洛二神@天神橋筋五丁目

前々から行こう行こうと思っていた洛二神。いつの間にやら京都外大前の、以前は「紅茶ラーメン紅プラス」だった物件に京都店がオープンしているとも聞くところだが、京都の洛二神は大阪の本店とは少し味が違うとも聞く。
そこで、せっかく近くに来ているのだから京都店に食べに行く前に、本店の味を試しておきたく寄ってみた。
商店街の中、お寿司屋さんとたこ焼き屋さん間に建つ間口の狭い小さなお店だった。
ここに来る前に訪れた「総大醤」ではお店の前に醤油のいい香りが漂っていたが、ここ「洛二神」では扉の開けた瞬間、私が自作ラーメン(最近しばらくご無沙汰しているが)用の乾物をストックしているケースから漂う香りと同じ性質の、和風出汁用乾物独特のあの香りが漂って来る。
さきほどの「総大醤」では醤油の香りにまず心を惹かれたが、こんどは和風乾物のあの香りである。この香りに、期待感が一気に盛り上がる。

カウンターにある「おしながき」。注文したのは基本の「和風中華そば」700円。

パッと見、ラーメン鉢のサイズに比して、なんだか量が少ないような印象を受けてしまうが、実際に食べてみた感じでは量的に少なく感じることはなかった。それよりなにより感心したのはスープの魚ダシ。海系和風と動物系を合わせたダブルスープだそうだが、印象に残ったのはとにかくその海系和風ダシの芳醇さ。それは単なる和風の魚介ダシということではなく、動物系とのバランスの上に立つ非常に優れた味わい。
具には戻し干しエビもあるが、これはダシ取りに一度使ったもの再利用しているのだろうか。節ならともかくとして、煮干しや干しエビなどは、ダシをとったあとは全く使い物にならないほどダシが抜け切っているわけでなく、口にしてみるとそれ相応にうま味は残っているものである。
麺はかんすい控え目?な白っぽい極細麺。率直なところ,これがベストとは思わないのだが、さりとて海系和風の香りがほとばしるこのスープにピタッと合わさる麺とはどんなもんや?という話になったとしたら、「これだ」という答えを探すのはむずかしいかもしれない。
いずれにしても食べに行った結果、「行って良かった」と思えるラーメン屋さんであることに違いはない。
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