弱い雨が残ったのは早朝までで、以降は回復、昼前には青空が大きく広がりました。
湿度は下がらず、ややムシムシしましたがこの日差しは貴重、各野菜たちも日を
たっぷり浴びました。
今日の収穫はキュウリ1本、ゴーヤ1個、ピーマン3個でした。ピーマンはあとから
見落とし分1個を追加収穫しています。キュウリは、大荒れのあとでは一番いいものが
とれました。完全復活は望めなくとも、もうひと踏ん張り粘ってくれるかもしれません。
早朝ゴーヤにたくさんのミツバチが集まっていました。10匹はいたでしょうか。
たしかに今、ゴーヤはたくさん花を咲かせていますが、普段それほど蜜を目的に
虫が多く集まることはなさそうですし、理由がよくわかりません。早朝だけ香りが
増すとか… ゴーヤはちみつとれそうな気もするな、苦み走った大人の味。
もしかして、ゴーヤ収穫アップの兆し? 我が家では今くらいのスローペースの
収穫で十分で、それ以上とれても食べきれないですけどねえ。
そういえばやはり早朝、この時期には珍しく、メジロのつがいが庭にやってきました。
庭には今メジロが好みそうな花は咲いておらず、レモンの木のあたりをしばらく
うろついた後飛び去りました。長雨で、山に食料が見つからないのでしょうか。
あまりに極端に暑い夏はご免被るとして、たぶん今多くの人々は、一日も早い
梅雨明けを待ち望んでいるはずです。
それはいつ生まれたのか誰も知らない巨大な芋虫が、突然出現しました。
母が庭先(門扉の近く)の草取りをしていたら、出てきたので驚いたそうです。
大きさもさることながら、銀色に輝いているのがより不気味さを増幅させます。
スズメガの仲間の幼虫だと推察されますが、これだけ大きいと、顕著な食痕やゴロゴロとした
フンなどで気づきそうなものの、周囲にそれらしい痕跡は見当たりません。一体どの葉っぱを
食べて、ここまで巨大化したのやら。
彼の体には正義の血が隠されているとはとても思えず、我々からすると害虫である可能性が高く、
しかしながらすでにさなぎ化寸前だと思われ、今更処分するのも気が引けるので、そのまま
放置することにしました。
「早くさなぎになりたい!」
ところが彼、かなりパニくってまして、土のある部分(草木を植えている花壇)には
15センチほどの段差があり、それをよじ登ることができないのです。慌てず吸盤など使えば、
本来それほど困難な作業ではないでしょうに。
さすがにそれを手助けまでする必要もあるまいとしばらく様子を見ていたら、コンクリートの
部分で暴れまわっているうちに、アリに気づかれ、攻撃を受け始めました。複数のアリに交互に
噛みつかれ痛いのでしょう、のた打ち回り見悶えながら、やがてアサガオの植えてある
プランターの下のほうへ入り込み、追跡が困難になりました。
外出の用事があったので身支度して、十数分して出てきたら、彼はカーポート内で仰向けになり、
すでに虫の息でした。アリの牙には毒性があり、それがまわり、体が痺れて動かないのかも
しれません。前に述べたように、うちのアリは暴虐で、生きている昆虫にも猛然と襲い掛かります。
このところアゲハチョウの幼虫をほとんど見かけなくなったのは、アリの攻撃によるためかもと
思っています。
二時間ほどして戻ったら、彼の姿は跡形もなく消えていました。あんな大きなものを寄ってたかって
運んでしまったのでしょうか。我が家のアリは侮れません。