福岡市の小中学校教員採用試験が、試験前に問題が漏れていた問題である。元理事が、地方公務員第34条第Ⅰ項の秘密を守る義務違反に問われている事件である。福岡県警は、福岡市教育委員会が2006年8月に実施した小中学校教員採用試験の内容が事前に漏れていた問題で25日午前、同市教委の理事室などを地方公務員法違反・秘密を守る義務違反の疑いで家宅捜索した。福岡市教育委員会は、今年1月この元理事が「原案そのものを手渡したほかに可能性が考えられない」とする調査結果を公表した。今回元小学校長の自殺者まで出ました。お気の毒に思います。福岡県の教育界の事情によるものだと思います。国立福岡教育大学の前身は、昭和18年創立の旧福岡第一師範学校で福岡県内の小中学校に多くの人材を送り出している伝統のある大学です。福岡県内では、かなり卒業生も多いのではないでしょうか。全国どこに行っても同じ傾向だと思います。福岡教育大学の同窓会「城山会」が県内では校長会などで力を持っていると思われます。福岡県内の伝統校や名門校には、卒業生が多いと思います。管理職の校長・教頭に多く、教育委員会の教育長や理事長にもOB出身者が多いと思います。今回の元理事と亡くなられた小学校の校長先生も同じ福岡教育大学出身で先輩と後輩の間柄でした。教員の世界は、学閥と系列が未だ強いと言うことをこの事件から感じました。他県の大学出身より地元の教育大学出身のほうが将来教員になった場合卒業生が多いので有利でしょう。元理事も卒業生として、福岡市の教員採用試験の合格者数の確保を目指すように同窓会から要請も有ったかも分かりませんが。試験前に事前に漏らすと地方公務員法第34条1項の「職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはいけない。その職を退いた後も、又、同様とする。」の規定違反になります。元理事は、法律的にしてはいけないことをして仕舞われました。今回の事件と大学は関係が無いと思いますが福岡教育大学と言えば、金八先生の武田鉄也さんの学ばれた大学です。福岡の教育界を背負って立つ、未来の金八先生が福岡県で生まれますように今年こそ受験生の皆さんが不利益を被らないように不正のない教員採用試験を実施して下さい。私のバソコンの操作ミスで、文章が途中で千切れ申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。