市で路線バスや観光バスを運行している第一観光バスは、

「社員を守ることも大切」
「お客様と社員は対等の立場であるべき」

といったメッセージを広めており、注目を集めている。人手不足が背景にあるが、ドライバーも同じ人間として乗客と対等に守られるべきだという考え方は、多くの共感を呼んでいる。ドライバーをトラブルから守ることは

「バス事業者の責任」

であるという姿勢が、多くの支持を得ている。事故時にドライバーを保護する対策や、苦情対応における公平性(乗客だけに肩入れしない姿勢)を示すことで、ドライバーが安心して長く働ける環境が整うだろう。

 また、ドライバーを希望する人々にも、こうした保護姿勢に関心を持ち、

「明確な回答を得られない事業者を選ばない」

という雰囲気が生まれることを期待したい。

路線バス(画像:写真AC)

業界改善への提言

 実際、ある事業者では、ドライバーがストレスのため急に勤務を休む

「行方不明」

になる事例が発生している。その結果、ダイヤに穴があいてしまった。ストレスが強いと、うつ病などの精神的な問題が生じやすくなり、勤労意欲も失われ、他の職場への転職が難しくなることがある。

 今後の路線バス事業者は

「お客様が第一」

という姿勢だけでは成り立たなくなるだろう。第一観光バスのような企業姿勢が求められる。また、一部の鉄道事業者のように厳然とした対応を取ることも重要で、カスハラに対する姿勢を明示し、社会に発信する必要がある。

 事故が発生した際にも、一方的にドライバーに責任を押し付けるのではなく、状況を慎重に見極める姿勢が求められる。

 バス事業者が透明性や客観性を高めるためには、ドライバーの権利を守る方策に転換することが不可欠だ。カスハラという言葉が使われるが、サービスを考えると、どちらか一方の味方をするのはおかしい。

「ドライバーも乗客も人間である」

という視点で客観的にトラブルを見つめ、公平に責任を判断する姿勢が必要だ。路線バス業界全体で意識改革が進めば、安心して働ける環境が整う可能性が高い。

路線バス(画像:写真AC)

求められる公平な視点

 路線バスのドライバー不足を解消するためには、トラブル時の責任のあり方を根本的に見直す必要があると強く指摘したい。

 繰り返しになるが、トラブルは人と人との関係から生まれるものであり、消費者が常に正しいわけではない。理不尽な要求も多く存在する。業界の未来を担うドライバーたちからは、

「現場で真剣に働くドライバーを守らない事業者が多すぎる」

という声が寄せられている。

 サービスの現場では、ドライバーと乗客の両方が重要な存在であるため、公平な見方が業界全体で求められているのだ。

 

関連記事

  • 【画像】「えぇぇぇぇ!」 これが「バス運転手の平均年収」です!(14枚)

    Merkmal

  • 「10トントラック = 10トン積める」は大間違い! それを知らない荷主もいるし、知ってて“過積載”依頼の荷主もいる現実

    Merkmal

  • 意外と知らない? インターチェンジの近くに「ラブホテル」がやたらと多い理由

    Merkmal

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?

2024年10月17日 17時25分25秒 | ニュース

改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?

Merkmal10/16(水)11:51

改めて問う! バス会社はなぜ社員のドライバーを守らず、「乗客クレーム」に加担するのか?

路線バス(画像:写真AC)

 

責任転嫁でドライバー離職

 筆者(西山敏樹、都市工学者)は、以前当媒体で「追いつめられるドライバー! なぜバス会社は従業員を守らず、乗客クレームに加担するのか?」(2024年5月17日配信)という記事を執筆した。このなかで、路線バスのドライバーが事故や乗客とのトラブルに対して不当に責任を転嫁される傾向について指摘した。

 具体的には、バスが完全に停止する前に乗客が転倒したり、乗客がバスを降りて他の車両と衝突したり、通学路から飛び出した子どもが事故に遭ったりすることがある。

 このような理不尽な事故やトラブルが発生した場合、ドライバーが責任を問われることが多く、バス会社はドライバーを守ってこなかった。バス会社は沿線住民や利用者に謝罪する一方で、ドライバーへの指導や教育を形だけで行ってきた。

 この状況は、新技術の導入や社内コミュニケーションの改善、行政の支援を通じて早急に解決する必要がある。しかし、2024年問題が顕在化して半年が経過しても、路線バス業界ではドライバー不足が深刻化しており、低賃金問題やドライバーのモチベーション維持も重要な課題となっている。

 今回は「トラブル時の責任のあり方」に焦点を当て、ドライバーが直面している課題を詳しく探っていく。

路線バス(画像:写真AC)

知られざるドライバーの1日

 まず、ドライバーの1日を見てみよう。

 出勤後、制服に着替え、乗務する路線バスの車両や路線状況を確認する。次にアルコールチェックを行い、車両の動作などの各種点検を行った後、始業点呼を受ける。

 その後、出庫して乗務を開始し、乗務終了後は入庫して車内のチェックを行い、忘れ物がないか確認する。給油や必要に応じた洗車、清掃を行った後、終業点呼をし、運行結果を報告する。

 乗務中は、バスの運転やドアの開閉、マイクでの放送、運賃の支払いのサポート、起終点での忘れ物の確認など、多くの作業をひとりで行うため、非常に神経を使う仕事だ。

 先日、2024年9月14日に北海道恵庭市の道央自動車道で、札幌市内から新千歳空港に向かうバスが燃える火災が発生した。この原因はまだ明らかになっていないが、始業前点検で異常がなかったとしても、走行中にトラブルが発生すれば、乗客の安全を確保するためにさらに神経を使う必要がある。

 また、車内での両替対応も、新札の導入や外国人観光客の増加によりトラブルが増えている。さらに、カスタマーハラスメント(カスハラ)によって、サービス上の無理な要求をする乗客も増えている。

 こうした乗客とのトラブルが表面化しても、ドライバーが責任を問われることが非常に多い。筆者も現役ドライバーに取材を行っており、そこでよく話題になるのは

「トラブル時の責任のあり方」

である。すべての責任が乗客に接するドライバーに転嫁される流れが、ストレスの大きな原因となり、結果として離職につながっている。

 特に将来が期待される中堅ドライバーは、ストレスのためにノウハウを伝える気になれず、将来性を考えて離職するケースが増えている。その結果、

「知識や技術の伝承」

がうまくいかなくなっている。この苦悩を解消する必要性が高まっている。

路線バス(画像:写真AC)

バス運転手が抱える重大ストレス

 路線バスで事故が発生した場合、一般的な流れはまず警察やバス会社が事故調査を行うことだ。その結果、最終的には車両に乗っていたドライバーに責任が向けられることが多い。

 路線バスでは、急発進や急ブレーキによるけがの治療費が問題になることがよくあるが、基本的にはドライバーやバス会社に対して請求ができる。ただし、バス会社は通常保険に加入しているため、実際にはバス会社が保険会社に請求することになる。

 乗客のけがの治療が終わった後(後遺症をもたらす場合は後遺障がい認定が行われた後)、賠償金が算定されて乗客側に支払われる。一方、事故の程度によってはドライバーにペナルティーが課せられることもある。ペナルティーの種類は軽いものから順に、口頭注意、配置転換、減給、停職、解雇などが一般的だ。

 最近では、ドライバーが事故防止の観点から

「停車までそのまま座っていてください」
「すぐに空いている座席に座ってください。座った後に発車します」

といったアナウンスを行う機会が増えている。しかし、こうしたアナウンスがあっても、乗客がけがをした場合にはドライバーの責任が完全に免除されることはなく、通常は責任を問われてしまう。また、他の労働者の目もあり、

「ペナルティーのうわさ」

が広まることで、ドライバーが働きにくくなることも少なくない。

 同様の状況は鉄道業界やタクシー業界でも見られる。どんなに気を使って運転していても、事故が起きれば責任論につながり、大きなストレスとなることが多い。

路線バス(画像:写真AC)

ドライバー保護が急務

 路線バスの乗客に関する事故が発生した場合、賠償金の支払いと該当ドライバーへのペナルティーが必要になる。事故にはやむを得ないケースも多いが、カスハラのような事例が増えている現状では、ドライバーのストレスを少しでも軽減することが重要だ。

 秋田県能代市で路線バスや観光バスを運行している第一観光バスは、

「社員を守ることも大切」
「お客様と社員は対等の立場であるべき」

といったメッセージを広めており、注目を集めている。人手不足が背景にあるが、ドライバーも同じ人間として乗客と対等に守られるべきだという考え方は、多くの共感を呼んでいる。ドライバーをトラブルから守ることは

「バス事業者の責任」

であるという姿勢が、多くの支持を得ている。事故時にドライバーを保護する対策や、苦情対応における公平性(乗客だけに肩入れしない姿勢)を示すことで、ドライバーが安心して長く働ける環境が整うだろう。

 また、ドライバーを希望する人々にも、こうした保護姿勢に関心を持ち、

「明確な回答を得られない事業者を選ばない」

という雰囲気が生まれることを期待したい。

路線バス(画像:写真AC)

業界改善への提言

 実際、ある事業者では、ドライバーがストレスのため急に勤務を休む

「行方不明」

になる事例が発生している。その結果、ダイヤに穴があいてしまった。ストレスが強いと、うつ病などの精神的な問題が生じやすくなり、勤労意欲も失われ、他の職場への転職が難しくなることがある。

 今後の路線バス事業者は

「お客様が第一」

という姿勢だけでは成り立たなくなるだろう。第一観光バスのような企業姿勢が求められる。また、一部の鉄道事業者のように厳然とした対応を取ることも重要で、カスハラに対する姿勢を明示し、社会に発信する必要がある。

 事故が発生した際にも、一方的にドライバーに責任を押し付けるのではなく、状況を慎重に見極める姿勢が求められる。

 バス事業者が透明性や客観性を高めるためには、ドライバーの権利を守る方策に転換することが不可欠だ。カスハラという言葉が使われるが、サービスを考えると、どちらか一方の味方をするのはおかしい。

「ドライバーも乗客も人間である」

という視点で客観的にトラブルを見つめ、公平に責任を判断する姿勢が必要だ。路線バス業界全体で意識改革が進めば、安心して働ける環境が整う可能性が高い。

路線バス(画像:写真AC)

求められる公平な視点

 路線バスのドライバー不足を解消するためには、トラブル時の責任のあり方を根本的に見直す必要があると強く指摘したい。

 繰り返しになるが、トラブルは人と人との関係から生まれるものであり、消費者が常に正しいわけではない。理不尽な要求も多く存在する。業界の未来を担うドライバーたちからは、

「現場で真剣に働くドライバーを守らない事業者が多すぎる」

という声が寄せられている。

 サービスの現場では、ドライバーと乗客の両方が重要な存在であるため、公平な見方が業界全体で求められているのだ。

 

関連記事

  • 【画像】「えぇぇぇぇ!」 これが「バス運転手の平均年収」です!(14枚)

    Merkmal

  • 「10トントラック = 10トン積める」は大間違い! それを知らない荷主もいるし、知ってて“過積載”依頼の荷主もいる現実

    Merkmal

  • 意外と知らない? インターチェンジの近くに「ラブホテル」がやたらと多い理由

    Merkmal

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【人気】新米の価格高騰→麺類の売り上げアップ 焼きそばは前年の1.5倍に「手軽で野菜もとれる」 

2024年10月17日 15時50分15秒 | ニュース
福岡https://youtube.com/watch?v=UuZcTDO-VuY&si=53EBYdGC6p_px6Sm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康食品卸売「イトー企画」の破産手続き開始が決定 負債額は約7100万円 【福井】

2024年10月17日 15時33分38秒 | ニュース

健康食品卸売「イトー企画」の破産手続き開始が決定 負債額は約7100万円 【福井】

  •  

民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、坂井市の健康食品卸売業者「イトー企画」が破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約7100万円とみられています。

「イトー企画」は1998年に創業し、翌年に法人改組した健康食品卸売業者で、クエン酸やアミノ酸飲料を主とし、スポーツドリンクやサプリメント、ダイエット食品などを大手量販店や小売店に販売し、ピーク時の2003年には年売上高約2億5000万円を計上していました。


しかし利益が少なく不採算が続いたため、近年は大手ショッピングサイトを通してインターネット販売を手掛け収益は上がったものの、主力である卸売部門での減収が続き、2022年2月期の年売上高は約1億700万円に減少。債務超過に陥りました。

収益改善を目指し、ネット販売のコンサルタント業務にも進出したものの受注は少なく、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念し、10月3日に福井地裁へ自己破産を申請。8日に破産手続きの開始決定を受けました。

負債は債権者約18人に対し約7100万円とみられています。債権の届け出は11月7日までで、2025年1月21日に財産状況報告集会を予定しています。

© 福井テレビ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする