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みつもりHouse@ラーメン家みつ葉:鯛のままにわがままに僕は豚だけを炊き続けTAI

昨日に引き続き午前の仕事終えた足で、この日は富雄に向かう。するとラーメン店の店先には、Tシャツが2枚干してあった。
この2枚のTシャツ、決して洗濯物ではなく、本日のノレンということだそうな。
そして、Tシャツノレンの後ろには、B’zのあの歌を替え歌にした歌詞が全編書いて掲示してあった。
さて、「ラーメンモリン」店主モリンと「ラーメン家みつ葉」の杉浦店主がかつて同じバイト先で勤めていたつながり(?)だったとかいうことは聞いたことがあるし、これまでに二人が何度かコラボ営業をしたことがあることを知ってはいるが、果たして今回はどういう経緯でコラボ臨時営業することにしたのかについては知らない。
ともあれ、常日頃でさえ行列の絶えないラーメン家みつ葉において、この手のイベント的臨時営業となるとコレは相当に混雑することになるだろうと覚悟し向かった。が、結果的には30分程度待ちで食事にありつけたのはありがたいところだった。
ということで、この日だけの限定メニュー。
醤油か、塩か、さて...しばし迷って...
醤油の方を選択。
厨房の寸胴は営業時にも小まめに攪拌される。こういう煮込み方だと当然水分は絶えず蒸発していることになる。そのため、蛇口からはごく少量の水滴をこれまた絶えずポタポタポタと注がれ続けている。こういう姿を堂々と見せてくれるお店は、僕はやはり大好きだ。
そして、お店に来る前に予測していたよりもはるかに早い時間でありつけた今回の二人のコラボ。
詳しくは知らないが、この鯛豚骨を初めてリリースするのは今回が2度目らしく、前回の第1回の時は、あるスタンプラリー参加達成者200人超に対して限定杯数150食で、これを食べるためにはスタンプラリーをコンプすることが行列に並ぶ「資格」でありながら、お店に行って行列に並んでもありつけるかどうかの保証はない、というものであったそうな。
そんなスタンプラリーを機にラーメン食べ歩きに目覚めた人も多いことだろうが、あの時に並んだ「有資格者」の方すべては、果たして「どうしても食べたい限定」にありつけたのだろうか?その時の様子は知らないが。
今回はさほど待つでなく「俺のラーメンあっぱれ屋」通常営業時クオリティを直伝されていることが十分に伺える素早いオペレーションだった。
通常の「みつ葉」の麺は、中太ストレート。今回の限定は平打ち気味の幅広麺。みつ葉の自家製麺だと思うが、こういう切刃も持っているってことね。スープのボディは「みつ葉」の豚CHIKI。あのダシ、師匠格・仙度さんトコの豚骨魚介をベースにさらに鶏の旨味が加わって、通常メニューもとびっきりの旨さ。そこに鯛の煮干し特有のちょっと「むわっ」と来るテイストが加わり、なんとも美味い。同じ奈良にある「麺人ばろむ庵」も、その草創期に鯛の煮干しを使っていたが、なんでも安定供給が難しいらしいですね鯛の煮干しって。だから、どのお店でもレギュラー化は難しく、今回のような「限定」にならざるを得ないんだろなぁ。チャーシューは...レアチャーシューではあるけれど、あっぱれ屋直伝のブラックペッパーを塗してソテーしてから仕込んだ「みつ葉」の通常のチャーシューとは異なる感じ。これはモリンが担当したのかな?メンマも「みつ葉」のレギュラーで出されているのとは違って穂先メンマを乗っける。味わってみると、あっぱれ屋DNAを感じるジンジャーテイスト。これは杉浦店主の仕事だろう。
ともあれ、もとは「みつ葉」の豚CHIKIをボティとしながらも、いつもとはまた違った志向で、かつ飛びっきりの美味いヤツであったことに、間違いはない。
帰り道「麺屋 裕」付近、山科東野交差点にて、見事な虹!!
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