ラーメンとんとん来@四条七本松ちょっと西:しょうゆらーめん

今回もその情報源はとしむねさんのHP。
この記事を見た時、思わず呟いた
というものも、あの祗園四条南座前向かいにあった「とんとん来」の味の復活させたラーメンを出すという「中華そばマルミヤ」の記憶がまだ新しいからである。しかしこのマルミヤは、昨年5月に左京区一乗寺に開店したのち、一体何があったのか約二ヶ月後、まったくアっという間に閉店してしまった。その時のことを私は当ブログで紹介しようと撮影した画像をブログ用に編集していたのだが、なぜか記事化することなくお蔵入りさせてしまっていた。この機会に今回の記事に貼っておくことにしよう。

さて、このたび復活の「とんとん来」、かつて南座真向かいで営業していた頃には「特製らーめん」だったあのラーメンを「しょうゆらーめん」の名でメニュー化するとともに、新たに「テールラーメン」を主力ラインナップに加えようとしている様子。

店内のメニューを見ると、さらに「四川激辛ラーメン」という、以前にはなかったものもある。この度、四条七本松に店を構えるにあたって、以前とは少し違うスタイルを目指しているように感じる。

そうとはいっても、やはり味わいたいのは「あの時のとんとん来」の、あの味。だから注文は迷わず「しょうゆらーめん」。

で、コレがその「しょうゆらーめん」。ラーメン鉢が、かつての「南座真向かい」時代とも「一乗寺マルミヤ」だった時とも違うので、見た目の印象は違って見える。

が、味わってみると、それはまごうかたなき、あのとんとん来の味。ちょっと胡麻油の香る細めのメンマ、醤油っ濃いタレの風味を外回りにまとった例の豚三枚肉チャーシュー、そして鶏と豚をしっかり煮出したあの旨味、青ネギとの相性のよさ、しゃきっとしたストレート細麺。まさしく、ここに復活である。
...大将は、昨年私が一乗寺マルミヤに食べに行ったときのことをなぜか覚えてくれていて(余程怪しい客だったのかもしれない)、このたびの「とんとん来」のコンセプトについて、南座真向かいの頃の「飲んだ後のシメ」的なラーメンよりも若干塩分濃度を控えめにして、四条七本松周辺の客層に合わせようと思っている、等々、いろいろな話をしてくれた。午後3時を過ぎたあたりのアイドルタイムに大将と、若いお弟子さんと思しきスタッフは、カウンター席の目の前にあるシンクに大量の豚ゲンコツと鶏ガラを水に浸して血抜きしながら、下ごしらえの真っ最中と、由緒正しくも実にスプラッタなラーメンスープの仕込みの原風景を繰り広げていた。この一見グロテスクな光景を、堂々と客の目の前でやるお店にハズレは少ない、と私は経験的に思う。
ともあれ、京都の名店、ここに復活である。
今度こそ、マルミヤのような短命には終わらないでほしいと切に願う。

参考までに、「とんとん来」に係る私のこれまでの記録を以下に記しておく。

2002年6月
http://www.geocities.jp/t_cognac_joyo/mise_data/kyotocity/kyotocity_tontonrai.html

2006年2月
http://blog.goo.ne.jp/t_cognac/e/72ecc3eafd385ca481a484632600a5df

2008年4月
http://blog.goo.ne.jp/t_cognac/e/5960f117b4aa0280ec752d75088d9fde

2008年8月
http://blog.goo.ne.jp/t_cognac/e/e054d83f928bef60e453660dfe601a24 


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【ラーメンとんとん来】
 11:00~23:00
 現在定休日検討中
 京都市中京区壬生森前町5
 

とんとん来ラーメン / 西院駅(京福)西院駅(阪急)西大路三条駅
昼総合点★★★★ 4.0

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