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つけ麺60(ロクマル)@近江八幡市東川町
ホント、ネット上の情報でもなければ、ちょっと近寄りがたいような「関係者以外立入禁止」的雰囲気。ワザワザこんなところを白頭鷲に共通させなくてもいいようなもんだ(笑)。
おおよそ客を呼び込む姿勢をほとんど感じない「殺風景」なエクステリアにもかかわらず、開店して二月が過ぎようとしている今、個人経営のラーメンが近所に少ないこともあってか、すでに地元のお客さん達からも多くの認知され、また人気もあるようで、私が入店した時には幸い待つこと無しに席に着けたが、その後ひっきりなしにお客がやって来て順番待ちになった。
白頭鷲と同じく食券制。このお店では食券は「利用券・UTILIZE TICKET」のようである。まあ、券売機なんて使えればなんでもいいさ。
今回はシンプルに「つけ麺」を注文。
もともとはCoco壱番屋だったという店舗はかなり広い。
その、Coco壱番屋だった頃には四人掛けテーブル席であったと思われる空間にはロングシートの待合い席を設え、広い店内ながらカウンター席9人と、ひとつだけある4人がけテーブル席のみ。このガランとしたやはり店内も、やっぱりどこか白頭鷲的殺風景。
きっと、わざわざ白頭鷲のあの怪しい店舗センスに似せようとしたのでなく、だだっ広い店舗物件を店主一人で切り盛りできるように設えようとしたら、結果的にこうなりましたということなのだろう。...逆に考えると、滋賀のこの辺りで、いや、そうでなくとも、駐車場は一定台数確保しつつ、店主ひとりで経営できるこじんまりとしたサイズの店舗物件なんて、そうそう無いわなぁ...ある程度の大きさの駐車場があれば、店舗もそれなりに大きいのが普通だろう。このお店のどこか殺風景なつくりから、そういう事情が推察できる。
かつて白頭鷲で行われていた二毛作営業「鷲掴み」(...私は結局行けず仕舞いだったが)を当時任されていたヨモちゃんがここの店主。休日の昼の忙しい時間帯、少々テンパりつつも、スープの仕込みはもちろん、麺場、盛りつけ、ホール係、レジ係etcを一人でこなす。
しばらく待つ後、注文の品到着。麺量は並サイズで200g。
切刃番手10番の超極太麺。モッチリとしたコシ、ワシワシといける食べ応え、むわっと漂う小麦の香りそして味わい。
その麺を、煮詰めを重ねて水分を飛ばし超濃厚に仕立て上げた動物系出汁を柱とする豚骨魚介のつけ汁。白頭鷲のつけ麺とはまた違っていて、アマウマ主体の方向性の奥に仄かに柚子のような柑橘類の隠し味。麺に浸してズゾゾと啜って...無骨にして豪快。そして「太い!」「濃い!」と特徴が明快な味わい。基本のつけ麺がコレなら、カレーつけ麺もかなり期待できそうな感。コレならテロんとした仕上がりのところに炙りを入れたバラロールチャーシューもウマい。
麺を平らげた後、つけ汁はスープ割りにしてもらう。あっさりとした魚ダシでわったところに刻みタマネギを加え、レンジで温め直して提供してくれる。コレで、ラーメンのスープ程度の濃さかなぁ?いずれにしても、外から見える取っ付きにくさとは裏腹に、また来ようと思えるだけのナカミのあるものを食べさせてくれるお店であることをココに書いておきたい。
...ということで、湖国のブロガー諸兄に遅れること(開店後)ほぼ二ヶ月経過しての様子でした。
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【つけ麺60(ロクマル)】
11:30~14:30
18:00~21:00
水曜日定休
近江八幡市東川町137
P:あり
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