本日は60年代のブルーノートを支えた才人デューク・ピアソンを取り上げたいと思います。ピアニストとしてブルーノートと契約し、1959年にトリオ作品「プロフィール」でデビューした彼ですが、もともとアレンジャーとしての才能があったのか、徐々に編成が大きくなっていきます。64年「ワフー」と66年「スウィート・ハニー・ビー」が3管編成のセクステット、67年「ザ・ライト・タッチ」が5管編成のオクテット、そして同年の「イントロデューシング・デューク・ピアソンズ・ビッグバンド」でついに念願のビッグバンドを結成するに至ります。本作は翌68年に録音されたビッグバンド2作目です。

メンバーはトランペット5名(ジム・ボッシー、ランディ・ブレッカー、バート・コリンズ、ジョー・シェプリー、マーヴィン・スタム)、トロンボーン4名(ガーネット・ブラウン、ジミー・クリーヴランド、ベニー・パウエル、ケニー・ラップ)、サックス5名(ジェリー・ドジオン、アル・ギボンズ、フランク・フォスター、ルー・タバキン、ペッパー・アダムス)。リズムセクションはピアノがリーダーのピアソン、ベースがボブ・クランショー、ドラムがミッキー・ローカーの合計17名から成ります。フランク・フォスター、ペッパー・アダムスらベテランもいますが、大半はポスト・バップ世代のミュージシャンですね。曲もベイシーやエリントン風の古き良きビッグバンドサウンドではなく、60年代後半らしいモーダルな曲が中心です。特に“Amanda”“Minor League”“Make It Good”等ピアソンの自作曲が秀逸で、シャープなアレンジに乗って各メンバーがソロを繰り広げる様が圧巻です。一転、スタンダード曲“Here's That Rainy Day”“The Days Of Wine And Roses”はしっとりしたバラードに仕上げられており、メリハリも利いています。ブルーノートも4300番台になると再発売がほとんどなく、これまで取り上げらることがありませんでしたが、なかなかの隠れ名盤と思います。

メンバーはトランペット5名(ジム・ボッシー、ランディ・ブレッカー、バート・コリンズ、ジョー・シェプリー、マーヴィン・スタム)、トロンボーン4名(ガーネット・ブラウン、ジミー・クリーヴランド、ベニー・パウエル、ケニー・ラップ)、サックス5名(ジェリー・ドジオン、アル・ギボンズ、フランク・フォスター、ルー・タバキン、ペッパー・アダムス)。リズムセクションはピアノがリーダーのピアソン、ベースがボブ・クランショー、ドラムがミッキー・ローカーの合計17名から成ります。フランク・フォスター、ペッパー・アダムスらベテランもいますが、大半はポスト・バップ世代のミュージシャンですね。曲もベイシーやエリントン風の古き良きビッグバンドサウンドではなく、60年代後半らしいモーダルな曲が中心です。特に“Amanda”“Minor League”“Make It Good”等ピアソンの自作曲が秀逸で、シャープなアレンジに乗って各メンバーがソロを繰り広げる様が圧巻です。一転、スタンダード曲“Here's That Rainy Day”“The Days Of Wine And Roses”はしっとりしたバラードに仕上げられており、メリハリも利いています。ブルーノートも4300番台になると再発売がほとんどなく、これまで取り上げらることがありませんでしたが、なかなかの隠れ名盤と思います。