The Ra-men style 號 tetu(こてつ)@長浜市南呉服町:鶏白湯Ra-men

さる11月10日にオープンしたという長浜の新店がちょっと気になり、一気に湖岸道路を北上してみた。出発前に、ガソリンを満タンにして、トリップメータをリセットしてから走った結果、お店までの距離は約110km。下道ばかりでなるべく信号が少なくて交通の流れがスムースと思われる道を選べば、概ね2時間半ってところかな。

調べた地図では長浜駅のすぐ北東。レトロな町並みの中でお店を探すが、ノレンがないこともあって、ココだと気づいたのはちょっと近辺をウロウロしてからのことだった。

というわけで、予想していたよりも案外小さな間口の、こじんまりとしたお店だった。
店内、向かい合わせで座る2人がけテーブルが中心でお店の奥に4人がけが一卓。カウンター席もあるにはあるがわずかに2席のみ、と、ちょっと珍しいレイア ウト。スタッフの方の対応は、とても丁寧。一つ一つの動きをことばで報告し合い、店内にスムースな連携が出来ていることを印象づける。

ラーメンのスープは、白湯と清湯の二つを柱としている。白湯の方を看板にしているが、清湯の方もおおいに気になるところ。

とりあえず今回は、オモテの看板にあった、ソレこそ看板メニューの鶏白湯Ra-menを注文。

いかにも鶏白湯な白濁した濃厚なスープ。大振りの炙りチャーシュー、やわらかそうな穂先メンマ、「あって当たり前」なネギをあえて排して青物には水菜を選び、糸唐辛子でほんなり彩りを添える。食べ始める前から、作り手の気合いを感じる。

スープを口にしてみると、見た目からくる天下一品的高粘度的イメージとは対照的なほどにさらっとした舌触り。それでいて鶏の香りと味わいはとてもしっかりしていて非常に美味い。このサラリとしているのに、ダシがとても美味いのには感心した。鶏のダシって、単にガラを長時間煮込めばいいというもんじゃなく、煮込んで行くうちに味のピークに達する時間があって、ソレを過ぎると却ってうま味が落ちてしまうことを、何度か自作で経験している。炙りチャーシューに浮かぶ背脂状の粒々は、背脂ではなく鶏モミジ等、コラーゲンの豊かな部位を多めに加えて煮出した現れだと推察する。自分の好みでは、もう少し塩ダレが薄い方がいいが(しかしそれだと多くに人とっては「味が薄い」と感じてしまわれるかも知れない)、まったく、濃密過ぎずに(=極端なコテコテにならずに)これだけ奥の深い味ののったスープを作り出せるのは、見事だと思う。
そして、炙ったことによる香ばしさとともに豊かな肉の味わいがガッツリ楽しめるチャーシュー、柔らかくしっとりと仕上げられた穂先メンマの味わいと食感、敢えてネギを外して、強めの鶏のダシのなかにあって瑞々しいシャキシャキ感と香りを味わわせてくれる水菜。

麺は歯応えのよいコシのある中太のストレート麺。もっちりした弾力感より、歯で噛むザックリ感に優れた麺。スープをよく持ち上げ、相性もなかなか。

それにしても、この新店といい、行くたびに楽しみの多い梅花亭といい、麺好きが高じて最近とうとう「和え麺」をレギュラーメニュー化してしまった某オムライス屋さんといい、長浜は、最近非常に「宿題」(=ぜひ食べに行きたいお店)が多くなった町である。...もうちょっと近いといいんだけど。


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【The Ra-men style 號 tetu (こてつ) 】
11:00~14:00 18:00~22:00
月曜日、第一火曜日定休
0749-63-4340
滋賀県長浜市南呉服町5-24
P:近隣パーキング利用

The Ra-men Style 號tetu
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