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麺将 重厚軍団@一乗寺:重厚醤油そば
あれから、かれこれ4ヶ月以上も経つが、それにしても三月五日のあのツイートは、私には衝撃だった。軍団長の心境に何が起きたのか?ソレを確かめるべく春の某日、某所にて急遽かつ極秘裏に開かれた緊急会合に参加した。その後しばらくの彼のツイートでわかってきたのは、要するに「ラーメン軍団」として数年続けてきて、いろいろと積もり積もった課題点を、いったん完全に整理し、軍団長自身がより仕事に専念できるよう環境を整えたい、という意思だった。
これは彼に確かめたワケではないが、2007年の開業当時に軍団長自身が構想したであろう店舗設計による旧ラーメン軍団の店舗は、数年間営業を続ける間に、厨房とホールの動線や、厨房内そのものでの作業上の動線も含め「こうしたい、こうしたほうがいい」といったことがいろいろ出てきたのであろう。
2007年冬、「ラーメン軍団」開業当時、私は彼に確かめていた。、「ココ、借りた場所じゃないので将来的に店の構造をどうするとか、そういうことはどうにでもできるんです。」と。
で、彼は、開業十年を待たずして確立した自身の営業スタイルに最も合うよう店舗のビッグモデルチェンジを敢行した。 この日、実際の店舗に訪れてみたら、店内の構造...厨房と客席の関係性等が旧ラーメン軍団だった当時とは様変わりしていた。
大きな変化その1:食券制導入。かつ、昼の部の麺は「重厚醤油そば」のみに絞り込んだ。それでいて、昼の部だけ「からあげ」が注文可能としたこと。
大きな変化その2:レンゲもお箸もコップもお冷も、完全セルフサービスに。
三種の味変粉末は、旧来通り。
大きな変化その3:俄然広くなった厨房。(そのぶん、カウンター席後ろのスペースが狭いが、それでも厨房の効率を重視したのだろう)
この日の重厚醤油そば。かなり醤油っ濃いが、しょっぱくはない。グイグイいける。二種のニクもゴージャラス。肉マシしなくてもゴージャラス。しっとりの半熟煮玉子、粗めに刻まれたタップシのネギ。そして、徐々にスープに溶かし込む刻みショウガ。ぱっと見には新福菜館みたいだが、味わい的には別物。ココでしかない独自性。
中細ストレート麺は結構な量。
カウンター席眼前の小さなフライヤーで、ラーメンの調理の合間に同時進行で丁寧に二度揚げされるカラーゲ。この日、昼から業務だったが、カラーゲはニンニクヌキだと聞いていたので安心して注文。ニンニクヌキでキチンと味わわせてくれる下味の工夫。ホント、手を抜かない仕事。
重厚醤油そばの麺を平らげ、スープを残した状態で、1回だけ無料サービスの最新型炊飯器で炊かれたゴハン。
開業当時からゴハンの美味さはピカイチなのだ。これは必食。重厚醤油そばの汁と、カラーゲとでしっかりいただく。ああ、夜の部も来ないと。
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