教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大型船の底はなぜほぼ赤い? 喫水線を示すのみならず 「あの色」であることの理由

2024年11月04日 11時13分07秒 | 


大型船の底はなぜほぼ赤い? 喫水線を示すのみならず 「あの色」であることの理由

船はさまざまな色で塗装されていますが、船底の部分だけは、赤く塗られているというケースが見られます。この赤い塗料は、ある重要な役割を果たしています。

日本最大の海運会社でも「ほとんどの船底は赤」

 船の色はさまざまですが、貨物船など大型の船では、喫水線(船体が水に浮かんだ場合の水面の線)付近より下の部分が赤く塗られているケースが多いようです。

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大型船は多くの場合、底の部分が赤く塗られている。写真はイメージ(画像:

 日本最大の海運会社である日本郵船も、「所属する船のほとんどで、底が赤く塗られています」といいます。なぜ赤なのでしょうか、船舶用塗料を製造する日本ペイントマリン(神戸市長田区)に聞きました。

――船底はなぜ赤い場合が多いのでしょうか?

 塗料に含まれる成分のひとつ、亜酸化銅に由来するものです。船底には、カキやフジツボといった動物類、アオノリといった植物類など、水生生物が付着することによる汚れを防ぐために、防汚塗料が塗装されています。この塗料は樹脂、ロジン(松やに)、防汚剤でできているのですが、この防汚剤の主成分が亜酸化銅であり、これ自体が赤い(銅色)ので、塗料として製品化する際にも赤色系が多いです。

――水生生物は、航行にどう影響するのでしょうか?

 船の底に水生生物が付着すると重量が増し、また水流の抵抗も増加するため航行に大きなエネルギーロスをもたらします。スピードが落ち、燃費が悪くなり、経済的にも負担が大きくなります。

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