「草だんご」だと言うお菓子をいただいた。
特製 峠の草だんご 6個入り
「峠の茶屋」との表記もあり、どこなく、山形県の「峠の力餅」に似た雰囲気。
峠の力餅は白い大福で、これは「草だんご」とあるから中身は違いそうだけど。
で、どこの「峠」なの?
掛け紙を広げると
「特製」の地が青森県の形。(秋田・岩手県側にカプセル型に侵略している)
右下の茶屋のイラストの看板には「名代 峠の茶屋 津軽そば」とある。
製造者欄を見ると「小巾亭」「青森市浪岡大字大釈迦(だいしゃか)」。
※「大字」の位置がおかしいような(大字浪岡大釈迦ではないか)と思ったが、これで正しいようだ。弘前も含めて青森県では「大字」を付ける地名が今も多いみたいだけど、複雑。
青森市と弘前市の中間に位置するのが、旧・浪岡町。
人の流れとしては、対弘前市よりは対青森市のほうが優勢のようで、紆余曲折あって青森市になったようだが、地理的には、青森市鶴ヶ坂との間に大釈迦峠がある。
峠は知っていたが、そこにこんな団子があったとは!
製造元の「小巾亭」も存じ上げなかったが、「こぎんてい」と読む、そば屋。
ネット検索すると、浪岡でない青森市街地に2店舗を構える小巾亭が出てくる。
浪岡大釈迦のほうは「峠の茶屋」という店舗名で、やはりそば屋でもあるようだ。
青森市内の店と大釈迦の店は、無関係ではないようだ。ただ、同一会社による別ブランドなのか、それとも関係はあるものの別会社なのか、詳しい関係は分からなかった。
ネット上の情報では、峠の茶屋は前から国道7号沿いにあり、2004年に大釈迦バイパスが開通するとそちらに移転したらしい。
草だんごは、そば以上に有名な看板商品らしく、立ち寄って買い求める人が多く、時間が遅いと売り切れるとか。
プラスチックパックに6個入り
わりと大きめで、やわらかそう。
草餅の上から、茶色いきなこをまぶしている。
中はつぶあん
より正確にはだんごより「大福」かもしれないが、この辺は全国どこでもあいまい。
思ったよりヨモギの味が弱い。むしろきなこの味が強く、香ばしくて、それはそれでよし。
あんこは甘すぎずいいあんばい。
もちろんきなこがパラパラこぼれ落ちるのは避けられないが、思ったほどは落ちなかった。
驚いたのは、餅の食感。餅らしくない。
もち米/うるち米(だんご粉)の違いにもよるけれど、普通の餅類はびろーんと伸びたり、もちもちと弾力のある歯ごたえがするもの。
ところがこれは、ほとんど抵抗なく歯が通って、切れてしまう。上の断面写真も、つまようじでカットすることができた。「ペースト状」と表現すればいいのか。
原材料名欄は「もち米粉、うるち米粉、…」となっている。
【11日追記】そば店ということで、「そばだんご」が頭をよぎったが、原材料にそば粉は出ていない。
ネット上では、この草だんごについて「餅がやわらかい」と好意的に表現している声が複数あり、受け入れられているのだろう。
餅好きとしては、これはかなり特殊な餅(もしくは大福)。「やわらかい“餅”」と表現していいのか、“餅”としてどう評価すればいいのか、迷う。まずくはないけれど。
【11日追記】山形の峠の力餅は、おいしいとはいえ、ごく普通の大福。対して峠の草だんごは、かなり個性的なものなのは確か。
特製 峠の草だんご 6個入り
「峠の茶屋」との表記もあり、どこなく、山形県の「峠の力餅」に似た雰囲気。
峠の力餅は白い大福で、これは「草だんご」とあるから中身は違いそうだけど。
で、どこの「峠」なの?
掛け紙を広げると
「特製」の地が青森県の形。(秋田・岩手県側にカプセル型に侵略している)
右下の茶屋のイラストの看板には「名代 峠の茶屋 津軽そば」とある。
製造者欄を見ると「小巾亭」「青森市浪岡大字大釈迦(だいしゃか)」。
※「大字」の位置がおかしいような(大字浪岡大釈迦ではないか)と思ったが、これで正しいようだ。弘前も含めて青森県では「大字」を付ける地名が今も多いみたいだけど、複雑。
青森市と弘前市の中間に位置するのが、旧・浪岡町。
人の流れとしては、対弘前市よりは対青森市のほうが優勢のようで、紆余曲折あって青森市になったようだが、地理的には、青森市鶴ヶ坂との間に大釈迦峠がある。
峠は知っていたが、そこにこんな団子があったとは!
製造元の「小巾亭」も存じ上げなかったが、「こぎんてい」と読む、そば屋。
ネット検索すると、浪岡でない青森市街地に2店舗を構える小巾亭が出てくる。
浪岡大釈迦のほうは「峠の茶屋」という店舗名で、やはりそば屋でもあるようだ。
青森市内の店と大釈迦の店は、無関係ではないようだ。ただ、同一会社による別ブランドなのか、それとも関係はあるものの別会社なのか、詳しい関係は分からなかった。
ネット上の情報では、峠の茶屋は前から国道7号沿いにあり、2004年に大釈迦バイパスが開通するとそちらに移転したらしい。
草だんごは、そば以上に有名な看板商品らしく、立ち寄って買い求める人が多く、時間が遅いと売り切れるとか。
プラスチックパックに6個入り
わりと大きめで、やわらかそう。
草餅の上から、茶色いきなこをまぶしている。
中はつぶあん
より正確にはだんごより「大福」かもしれないが、この辺は全国どこでもあいまい。
思ったよりヨモギの味が弱い。むしろきなこの味が強く、香ばしくて、それはそれでよし。
あんこは甘すぎずいいあんばい。
もちろんきなこがパラパラこぼれ落ちるのは避けられないが、思ったほどは落ちなかった。
驚いたのは、餅の食感。餅らしくない。
もち米/うるち米(だんご粉)の違いにもよるけれど、普通の餅類はびろーんと伸びたり、もちもちと弾力のある歯ごたえがするもの。
ところがこれは、ほとんど抵抗なく歯が通って、切れてしまう。上の断面写真も、つまようじでカットすることができた。「ペースト状」と表現すればいいのか。
原材料名欄は「もち米粉、うるち米粉、…」となっている。
【11日追記】そば店ということで、「そばだんご」が頭をよぎったが、原材料にそば粉は出ていない。
ネット上では、この草だんごについて「餅がやわらかい」と好意的に表現している声が複数あり、受け入れられているのだろう。
餅好きとしては、これはかなり特殊な餅(もしくは大福)。「やわらかい“餅”」と表現していいのか、“餅”としてどう評価すればいいのか、迷う。まずくはないけれど。
【11日追記】山形の峠の力餅は、おいしいとはいえ、ごく普通の大福。対して峠の草だんごは、かなり個性的なものなのは確か。