当ブログとしては非常に珍しく、東京の話題を3つ。
1.電車2段重ね@上野駅
かつては東北・上信越方面の特急が発着し、一時は東北・上越新幹線のターミナルであった上野駅。新幹線が東京駅まで延伸されてからは、我々東北人が乗り降りする機会が減った。
ただし、各駅から上野駅までの新幹線特急料金は、東京駅までよりも必ず200円安く設定されているので、上野で降りて節約するのも一興(秋田からの場合、大宮で降りるともっと安いけれど)。
※企画乗車券の多く(「こまち東京フリーきっぷ」など)は、上野でも東京でも料金は変わりません。上記は、通常の新幹線特急券の値段のことです。
久しぶりに上野の地下ホームで新幹線を降り、閑散とした新幹線改札内の長いエスカレーターを乗り継いで、地上へ出た。在来線側は人が多く、東京へ来たことを感じる。
この写真では人があまりいませんが
上野駅の在来線ホームは、改札口からまっすぐにあって行き止まりの「地平ホーム」(13~17番線)とその上のフロアの「高架ホーム」(1~12番線)に区分される。
山手線と京浜東北線は必ず高架ホームに止まるが、宇都宮(東北)・高崎・常磐各線の列車は両方のホームに出入りするので、上野到着時の列車の車内放送では「低いホーム(または高いホーム)の○番線に到着します」と案内される。
今までじっくり上野駅内を見たこともなかったが、
上下に電車が重なっている!
上が12番線の常磐線、下が15番線の宇都宮線かな。
上下に重なっているのを駅の中から見られるとは知らなかった。おもしろい光景だ。昔からこうだったっけ?
石川啄木の歌碑
以前は新幹線改札内にあった(?)ものを、15番線に移設したようだ。
現在、2013年の完成を目指して、(今は上野止まりの)宇都宮・高崎・常磐の各線を東京駅まで直通運転させるための工事が行われている(東北縦貫線計画)。そうなれば、上野駅の姿、役割、人の流れなどは、また変わるのだろう。
2.新旧新幹線@東京駅
東京駅へ。
こちらの記事でも紹介したように、JR東日本では、駅構内の各種案内表示を蛍光灯からLEDを使った薄型のものに更新している。
2月2日の同社のリリースによれば、「エコ薄型電気掲示器」といい、消費電力は蛍光灯式の約4割。2009年1月から導入し、現在約120駅に約1800台が稼働しているという。
東京駅でも各所で見かけた(JR東海管轄の東海道新幹線改札内は除く)
その表示で気になったのが、新幹線のりばを示すピクトグラム。
東海道・山陽新幹線(両新幹線は一体化してるという考えで、東京駅でも「山陽」が表記されるんだ)
背景が同新幹線の車体のラインでもある青地で、正面から見た「700系」車両が白抜きで描かれている。
国際的な共通のピクトグラムとして「新幹線」があるわけではなく、独自に(JR東日本と東海が協議して?)決めたのだろう。
現在、700系の後継車種の「N700系」が増備されており、来月のダイヤ改正以降は定期「のぞみ」の約7割がN700系で運転されるそうだ。今後700系は「ひかり」「こだま」に活躍の場を移していくのだろう。だったら、それを見越してN700系の絵にすればよかったんじゃない?
※以前の記事に両形式が並んで写っています
一方、JR東日本が運行する東北・山形・秋田・上越・長野新幹線(長いっ)の方は、
丸っこい、元祖200系!!
僕のような古い人間にとっては、いかにも「新幹線」といった姿だし、かつての東北上越新幹線のラインである緑色地だから、直感的に分かりやすいことは間違いない。
かつては、同じデザインで背景を青くして、東海道・山陽新幹線を示していた(つまり0系)はずだ。
でも、今は200系電車は東北・上越新幹線のごく一部でしか見られず、長野・山形・秋田の各新幹線には入らない(入れない=山形・秋田はトンネルやホームでつかえてしまうし、長野でも電源や安全装置が未対応)車両。若い人はこれを見て、「新幹線」を連想できるだろうか?
JR東日本は、このマークが好きならしく、盛岡駅構内には何か所も表示があった(大型のものも含む)はずだ。秋田駅でも一時、中央改札の上に特大のこのマークが表示されていたが、いつのまにか「こまち」のイラストに替えられたはず。
そして、最近(少なくともここ1年以内)更新された東京駅の新型表示器にも、他社の新型車両とともに、自社の旧型車両のマークが表示されたわけだ。
新旧両者を比べてみると、700系のマークは、実際に即して単純化した感じ。
一方、200系は車両の丸さを強調して図案化されており、かわいらしくさえ見える。
21世紀の最新型LED照明に20世紀の元祖新幹線という取り合わせがほほえましく、いつまでも残してほしいマークではある。
3.中華弁当@東京
以前紹介した横浜の崎陽軒の「横濱中華弁当」の東京版「中華弁当」を入手できた。
箱の大きさは同じだが、掛け紙でなく箱に直接印刷され、デザインが異なる
中味も別。ご飯の盛り方からして違う
おかずは海老のチリソース、海老餃子、肉巻き揚げ、メカジキの中華揚げなどで、メインは
シウマイと酢豚。
もちろんおいしかったけど、横浜版とどちらが好きかと聞かれれば、僕は個人的には横浜版が好き。
東京版はやや揚げ物に偏っているし、東京の酢豚よりも横浜の鶏の黒酢風味の方がおいしい気がした。
それに、東京版は駅では買えず、混雑したデパ地下へ行かなければならないが、横浜版はホームの売店で比較的楽に手に入るから。
以上3題、たまには東京もいいかな。(今後、当分東京の記事はアップしないでしょう)
1.電車2段重ね@上野駅
かつては東北・上信越方面の特急が発着し、一時は東北・上越新幹線のターミナルであった上野駅。新幹線が東京駅まで延伸されてからは、我々東北人が乗り降りする機会が減った。
ただし、各駅から上野駅までの新幹線特急料金は、東京駅までよりも必ず200円安く設定されているので、上野で降りて節約するのも一興(秋田からの場合、大宮で降りるともっと安いけれど)。
※企画乗車券の多く(「こまち東京フリーきっぷ」など)は、上野でも東京でも料金は変わりません。上記は、通常の新幹線特急券の値段のことです。
久しぶりに上野の地下ホームで新幹線を降り、閑散とした新幹線改札内の長いエスカレーターを乗り継いで、地上へ出た。在来線側は人が多く、東京へ来たことを感じる。
この写真では人があまりいませんが
上野駅の在来線ホームは、改札口からまっすぐにあって行き止まりの「地平ホーム」(13~17番線)とその上のフロアの「高架ホーム」(1~12番線)に区分される。
山手線と京浜東北線は必ず高架ホームに止まるが、宇都宮(東北)・高崎・常磐各線の列車は両方のホームに出入りするので、上野到着時の列車の車内放送では「低いホーム(または高いホーム)の○番線に到着します」と案内される。
今までじっくり上野駅内を見たこともなかったが、
上下に電車が重なっている!
上が12番線の常磐線、下が15番線の宇都宮線かな。
上下に重なっているのを駅の中から見られるとは知らなかった。おもしろい光景だ。昔からこうだったっけ?
石川啄木の歌碑
以前は新幹線改札内にあった(?)ものを、15番線に移設したようだ。
現在、2013年の完成を目指して、(今は上野止まりの)宇都宮・高崎・常磐の各線を東京駅まで直通運転させるための工事が行われている(東北縦貫線計画)。そうなれば、上野駅の姿、役割、人の流れなどは、また変わるのだろう。
2.新旧新幹線@東京駅
東京駅へ。
こちらの記事でも紹介したように、JR東日本では、駅構内の各種案内表示を蛍光灯からLEDを使った薄型のものに更新している。
2月2日の同社のリリースによれば、「エコ薄型電気掲示器」といい、消費電力は蛍光灯式の約4割。2009年1月から導入し、現在約120駅に約1800台が稼働しているという。
東京駅でも各所で見かけた(JR東海管轄の東海道新幹線改札内は除く)
その表示で気になったのが、新幹線のりばを示すピクトグラム。
東海道・山陽新幹線(両新幹線は一体化してるという考えで、東京駅でも「山陽」が表記されるんだ)
背景が同新幹線の車体のラインでもある青地で、正面から見た「700系」車両が白抜きで描かれている。
国際的な共通のピクトグラムとして「新幹線」があるわけではなく、独自に(JR東日本と東海が協議して?)決めたのだろう。
現在、700系の後継車種の「N700系」が増備されており、来月のダイヤ改正以降は定期「のぞみ」の約7割がN700系で運転されるそうだ。今後700系は「ひかり」「こだま」に活躍の場を移していくのだろう。だったら、それを見越してN700系の絵にすればよかったんじゃない?
※以前の記事に両形式が並んで写っています
一方、JR東日本が運行する東北・山形・秋田・上越・長野新幹線(長いっ)の方は、
丸っこい、元祖200系!!
僕のような古い人間にとっては、いかにも「新幹線」といった姿だし、かつての東北上越新幹線のラインである緑色地だから、直感的に分かりやすいことは間違いない。
かつては、同じデザインで背景を青くして、東海道・山陽新幹線を示していた(つまり0系)はずだ。
でも、今は200系電車は東北・上越新幹線のごく一部でしか見られず、長野・山形・秋田の各新幹線には入らない(入れない=山形・秋田はトンネルやホームでつかえてしまうし、長野でも電源や安全装置が未対応)車両。若い人はこれを見て、「新幹線」を連想できるだろうか?
JR東日本は、このマークが好きならしく、盛岡駅構内には何か所も表示があった(大型のものも含む)はずだ。秋田駅でも一時、中央改札の上に特大のこのマークが表示されていたが、いつのまにか「こまち」のイラストに替えられたはず。
そして、最近(少なくともここ1年以内)更新された東京駅の新型表示器にも、他社の新型車両とともに、自社の旧型車両のマークが表示されたわけだ。
新旧両者を比べてみると、700系のマークは、実際に即して単純化した感じ。
一方、200系は車両の丸さを強調して図案化されており、かわいらしくさえ見える。
21世紀の最新型LED照明に20世紀の元祖新幹線という取り合わせがほほえましく、いつまでも残してほしいマークではある。
3.中華弁当@東京
以前紹介した横浜の崎陽軒の「横濱中華弁当」の東京版「中華弁当」を入手できた。
箱の大きさは同じだが、掛け紙でなく箱に直接印刷され、デザインが異なる
中味も別。ご飯の盛り方からして違う
おかずは海老のチリソース、海老餃子、肉巻き揚げ、メカジキの中華揚げなどで、メインは
シウマイと酢豚。
もちろんおいしかったけど、横浜版とどちらが好きかと聞かれれば、僕は個人的には横浜版が好き。
東京版はやや揚げ物に偏っているし、東京の酢豚よりも横浜の鶏の黒酢風味の方がおいしい気がした。
それに、東京版は駅では買えず、混雑したデパ地下へ行かなければならないが、横浜版はホームの売店で比較的楽に手に入るから。
以上3題、たまには東京もいいかな。(今後、当分東京の記事はアップしないでしょう)