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うどん工房 厨@大津市平津:近江牛と焼きねぎのうどん&天ぷらうどん

瀬田の唐橋から立木観音・鹿跳橋(こう書いて「ししとびばし」と発音する)方面に向かうR422沿い、南郷6丁目に「本格熟成うどん 輝良里」という、けっこういい感じのうどん屋さんがあるが、大津市街からそこにたどり着くまでの滋賀大教育学部前というか平津一丁目に、11月25日に開店したお店。駐車場はお店の前のR422に面して10台分程度あるので、食べに行くならクルマが便利だが、公共交通機関であれば京阪バス「滋賀大前」を目指すといいだろう。
店先に掲示してあるスペックは期待するに十分。
「かけうどん」のように麺とツユだけでシンプルに味わわせてくれる設定はないが、いずれのメニューも3ケタ価格。これはコストパフォーマンス高そう。
しかも、うどん一玉(240gだったっけ?後日確認したところによれば280gとのこと)でも二玉でも同一価格という太っ腹さ。もちろん、自家製麺でよ。
冷たいメニューでも3ケタ価格は変わらず、
カレーうどんもまた然りで、それでいて、近江牛だの大山都鶏の天ぷらだのチーズだの大海老だの...と、ゴージャスなのに、やはり3ケタ。
今回、冷たく締めたうどんも味わいたかったけど、とにかく寒いので自分も同行者も「温かいだしのおうどん」から選んだ。麺は注文が通ってから茹で始めるので、おおよそ20分は待つことになる。そのへんは織り込み済みで訪れたいお店。今回、同行者と共にカウンター席に座り大将が仕事する様子を観察。店内、大将の他にホールを切り盛りする女性スタッフが3名。この3名、ホールの給仕や会計、皿洗い等は担当するが調理にかかる部分は一切関わらない。料理にかかる部分は全て大将がやる。麺茹でも、ツユの仕立ても、揚げ物も全部、注文が通ってから全部大将が、やる。そういうこだわりはいいけれど、長くお店を続けるのであればやがては天ぷら担当、麺茹で担当等々、調理も分業制にした方が長い目で見て続くと思うが、今のところは自分で何もかもを行いたいのだろう。
先にやってきたのは同行者注文の「天ぷらうどん」。うどんの器に対して、うどんもツユも少な気に見えてしまうが、これは決して少ないわけでなく、器が圧倒的にデカいがゆえにそう見えてしまうワケ。
その器の中にはネギも散らさない純粋の「かけうどん」が。コレ単体でじっくり味わうもよし。
次いで、自分が注文した「近江牛と焼きねぎのうどん」が出来上がってきた。
焼き目をつけた白ネギに、タップシの近江牛で麺が見えない。これで3ケタ価格。ホンマか???
して、鉢の底から引っ張り出したうどん。二玉で注文すれば麺量480gになる(たぶん)ので、一玉で注文した。
この麺が、絶品。コシやエッジがどうたらとかいう、カタい麺じゃなくて、それなりに柔らかいながらもしなぁ〜っと粘る、なんとも柳腰のモチモチとしたふくよかな食感の麺なのだ。ほれ、井手町の「たなか家」をご存知な方ならお分りいただけるだろう。あんな感じの素晴らしいうどん。惚れましたねぇ。ツユの味も申し分なくいい仕事を感じるが、ちょっと酸味が立って感じてしまうのは決して酢とかレモンが入っているわけでなく、鰹節の風味が立ちすぎているから故のこと。この辺は作り手の味覚センサーと食べての好みの微妙な差かも知れぬが、カツオ関係に対して味醂系の甘味がもうちょっとあれば...という感じ。それにしても、この値段でこのレベル。こりゃ凄い。
画像に撮ると少なく見えてしまうのは、この器の馬鹿馬鹿しいほどのデカさのせい。でも、二玉に対応するなら、この大きさは必要なのかも。
以上、リピートリスト入り必須な佳店。それゆえ、オペレーションに疲れてしまわず、どうか安定的に長続きするだけの体制を整えて欲しいと乞い願う。
うどん工房厨 (うどん / 石山寺駅、唐橋前駅、京阪石山駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5
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