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俺のラーメンあっぱれ屋@城陽市奈島下小路:濁とろ塩ラーメン
先月、2月1日のこくまろしょうゆファイナル以来、開店五周年を機に「第二章」として次のステージに入った俺のラーメンあっぱれ屋。すでにその様子は数多くの先達がブログ等で報じているところであるが、遅れることほぼひと月、この日ようやっと赴くことが出来た。
これもすでに多くの場所で報じられているところであるが、店先のノレンには「第二章」の字が加えられた。2009年2月2日にこの地にあっぱれ屋がオープンしてのち、五年目の節目にあって、新たなかたちでのスタートということらしい。
で、その新たなかたちというのが、「塩とんこつ魚介ラーメン専門店」ということなのだそうだが、これまでに多くのファンを掴んで来た限定20食のスーパーつけ麺は従来通りに続けるらしい。(「第二章」突入に当たり、スーパーつけ麺のメニュー落ちを心配していた人も、かなりいた様子ですね。)
新たなメニュー表。「こくまろ塩」が主力というのは以前と変わらないが、従前の「こくまろしょうゆ」をメニューから外して「塩とんこつ魚介専門」として新たに加わったのが「濁とろ塩」。今回これを注文するのは必然だった。「あっぱれマニア向け」とは、これいかに。
卓上のメニューも、横長のものに改められていた。
して、やって来た新作、濁とろ塩ラーメン。今回は並盛りで注文。第一印象としてはやはりこれまでのあっぱれ屋にはなかった鮮やかな赤色の器が目に新鮮に映る。このお店ならではのジンジャーフレーバーメンマ、ブラックペッパーを纏ったレアチャーシュー、黄身うるるんの味玉はこれまで通り。
麺もまた、ハーフフェトチーネの幅半分サイズ版のような平打ち太麺。相変わらずのアレである。
そして、スープも、食べ始めの最初の印象では、「アレっ?これって『こくまろ塩』の味やん...」とか思ってしまうのだが、やがて味わい進むうちにその味わいの密度の濃さに気づくことになる。そして、やがてそのスープの濃密感や魚介風味の載せ方が「こくまろ塩」に比して一歩踏み込んだ感じにまとめてあることを感じ取ることになる。そういう、微妙ながらも味わいのバランスどりにおいて、より深みのある感じに焦点をおいてチューニングしたのが「濁とろ塩」、ということになるんだろうか。乱暴に言ってしまえば「器の色さえ変わらなければ、ほとんど一緒」かもしれないが、よくよく味わってみると「濁とろ」の深みは「こくまろ」のソレとはまた違う...そういうところを食べ手に求めたメニューなのだと思う。(断っておきますが、これはあくまで私の勝手な解釈です、作り手の仙度さんがどう思っているかは、ホントのところ、わかりません。)
「第二章」にあたり「こくまろしょうゆ」がメニュー落ちしたことにより、もしかしたら寂しさを感じるのかも知れないという危惧もあったのだが、新たな「濁とろ」を味わって、そういう思いをもつことはなくなった。従前、「こくまろ塩」と「こくまろしょうゆ」は、単にタレの違いであったが、「第二章」における 「こくまろ塩」と「濁とろ塩」の違いは、豚骨ダシと魚介のバランスどりによる違いである、といえるように思う。
実際、完食したあとに鉢の底に残るホネの粉は、以前にはなかった濃密さで残る。
今回、初めて「濁とろ」を味わったあと、お店を出てからしばらくして、今度行く時にはどっちにしようか...と、もう次の訪問を心に思い描いていた。
塩か、しょうゆか、ではなく、トータルバランスでどちらを味わうか、これまで以上に幅をもたせた「迷う」楽しみは、なるほど「マニア向け」といえる気がする。
そして、やっぱり思う。
「城陽に、あっぱれ屋があって、良かった。」
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【俺のラーメンあっぱれ屋】
店主ブログ(詳細店休日については、これを参照されるとよいでしょう)
11:30~14:30 スープ終了次第閉店
第4土曜日、日・祝日
京都府城陽市奈島下小路11-34
P:30台
俺のラーメン あっぱれ屋 (ラーメン / 山城青谷駅、山城多賀駅、長池駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
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