◆小沢一郎元代表は、自民党が提出すると菅内閣不信任決議案に賛成することを決めている。すでに93人をまとめているという。
衆院(定数480、過半数241)の各党勢力は、民主党・305、自民党118、公明21、共産9、社民6、みんな5、国民新4、新党日本2、国守2、無所属7となっている。
①自民党と公明党は、139人なので、過半数に102人不足している。これに小沢支持派93人が加われば、232人となり、過半数を9人上回り、菅内閣不信任決議案は、可決成立する。社民党を除く野党各党と無所属がすべて、賛成に回れば、さらに29人増えて、261人となる。
②自民党と公明党、社民党を除く野党各党と無所属がすべての合計は、168人なので、民主党からの同調者は、73人あればよい。このうち、比例区単独組16人(党籍そのままで別会派)は、賛成すると見られているので、小沢派は鉄板組と言われる親衛隊57人を確実に固めれば、可決成立させられる。小沢派鉄板組は、処分覚悟、離党・新党結党覚悟で望んでいるから、すさまじい。小沢派の大臣、副大臣、政務官の「政務3役」は、辞任したうえで、投票に臨む。これはいまや、いざとなれば、小沢派と比例区単独組だけで、菅政権を倒閣できることを意味している。ちなみに、横粂勝仁衆院議員も賛成に回ると表明しており、頼もしい。
◆岡田幹事長は、同調、欠席、棄権のいずれに回っても、「厳正対処する」と断言しており、「除名処分者」が、「64人」を上回った場合、衆院において、過半数を割る事態に陥る。小沢派鉄板組57人と比例区単独組16人計73人が除名されば、民主党は232人となり、過半数に9人不足することになる。社民党6人と連立しても、3人足りない。国民新党4人の亀井静香代表に再び頼るしかなくなる。だが、菅内閣不信任決議暗に賛成しておいて、連立を組むのは論理的に矛盾することになる。
◆しかし、岡田克也幹事長が「厳正処分」を口にし、菅直人首相が「解散・総選挙」を公言しているのは、見方によれば、「菅内閣不信任決議案」が「可決成立する可能性が高い」と読んでいる「危機感の表れ」であると断言できる。その可能性がなければ、悠然と構えていられるはずである。だが、民主党内で「恐怖政治」を行わなければ、政権維持が難しくなっているという苦しい状況を示しているのだ。菅直人首相の顔つきが、険しくなってきており、文字通り「断末魔」の心境だろう。
◆一方、岩手県の達増拓也知事が5月30日の記者会見で「岩手では選挙ができない選挙区がある。衆院選をやるのは被災者切り捨て解散、被災地切り捨て解散をやることだ」と述べている。小沢一郎元代表の側近だけに、「親分の気持ちや考え」を知り尽くしているだけに、ある意味で、菅直人首相の足下を見ているような発言であり、いわば解説であるとも言える。
小沢一郎元代表はこの日、小沢派鉄板組との会合で「平和裏に事を進めたいが、決断すへきときにには、決断する」と断言し、菅直人首相が「自主退陣」しないで、「ヤケッパチ解散」か「逆上解散」かして、見苦しく「政権延命」しようとするのであれば、予定通り「倒閣行動」に踏み切ることを宣言している。いまは、その見極めをしている最中なのだ。
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」菅直人首相の自主的退陣は決まり、それで小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相、前原誠司前相、仙谷由人官房副長官、岡田克也幹事長らは、「党を割らない」との合言葉でみんなジェスチャーしている ◆〔特別情報①〕
菅直人首相の自主的退陣は、いまや本人も覚悟を決めている規定路線になっている。だからと言って「みっともない辞め方はできない。このため、小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相、前原誠司前相、仙谷由人官房副長官、岡田克也幹事長らは、菅直人首相の「辞め方」に腐心している。すなわち、たとえ美しくなくても、恥ずかしくなく辞めさせる形に、こだわっているのだ。
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『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊 1章 小沢一郎に奪われた利権の奪還作戦がはじまった
小沢一郎対自・社連合、利権の構図
血縁でつながった、竹下、金丸、小沢の利権ファミリー
余談ながら、金丸信が、政界の実力者となり、数々の利権を掌握し、支配できるようになった秘密の一つは、佐藤栄作元首相に可愛がられた点にある。佐藤政権が誕生する少し前、佐藤派の大番頭・保利茂一後に衆議院議長一が、
「総理総裁を目指すなら、あの芸者と別れて、身辺をきれいにしてください。マスコミにいろいろと取り沙汰されてスキャンダルにされては困る」と佐藤栄作に進言した。
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→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.112第七章 シオン長老會議
前回からの続き
議定書が千九百〇五年の日露職事の後始めて書かれたと云ふ明白な虚偽の申立は首席專門委員ロースリとしては甚だまづいことになつた。そこで今度は自ら事實を曲げることに乗り出した即ちラツジウイル夫人の申立を真実らしくする爲に、窃かに千九百五年と云ふのを千八百九十五年に書き直した。七ヶ月後に彼は法廷で被告側専門委員フライシュハウアー中佐の爲に、そのことを自白させられた。それにも拘らずあの偏頗な裁判には何の影響を與へず議定書を偽物と判決して終つた。
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