ふれんち ラぁ麺 ガスパール(GASPARD）＠四条烏丸：オニオンポタージュ チーズつけめん

はい。行ってきました話題の新店。ついこないだオープンしたばかりだし、そんなに混んではいないだろうとタカをくくってたら...地下にある店舗に向かう狭い階段には10名はゆうに越えるであろう先の見えない行列。後になってある事情通から聞いた話では、この日はTV番組「おはよう朝日です」で紹介された直後だったらしく、さらには土曜日ときたもんだから、いつも以上に混むシチュエーションに並んでしまったようだった。そんなだから、もうしばらくすればTV報道の一過性反応的な行列はやがておさまることだと思う。

ミネストローネ・オニオンスープ・アサリの白ワイン蒸し・スープ ド ポワソンの４種があるそうな。いずれも、果たしてそれが「ラーメン」としてはどんなものなのか、想像しがたいメニュー。

行列の順番が、やっとお店入口の扉まで来たとき、あの麺屋さんのステッカーを発見。

地下に下りる階段に立ちっぱなしで汗を拭き拭き約１時間は待った頃、やっとお店入口付近に。もうすぐだ。ハラ減った。早う喰いたい！

待ったかいあって、やっとこさ入店。メニューはこのように皿の上に置かれていて、店主は「このメニュー、お持ち帰りいただいても結構ですよ！」という。
今回は「オニオンポタージュ チーズつけめん」を注文。

注文してしばらく後、「突き出しです」と、出て来たのはハムのムースとプチパン。それはまったく、ラーメン店ではなく、おフレンチの世界。んで、これがまたウマイ。
早速、赤ワインが欲しくなる味。

やがてメインのつけ麺登場。目の前に置いてやいなや、「仕上げです。」と店主がつけ汁の器にシェリー酒ビネガーソースをさっと振りかけられる。 まあ、これはひとつの演出であるが、阪神タイガースの虎色が濃い某店で「男気」を注入されるサービスよりはずっといい。

お持ち帰りOKなメニューに依れば、国産と外国産小麦のブレンドで、切刃番手14番による平打ち麺150gだそうな。そういうデータを、麺を味わう客にわざわざ積極的に示そうとする姿勢...ヲタ心を刺激してくれるとともに「探る手間が省ける」ので大変ありがたい(笑）ただし、茹で上げてから冷水で締めず、釜あげ状態で提供されるため、麺の特質を味わうという点は一歩引いた感がある。一旦水を締めた麺に湯通しして加熱すると、きっと全然違ったポテンシャルを発揮すると思われるが、今のこのお店の営業スタイルにそのひと手間を加えるというのも大変だろうし、なによりそうしたらしたで、却って全体のバランスを崩すかも知れない...が、締めた麺の「アツ盛り」、試せるものなら、ぜひ味わってみたい。

して、その麺に合わさるつけ汁。麺がなくても、まったくこれをオニオングラタンスープのようにいただいてしまえる感じ。先ほどのメニューに依れば、「１６０度のオーブンで皮ごと９０分ローストしたタマネギと鶏ガラスープを一緒にミキサーにかけてつくった丼１杯タマネギ約２個分のエキスが詰まったオニオンポタージュ。たっぷりパルメザンチーズと黒こしょうをきかせて。」だそうな。ソコに豚バラ肉のコンフィ、温泉タマゴ、カリカリベーコン、そしてバゲット（いわゆるフランスパン、ね。）が具に載る。
で、これらをフォークではなく、わりばしでもって麺に浸していただくのだ。ソレは全くつけ麺を食べている感覚とはかなり異なる感だが、そんなことはもうどうでもいいくらいに、美味い。

〆メシとしての牛ホホ肉のハヤシライス。「このまま召し上がっていただいても結構ですし、つけ汁と組み合わせていただいても結構ですよ。」と店主。
ソースに絡まる牛ホホ肉がホロッととろける。ハヤシライス単体としても、他ではなかなか味わえない深みのある美味さ。これで880円！

あ、ガスパールの定番だというデザートをいただくのを忘れてた。だから、今回は未食扱いです（謎）

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【ふれんち ラぁ麺 ガスパール(GASPARD）】
　公式ＨＰ
　11:30～翌1:00
　木曜日定休
　075-212-1382
　京都市中京区烏丸蛸薬師下る東側 四条烏丸スタービルB1F
　P：なし

ふれんちラぁ麺ガスパール （ラーメン / 烏丸駅、四条駅（京都市営）、烏丸御池駅）

昼総合点★★★★☆ 4.5