広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

草生津川の上の桜

2019-04-25 00:18:31 | 秋田の季節・風景
秋田市のローカルな桜の名所の1つ、八橋~寺内の草生津川。こちらも今年もきれいに咲いている。

秋田放送本社の屋上カメラからも、そのピンク色の帯を映すことができる。
その映像を見ると、あたかも草生津川の桜並木が山の斜面へ駆け上がるように続いている場所があるのに気がついた。上の写真にも写っている。
拡大
実際にはそれなりに距離(200~300メートル)があり、岡の上近く(海抜30メートルほど)に何本かソメイヨシノが生えているようだ。

岡は、草生津川の西側にある高清水丘陵の東斜面ということになる。
旧国道と新国道の間、草生津川から東斜面の上までが、「寺内児桜(こざくら)」。
ほとんど土地勘のないエリアだけど、川岸~斜面ふもとだけでなく丘の上にも住宅があるようだ。

現地へ行ってみたのだけど、詳細にはレポートしません。
桜の根本までは近づけなかったし、反対に草生津川の桜並木を見渡せるような場所もなかった。(ちょっといい場所はあったので、それについてはいずれ)

こんもりと花をたくさん咲かせており、本数のわりにボリュームがある木が多かった。どれもソメイヨシノなので、人為的に植えられたものだと考えられる。
民家の敷地内にありそうな木もあったが、民家から離れた沢のような斜面に生えて管理されていなそうな木もあった。山の土の栄養と日当たりの良さで、見事に枝を張って花を咲かせているのだろう。
「児桜」の地名は、江戸時代の紀行家・菅江真澄が「児桜というめでたき花」があると記したのが由来だそうで、昔は「ちござくら」と読んだらしい。もしかしたら、それにちなんで後年、ソメイヨシノを植えたのかもしれない。


千秋公園の西斜面。御隅櫓の下のあずまやからも、草生津川は見えないものの、
児桜の斜面の桜は見えた
コメント
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