◆みんなの党の渡辺喜美代表と化粧品・サプリメント製造販売会社DHCの吉田嘉明会長との「貸付金8億円」問題は、「政治とカネ」のあり方について、国民有権者の間で再び大きな関心を呼んでいる。「貸付けの趣旨」について、渡辺喜美代表と吉田嘉明会長との主張が食い違い激突し、泥沼試合の様相を呈していて、渡辺喜美代表は「政治家としてのイメージ」を、吉田嘉明会長は「DHCの企業イメージ」をそれぞれ深く傷つけ合っている。
渡辺喜美代表は「個人的借金」として「りそな銀行衆議院支店」に開設した個人名義の口座に、参院選公示日の6日後に当たる2010年6月30日に3億円、衆院解散5日後の12年11月21日5億円振り込みさせている。
これに対して、吉田嘉明会長は、貸付け目的について「選挙資金以外にあり得ない」と主張している。だが、「選挙資金」目的であるならば、なぜ渡辺喜美代表の個人口座ではなく、みんなの党、政治資金団体(政党が指定)、渡辺喜美代表の資金管理団体(その他の政党団体=公職の候補者が1団体を指定)、渡辺喜美代表を後援する「その他の政治団体」のいずれかに「貸付け」として振り込まなかったであろうか。「個人口座」に振り込んでいれば、それぞれの収支報告書の「資産等の状況」の「借入先ごとの残高が100万円を超える借入金=借入先・借入先ごとの残高」として記載されることはない。また、衆院議員である渡辺喜美代表が総選挙後に提出する「選挙運動に関する収入及び支出の報告書」(公職選挙法第189条)に記載されていなくても不思議はない。
ただし、「政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律」に基づき公開される「資産等報告書・資産等補充報告書・所得等報告書・関連会社等報告書」に記載していなければ、法律違反にはなるけれど、罰則規定はない。
さらに、渡辺喜美代表は、最初の3億円について借用書を差し入れていて、約5300万円が未返済、5億円(借用書はなし)を借りて以降、4回にわたって計330万円を返済しているので、現在残高は5億4986万1327円だという。
従って、渡辺喜美代表は、「返済遅滞」という状況ではあっても、「返済の意思」はあると見られるので、「贈与された」ということではないので、「贈与税」の対象にはなり得ない。
◆一方、吉田嘉明会長は、渡辺喜美代表の政治的影響力(政治力)に対して、「下心」はなかったのであろうか。利害得失を考えず、ただ単に「意気に感じて」8億円もの大金を貸付けしたとは、常識では考えられない。何か「見返り」をアテにしていたハズである。
この打算があったからこそ、うっかり渡辺喜美代表の「銀行口座」に8億円を振り込んでしまったのではないか。
現行の公職選挙法は、国民が選挙(町村の議会議員選挙を除く)に立候補するとき、いわゆる供託金を準備しなければならない。候補者一人につき、以下のような金額(あるいは同額の国債証書)の供託を義務付けられている。(公職選挙法第92条)
衆議院小選挙区選出議員の選挙300万円、衆議院比例代表区選出議員の選挙600万円、小選挙区との重複立候補の場合300万円、参議院選挙区選出議員の選挙300万円、
参議院比例代表選出議員の選挙 600万円。
供託金は、一定の得票(例えば衆議院小選挙区選出議員の選挙の場合には有効投票総数の10分の1)を獲得すれば、立候補者本人に戻ってくる。だが、その要件を充足しなかった場合には国家に帰属、つまり没収される。
2010年7月の参議院議員選挙で、みんなの党は、44人(選挙区21人、比例区23人)が立候補した。立候補者全員の供託金は、2億100万円かかっている。
2012年12月の総選挙で、みんなの党は、69人(女性3人)が立候補=小選挙区は65人(女性3人)比例代表区68人(女性3人)が立候補した。立候補者全員の供託金は、4億1100万円かかっている。両方合わせて、6億1200万円かかった計算である。
国政選挙の際に党が支給する「公認料」を自民党並みに「1人2000万円」で計算すると、2010年7月の参議院議員選挙では、8億8000万円、2012年12月の総選挙では、13億8000万円となる。
半額としても、2010年7月の参議院議員選挙では、4億4000万円。2012年12月の総選挙では、6億9000万円となる。
みんなの党は、自民党を2009年1月13日に離党した渡辺喜美代表が中心となって発足した政治団体「国民運動体 日本の夜明け」を前身とし、同年の衆議院解散後に改称して、8月10日に総務相に対して所属国会議員が5人を超えたことを届け出て受理された。
みんなの党に対する政党助成金支給額は、2009年1.1億円、2010年6.7億円、2011年11.1億円、2012年11.1億円、2013年17.8億円だった。
これを見ると、2010年7月の参議院議員選挙、2012年12月の総選挙のころは、みんなの党自体の資金が、かなり貧弱であったことが窺われる。
みんなの党が、「公認料」を配り、不足した資金を吉田嘉明会長からの「借入金」で補っていて、これを収支報告書に記載していなかったとすれば、渡辺喜美代表は、早急にみんなの党に貸し付けた旨、修正する必要がある。
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
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第28回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年4月12日 (土)
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■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき
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『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊) 目次サムエル・ウルマン
青春の詩 青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。逞しき意志、優れた想像力、燃ゆる情熱、怯懦を却ける(しり)ぞける 【退[
却]ける】勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。苦悶や狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰(あたか)も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。年は七〇であろうと、一六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
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[名・形動]臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。また、そのさま。「己の―を恥じる」「―な性格」
提供元:「デジタル大辞泉」
こ‐ぎ【×狐疑】
[名](スル)《狐
(きつね)は疑い深い性質であるというところから》相手のことを疑うこと。
「こせこせとした其の態度と、―して居るような其容貌とは」〈長塚・土〉
こぎしゅんじゅん【狐疑逡巡】
[名](スル)疑いためらってぐずぐずすること。「―してチャンスを逃がす」]
あたか‐も【×恰も/▽宛も】
[副]《「あだかも」とも》
1 (多くあとに「のようだ」「のごとし」などを伴って)あるものが他によく似ていることを表す。まるで。まさしく。ちょうど。「―自分が体験したように語る」
2 ちょうどその時。「時―芸術の秋である」
(スル)《狐
(きつね)は疑い深い性質であるというところから》相手のことを疑うこと。
「こせこせとした其の態度と、―して居るような其容貌とは」〈長塚・土〉