自家製麺と定食 弦乃月@彦根市西葛籠町:煮干し(汁無し)&醤油そば月光

2020年12月をもって愛荘町にあった店舗を閉じ、2021年1月(の何日だったっけ)から彦根市に移転した弦乃月。この物件、2019年10月10日に開業したが、新型コロナウイルスの影響により閉店を余儀なくされた「カルボーネ」というイタリア料理店の居抜き物件であるようだ。
お店の入り口のところに小さく「弦乃月」のロゴ。インターネットに縁のない人には、一体ココがなんの店であるのか判ろうはずもないのではないだろうか。
お店舗の扉には、諸々の注意事項が掲出されている。「お客様へのお願い」に書かれている内容は、従来の弦乃月をご存知の方にとっては「このお店の当たり前」的事項。
とりわけ注意すべきは、お店前の駐車スペースに「駐車してはいけないスペース」があること。この画像だけではワタシもわからなったが、現地に行って確かめてみればどこが駐車禁止なのか、分かる。
この日は日曜日で、いつも概ね朝5時に始まるネット受付に5時15分頃アクセスして申し込んだら84番目だった(やはり土日の予約争奪戦は激しい)。移転前の愛荘町時代はこの番号でどれぐらいの時間に現地入りしていれば良いか概ね察しがついた。が、今回は初めて訪れる場所。駐車場の環境もわからない。そのため、少し早めに出発し11時頃に現地着。で、11時22分に来店案内が届いた。さて、入店しよう。
店内には今回の移転を機に新たに導入された券売機。
大きなボタンには「醤油そば弦乃月ブレンド」と、白醤油版の「醤油そば月光」、及びそれぞれの肉増しバージョンである「肉そば」の4種。初めて訪れる方は「醤油そば弦乃月ブレンド」を選ぶが吉だろう。
厨房に面するカウンター席4席はまさにアリーナ席。テーブル席の木のテーブルは素朴さと高級感のある無垢材。椅子は愛荘町時代の店舗で使っていたもの。
今回、同行者は醤油そば月光を、ワタシはレギュラーメニューに新たに加わった煮干し(汁無し)に白飯小を付けて注文。
醤油そば月光の方は、移転前の頃のデザインと変わらず。2種のチャーシューにメンマ・豆もやし・白ネギの上に紅蓼をトッピング。
そして、白飯小に煮干し(汁なし)。
スライサーで薄切りしたレアチャーシューに柚子がほんのり香る鶏チャーシュー。いずれもしっとり柔らか。とりわけ鶏チャーシューの食感は、ああ、つい温度や時間を長めに仕上げてしまいがちな素人の自作とはまるで違う。
このメニュー、「汁無し」という名だが、汁は、ある。ただし通常のラーメンのように麺がスープに浸り切ってはおらず、あくまで麺と汁を和えて(混ぜて)いただくことを前提にしているものなので「汁無し」としているのだろう。その白濁したスープは鶏白湯だと思われる。この日時点においては、このメニュー以外に白濁スープを用いたメニューが見当たらなかった。この白湯は汁無し煮干し専用か?そこにさらに粉末状にした煮干しと醤油のタレに絡めた平打ち麺。
コレらをトッピングの海苔とオニオンスライスと絡めて啜る。今までに味わったことのない味わい、食感。作り手のアタマの中の引き出しには、これのモデルとなる作品があるのかもしれないが、ワタシの、広いとはいえない食経験の中では出会ったことのない麺料理だ。
麺を平らげた後には、汁無しとはいえ、いくばくかの汁が残る。そこに白飯を投入してさらに楽しむ。
「汁あり」の弦乃月ブレンドに醤油そば月光、はたまた塩そばに味噌、コレらは移転前の店舗でひとしきり味わってきたが、ここにまた新たに魅力的なレギュラーメニューが加わった。今回の移転にあたり、個人的な難点は以前より若干お店が遠くなってしまったことだ。けど、また機会を作ってきっと食べに来ることになるだろう。いや、食べに来ることにするだろう。


自家製麺と定食 弦乃月ラーメン / 尼子駅河瀬駅高宮駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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