らー麺 鉄山靠(てつざんこう)@大津市萱野浦25-1:淡麗スープ 醤油らー麺

長浜からの帰り道、お店によっては昼営業と夜営業のあいだの中休みであることが多い時間帯にお店の前を通過。どうやら通し営業でやっているらしい。さる11月15日に開店したばかりの新店。せっかくなので、寄って見ることにした。

「靠」という字は、ふだん見ないし使わないし、たぶん手で書いたこともない。その意味については、コチラにあった。店主がその道の関係者なのかな?
中に入ると、トビラから続く廊下を中心に、4人がけテーブル席のスペースと、座敷のスペースに区切られ、一番奥の厨房にはりつく形で7席程度のカウンター席がある。家族連れやグループ客にも対応しやすそうなレイアウトの居抜き物件をラーメン店に設えた、という感じ。

ラーメンには淡麗スープの醤油らー麺と、濃厚スープのとんこつらー麺の二本。これにお好みでトッピング追加する構成。店内のレイアウトにあわせてか、サイドメニューと定食の位置づけが大きいように見えるメニュー。

裏面はドリンクメニューだった。
今回は「淡麗スープ」という醤油らー麺を注文することにした。

第一印象:「ん~、具沢山ねぇ~』
チャーシューはけっこうたっぷり、メンマ、モヤシ、ナルト、小口切りの青ネギと、ラーメンの具の定番そろい踏みと行ったところに加えて、珍しいところとしてアオサが加わる。

スープの印象は、「淡麗」というにはやわらかい、まあるい感じの醤油味。それなり鶏のダシのうま味はあるし、普通の醤油ラーメンとしてはけっこう美味い。新福菜館ほど醤油が突出してるワケでなく、第一旭やラーメン藤ほど、肉のダシが前に出てるワケでなく、あくまで中庸のところでまとめようとしている感じ。
チャーシューは七輪にのせて炙ったもので、ちょっと硬い感じながらも口の中でホロホロとくずれるツナ缶的食感。メンマはスープの味に合わせてごく自然な感じに仕上げた控えめな味わい。モヤシを入れることと、モヤシの味とあいまってスープの中に感じるほんのり甘い野菜系の味わい(実際にどの程度の野菜を入れて仕込んでいるかまではわからないが)が却って「普通の醤油ラーメン」的色彩を強めている印象。

麺は若干縮れ気味の、ツルンとした食感の中細麺。これもまた、普通のところを狙った感じ。
トータルとして、真面目に作られた感はあるのに、「淡麗スープ」としての特色があまり際立たないのが惜しい。
空いている時間帯にカメラを携えてカウンター席に座った私に、お店のスタッフから話しかけていただき、感想を求められたので、僭越ながら、「淡麗」と名乗るならば、アオサを使っていることもあるし、そこのところを増幅させて、野菜系の甘みよりも海系の味わいを際立たせるなりして、よりキリッとした感じの方向付けを目指されてはどうでしょう?と、誠に僭越ながらそう述べておいた。
モヤシを筆頭とする具の引き算と精選&それぞれの具を味わうひと時のためのキャラクター付け、より「淡麗」な、キレのあるスープの味わい、細麺は細麺として、もう少し主張をもった食感のある、出来れば濃厚の豚骨とははっきりと別モノと思えるような、そんなふうに進化して行ってくれるとうれしいなぁ。
(今回、お店の方にはこのブログの名称もきかれたので、きっと御覧いただけることと確信し、あえて言葉を尽くせなかった点も記しておくことにしました。)
とにかく、開店したばかりのお店だし、これからどんどんと進化して行くことを大いに期待したい。
あ、濃厚スープの豚骨も食べに行かないとねぇ。
また行こ。



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【らー麺 鉄山靠】
11:00~23:00(スープ切れ次第終了)
不定休
077-548-9756
大津市萱野浦25-1 ALTA 萱野浦ビュー1F
P:3台程度


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