手打ちそば いしばし@甲賀市甲南町上馬杉:ざるそば定食大盛&かけそば定食

おソバを頂きに出かけるのはほぼ2ヶ月ぶり。この日訪れたのは限りなく三重県境に近い滋賀県内。
「和風ダイニングバー 拓庵」として営業する古民家店舗が、土曜日・日曜日の午前11時~午後2時までの間のみ「手打ちそば いしばし」として営業するお店らしい。某夕べ口ぐでは「手打ちそば拓庵」の名で登録されているのは、この「手打ちそば いしばし」のこと。コチラのサイト を見に行けば、このお店のことが具体的に分かる。ちなみに、駐車場はなく、お店の前を通る滋賀県道135号上馬杉上野線の路肩に車を駐めることになる。(十分に駐車できるだけの幅があり、駐車禁止区域ではないようなので法的な心配は無用のようだ。)

私たちが到着したのは午前11時35分頃。店先では季節限定のやきいもの販売が始まろうとしており、そこに居た男性に「おソバですね、やってますよ、どうぞ!」と案内された。その男性、私たちと同じ客人だと思っていたが、実はこれから焼き芋の販売を始めようとしているお店の方だった。
扉を開いて入店すると右側には5席ばかりのカウンター席があって、最初ソコに座ろうとしたが、部屋席の方が温かいからと、座布団の席に通していただいた。各テーブルは衝立で仕切られていて、コロナ対策という点はもちろん、隣客の視線を気にすることないよう配慮されている。
その衝立に貼ってある「蕎麦」についてのお話し。曰く、
・当店使用の蕎麦は地元宮地区で収穫した常陸秋蕎麦。
・栽培面積約14haで作付け、お盆過ぎに播種し11月初めに蕎麦専用コンバインで収穫。
・店主自ら栽培・収穫・感想・調整し当日使用分のみ蕎麦を挽き、いわゆる「蕎麦の三たて」を実現している等々。
お店で使用する蕎麦については、去る10月に訪れた下呂の夕べ口ぐブロンズ受賞店「仲佐」と同等の現地主義を貫いておられるようだ。

しかし、「おしながき」に表示されている価格は、下呂の仲佐に比べ圧倒的に廉価。かつ安心と納得の価格。下呂の仲佐は、ざるそば一枚が1400円。ほぼ、倍額だった。

各蕎麦に、季節のかき揚げ・いなり寿司・小鉢が付く「定食」も、やはり廉価。
単品の「そばがき」は500円。下呂の仲佐の「そばがき」は2000円だった。4倍も違うではないか!で、ワタシはざるそば定食大盛り1350円を、同行者はかけそば定食1100円をそれぞれ注文。

しばし待つ後出来上がってきたざるそば(大盛)定食。いなり寿司に大ぶりのむきエビが載ったかき揚げにさつまいものきんとん。
蕎麦は十割でなく二八だそうだが、もちもちとした弾力感、コシもしっかりしてて啜り込んで快い。大盛りを頼んだことで量的にも十分満足。
同行者注文のかけそば定食。温い状態なので、ざるそばの食感と異なるのは当然だとしても、出汁の味わいとともに十分満足な内容。
頃合いを見計らって提供していただくそば湯も、とろっとしており蕎麦つゆと併せてありがたくいただく。

会計時、レジの所には手作りこんにゃく・おはぎに地場産野菜等がたくさん売ってあった。
地元小学校の体験学習にも対応されている様子。こどもたちは体験を通して貴重な学びを得たことだろう。
今回、ネット上で偶然見つけて初めて訪れたが、廉価なのに商品の中身は十分以上に素晴らしく、実にイイお店に出会えたことが嬉しかった。ワタシの中で、日本蕎麦は、ラーメンやうどんに比べて高価なものというイメージがあるのだが、必ずしも高価なお店ばかりではないことを今回知った。

手打ちそば 拓庵 そば(蕎麦) / 甲賀駅油日駅
昼総合点★★★★ 4.5

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