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宮崎カーフェリーたかちほ【2022九州へ#17】
風来軒加納本店から宮崎カーフェリー宮崎ターミナルまではクルマで15分。到着したのは18時20分。この日乗る「フェリーたかちほ」の出航時刻は19時10分。ヨカッタ乗船手続きに間に合った。ここまで来ればあとは手続きして乗船するだけだ。
往路でのった阪九フェリー「やまと」も2020年就航のかなり新しい船だったが、この「フェリーたかちほ」が就航したのは2022年4月。まだピカピカの新船。カラーリングといいロゴマークといい、どこかしら機動戦士ガンダムっぽいデザイン。宮崎カーフェリーの外装担当者は、きっとガンヲタだったに違いない。
これまでに乗った長距離フェリーはいずれも、同乗者は先に一般乗船口から乗船し、クルマからの乗船は運転者のみ、というのが常だったが、宮崎カーフェリーの場合は同乗者の方もクルマからご一緒にどうぞというシステム。これは初めてのこと。
往路でのった阪九フェリー「やまと」も2020年就航のかなり新しい船だったが、この「フェリーたかちほ」が就航したのは2022年4月。まだピカピカの新船。カラーリングといいロゴマークといい、どこかしら機動戦士ガンダムっぽいデザイン。宮崎カーフェリーの外装担当者は、きっとガンヲタだったに違いない。
これまでに乗った長距離フェリーはいずれも、同乗者は先に一般乗船口から乗船し、クルマからの乗船は運転者のみ、というのが常だったが、宮崎カーフェリーの場合は同乗者の方もクルマからご一緒にどうぞというシステム。これは初めてのこと。
選んだ客室は「ファーストツイン」。部屋の広さ約10㎡。往路で利用した阪九フェリーやまと「デラックス和洋室」の13.3㎡に比べかなり手狭ではあるが、89.5cmのベッド幅やテーブル・椅子のレイアウト等々、総合的に見れば宮崎フェリー「たかちほ」のこの客室の方がはるかに快適に感じた。
窓の上にはダイキンの家庭用エアコン。窓の外は通路になっているが、
誰かが通り過ぎて客室の中を覗くようなことはない構造になっているようだ。
コレは今だけのことだろうと思うけど、宮崎産の茶葉三点セットのプレゼントが置いてあって、
室内用のスリッパはロゴ入りタオル地で、ちょっとした高級感。
で、船が出港する前にそそくさと大浴場へ。
幸い、脱衣所ロッカールームはまだまだ空いている。入っている人が少ない証拠。
で、着てるもん脱いで、パンツも脱いで、さあ風呂に行こう!とした瞬間…100円玉がないことに気づく。Oh My God!!
…ここまで来て、スッポンポンになってから、やむなくさっきまではいてたパンツをはき直し、服を着直し、客室まで百円玉を取りに行く始末。
後から見れば確かに暖簾の横に「脱衣所のロッカーは100円リターン式です」と書いてはある。が、この掲示はそれこそノレンの「ゆ」と書かれたところぐらいに強調して表現しないと私と同じような犠牲者が続出することだろう。実際、同行者(女子)も同じ目に遭いドギマギしたそうな(具体的にどうだったか…は敢えて書かないでおきます笑)
…ここまで来て、スッポンポンになってから、やむなくさっきまではいてたパンツをはき直し、服を着直し、客室まで百円玉を取りに行く始末。
後から見れば確かに暖簾の横に「脱衣所のロッカーは100円リターン式です」と書いてはある。が、この掲示はそれこそノレンの「ゆ」と書かれたところぐらいに強調して表現しないと私と同じような犠牲者が続出することだろう。実際、同行者(女子)も同じ目に遭いドギマギしたそうな(具体的にどうだったか…は敢えて書かないでおきます笑)
客室階部分は二階だけで、吹き抜け部分に三階建てのようなタテの抜け感はないが、デコラティブかつゴージャスな演出を控えた、全体的にスッキリとしたデザインに、阪九フェリーや新日本海フェリーを擁する「SHKグループ」の船舶とは全く異なる造りであることを実感。長距離フェリーも会社が違うとこうも違うのか、と。
階下に降りても、どこかしらゆったりとした感じ。この日、それなりに乗船客はあったと思うんだけど。
階段を降りた踊り場スペースは、ちょっとしたステージとしても使うことができるように設計されているようだ。この日はクリスマスツリーが飾ってあった。
まさに「船上のメリークリスマス」。
まさに「船上のメリークリスマス」。
自動販売機コーナーには軽食類にカップ麺はマルちゃん系、酒のアテ系乾き物。
給湯器周りは流し台になってて、お湯を注ぐだけじゃない用途に対応する配慮がある。
氷が欲しい場合、大抵は売店でロックアイスを買い求めるしかないのだが、この船では100円でかなりの量が出てくるアイスディスペンサーを導入。
電子レンジは分別ゴミ箱スペースに。
アイスクリーム&飲料系自販器も抜かりなく。アサヒスーパードライ500mlが350円。350mlは270円。阪九フェリーよりは良心的か。
キッズスペース&授乳室。遊んでるお子様はいなかったけど。
往路の阪九フェリーでは夕食に船内レストランを利用し、その充実度にちょっと驚いたものだったが、この復路では、すでに風来軒でラーメンを食べてきたことだしレストランは利用しなかった。夕食バイキング1,600円…そのナカミはいかばかりか??という興味はあったんだけど。
また、船内には2023年1月1日〜3月31日までの燃料油価格変動調整金値上げ予告があった。まったく、ロシアの、プーチンのバカ野郎のせいだ。
客室に戻る前に、船首部分の展望サロンを覗いてみる。
室内も、窓の外も、真っ暗。
客室に戻って、改めて電源コンセントが充実していることと、小さい空気清浄機が稼働していることに気づく。新しい船は、こういうところの配慮がホント行き届いていることを実感。
ベッドに寝転がって天井を眺めると、何気に木を模した設えになってたりして。こういうところにも細かな配慮があることを感じる。まったく、デザイナーのセンスに、ブラボーだ。
謎だったのは、コレまでに数々乗ったフェリーでは見ることの無かったこれらのアイコン。聞けば、左のは「火災報知器のボタンあり」で、右のは「煙感知器あり」なのだそうな。けれど、コレって世界共通規格でもなんでもなく、どうやら宮崎カーフェリーの中でのみ通用するアイコンみたいだ。
翌朝6時40分。船首展望サロンからはコレから着く神戸の街が見えた。
屋外デッキに出れば、その様はなお一層リアルに。
やはり、神戸の港は華やかだ。北海道行き新日本海フェリーが苫小牧に着いた時の、とことん真っ暗な中で味わう「え!なぁーんもないやん!!」な寂寥感とは全く違う風景。
客室の窓から、日の出。
さらに都会的な港の風景。
いよいよ下船。
この船、なかなかよかった。今度いつ乗れるかな???
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