カモノセキャビン@京都市右京区京北町:さくらのシフォンケーキセット

園部のうを亀本店で、すっかり堪能した今回のドライブ一行、いつもだったら二軒目・三軒目とラーメンツアーになるのが常だが、今回はうを亀本店の味わいにすっかり満足してしまって、他を当たる気がどこか失せてしまっていたこともあり、京北・口丹あたりのカフェを目指すことにした。で、一旦”ZEROーBASE”というバイク乗りが集う場所を目指すが、雨天ということでか、営業してなかった。で、「そういうことならコッチもあったよな」ということで、カモノセキャビンへ。自分がバイクの免許を取った頃に開業したことはなんとなく覚えているが、これまで訪れたことはなかった。(と、思っていたがSNSを通じた友人とのやり取りによれば昔、この周辺の林道ツーリングで一度寄ったことがあったみたいだ。しかし、本人がその時のことを全然憶えていないので、やはり初訪のようなもんだ)
お冷のボトルにグラス、どちらにもオリジナルのロゴマーク。
メニューは全く、喫茶店然としたもの。ガッツリ食うなら、カレーかな。
メニュー表とは別に「山菜セットA」なるものもあった。Aがあれば、B もあるのだろうか?(マスターに聞けばよかったかな)
先に「うを亀本店」を訪れた我々は、ケーキセットを注文することにした。
店内、1980年代の頃から残る数々の漫画・バイク雑誌、それにアップライトピアノ。ココでライブなんか出来たら、最高かもね。
ケーキセット、私はさくらのシフォンケーキとホットコーヒーで注文。
コーヒーカップにもカモノセキャビンのロゴマーク。
コーヒーに付いてくる小さなクッキーにまで、カモノセキャビンのロゴマーク。
この日は雨で、4月中旬ながらも薄ら寒い日だった。店内には薪ストーブが焚かれてあり、豊かな輻射熱をログハウス全体に行き渡らせている。
窓の外には苔むした屋根の小屋が見える。およそ豊かな自然に囲まれた素敵な風景である。
ちなみにその小屋は雪隠であり、用を足しに向かえば、私のような昭和世代には、幼少の頃に過ごした記憶を鮮やかに思い起こすようなノスタルジイに満ちた匂いを感じ取ることが出来る。つまり…そういうことである。そして、そうしたところにこのお店が大事にしていることを同時に感じ取ることが出来る。
そのことについてココで書き始めると、もうとめどもないが、カモノセキャビンはもとから喫茶店として始まったものでなく、マスターはバイク乗りではなく、けれど1980年台のバイクブームの頃には京北ツーリングの休憩ポイントとして大勢のお客で繁盛し、けれどいまだに小屋の雪隠はノスタルジックな匂いに満ち…。
コーヒーとシフォンケーキと猫と薪ストーブの間で、半袖Tシャツ一枚姿のマスターと二時間以上のおしゃべりを楽しんだ。今、このお店に訪れるお客は、一度訪れるともう二度と来ないか、常連になってしまうかのどちらかだという。つまり、マスターとの会話が楽しいと思えるか、そうでないか、だ。そういえば、そんなマスターがいる喫茶店って昭和の頃にはよくあったよなぁ…。何よりビックリしたのは、時々お店のお手伝いに訪れるマスターのお孫さんが、以前から私の知る人物であったこと。やはり世間は広いようで狭い?ともあれ、近頃味わうことのなかっためちゃくちゃ楽しい「おしゃべりの時間」が、ココにはある。たぶん、また行くかな???
ちなみに、この日マスターから聞いた話は、その一部がここでおさらいできるようだ。

カフェ カモノセキャビンカフェ / 南丹市その他)
昼総合点★★★★ 4.0

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