Spotify、有料会員数が1億3000万人に 新型コロナで「毎日が週末のような聴き方」に
2020/04/30 05:53
ユーザー数推移
(ITmedia NEWS)
スウェーデンの音楽ストリーミングサービスSpotifyは4月29日(現地時間)、2020年第1四半期(1〜3月)の決算を発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で家に留まる人が増えたことを反映してか、有料ユーザー数が増加し、増収、黒字転換だった。
MAU(月間アクティブユーザー数)は前年同期比31%増の2億8600万人、有料ユーザーは31%増の1億3000万人、広告サポート付きMAUは33%増の1億6300万人だった。
売上高は22%増の18億4800万ユーロ(約2143億円)、純利益は100万ユーロ(1株当たり純損失は0.20ユーロ)だった。前年同期は1億4200万ユーロの赤字だった。売上高はアナリスト予測(18億6000万ユーロ)を下回ったが、1株当たり純損失は0.49ユーロという予測よりは良かった。
Spotifyは発表文で「COVID-19による世界的な不確実性にもかかわらず、当社の事業はすべての予測を満たしたか、超えた。(中略)ただし、第2四半期以降は広告の減速と為替レートの大幅な変化によって収益減が予想される」と語った。
新型コロナウイルスの影響については、例えばロックダウンが行われた地域で新規MAUと休眠していたユーザーの再アクティブ化が大幅に成長したと説明。また、在宅勤務が増え、通勤がなくなったことから人々のリスニングパターンが変わり、「毎日が週末のようになった」という。特にポッドキャスト(Podcast)は通勤時に聴くユーザーが多いため、「影響が顕著に見られた」という。一方で、料理、家でのんびり、などのプレイリストのストリーミング時間が過去数週間で2桁増加した。
Spotifyはこの7週間、全従業員が在宅勤務しているが、全体の生産性が低下することはなかったという(スウェーデンは国としてはロックダウンを実施していない)
新型コロナウイルスの影響については、例えばロックダウンが行われた地域で新規MAUと休眠していたユーザーの再アクティブ化が大幅に成長したと説明。また、在宅勤務が増え、通勤がなくなったことから人々のリスニングパターンが変わり、「毎日が週末のようになった」という。特にポッドキャスト(Podcast)は通勤時に聴くユーザーが多いため、「影響が顕著に見られた」という。一方で、料理、家でのんびり、などのプレイリストのストリーミング時間が過去数週間で2桁増加した。
Spotifyはこの7週間、全従業員が在宅勤務しているが、全体の生産性が低下することはなかったという(スウェーデンは国としてはロックダウンを実施していない)。新規採用も予定通り行った。ただし、今後の年内の採用は遅らせる計画としている。
第2四半期の予測は、MAUは2億8900万人〜2億9900万人、有料会員数は1億3300万人〜1億3800万人、売上高は17億5000万ユーロ〜19億5000万ユーロとしている。』
インターネット時代に新型肺炎の全世界的な感染拡大が深刻でも企業も人生も禍を転じて福となすの諺通りです。